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p_fさん のコメント

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p_f
> バーンズ氏は「最新の推計では(ロシア軍の)死者は1万5000人ほどで、負傷者はその3倍程度だ。大きな損失だ」と明言した。ウクライナの死傷者に関しては「おそらくロシアより少し少ないが、かなりの死傷者が出ている」と述べた。

1万5000人の死者が本当なら大きな損失は確かだろう。だが、一頃、ウクライナ側に毎日 兵士 数百人の死者が出ていると伝えられた。累計ではロシアの損失どころでないだろう。バーンズについては以下のような記事もあった。即ち、ご紹介の日経が出したCIA分析も、DSが「ロシア劣勢」「戦争継続」願望を正当化するための眉唾記事でないか-

GP May 8, 2022

UKRAINE UPDATE:CIAの無策、ロシアの大釜、ウクライナのマフィア
https://www.thegatewaypundit.com/2022/05/ukraine-update-cia-ineptitude-russian-cauldrons-ukrainian-mafia/

ラリー・ジョンソン記

誰かが自分がいかに重要かを語っているとき、その人はあまり重要ではないことを示す良い指標となる。同じ原則がCIAにも当てはまると思う。先週、CIAの情報のおかげで、ウクライナ人がロシアの将軍を何人も殴り、巡洋艦モスクワを沈めたと情報筋を通して自慢しているのだ。

CIAが本当に秘密を守ろうとし、隠れた援助の手を宣伝することを避けていた時期があった。ソ連がアフガニスタンを占領していた1980年代、CIAはロシアを追い出そうとするイスラム戦士の武装と訓練を任された。特にCIAがムジャヘディンをスティンガーミサイルで武装させ始め、ソ連のヘリコプターが空から降ってくるようになった頃、国民はその事実を知ることはなかった。今のCIAは もはや そうではない。

ウクライナの民兵をゲリラ戦のために訓練し、武器を供給し、重要な情報をウクライナに伝え、それがロシアの標的を攻撃するために使われるということが公然と語られているのである。このようなリークはウクライナ軍を強化するどころか、弱体化しているように見せている。彼らは自分たちだけではロシアと戦うことはできない。その通り。彼らには武装強化のためにパトロンが必要だ。もしあなたが玉座の後ろにいる権力者なら、そのことを黙っているべきだ。沈黙は特権的な地位を守るのに役立つからだ。

ロシアの情報専門家は、米国が一体何をしているのか、頭を悩ませていると思う。おそらく彼らは こう訝しむ:この機密情報のリークは、ロシアに架空のリスを追わせるための巧妙な資本主義の陰謀なのだろうか?それとも、米国人は単に無能なのだろうか?━私は、無能であるという説明に賛成だ。

CIA長官ウィリアム・バーンズの最新の公の発言はその一例である。

“CIA長官ビル・バーンズは土曜日に、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナでの戦争の第二段階に多くのものを賭けており、軍事衝突を「倍返し」することがまだ彼の最善の道だと信じている、と警告した。この考え方が、係る第二段階を少なくとも第一段階と同じくらい、もしかしたらそれ以上に危険なものにしているとバーンズは言う。「バーンス氏は、ワシントンで開かれたフィナンシャル・タイムズ紙のイベントで、プーチン大統領について次のように語った。「彼は今、まだ『倍返し』で前進できると確信しているのだろう」「ウクライナに関する彼の信念と、ロシアがウクライナの抵抗力を削ぎ続けることができるという現実━これらが まだ揺らいでいるかどうかは分からない」とも付け加えた。「というわけで、賭け金はかなり高いのだ」”

バーンズが示した現実との乖離は恐ろしい。プーチンはウクライナの非軍事化と脱ナチス化の意図について、公の場で非常に明確にしている。プーチンが二の足を踏んでいるというバーンズの主張は、ウクライナがロシアの攻勢を退け(つまり第一段階)、ロシアは今、敗北の残骸から勝利を救い出すのに必死なのだ、という誤った結論に基づいており、そのことを念頭に置いて、今日のドンバスとクリミアの出来事を考えてみよう。(以下省略)
No.8
28ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。