記事へ戻る りゃんさん のコメント りゃん トルコか。 フレデイさんは、トルコが2019年にウイグルの人権問題について中国を厳しく批判したことを覚えてるのかな。そしてその後エルドアンが習近平に会ったときに態度を180度かえてシッポをふったことも。トルコなんてブレブレでぜんぜん堂々としてませんよ。その後のワクチン問題なんかのときのことも調べてみればすぐにわかります。 しかし、しいていえば、トルコは国益追求において「エグい」んですよ。よく知らないヒトには、それが堂々としているようにみえるのでしょう。まあ、日本は真似できなくていいとおもいます。 トルコがなんでNATOなのか。 トルコは1945年頃、①スターリンにトルコの東方の領土と、②黒海から地中海に抜ける海峡の権益とをよこせと脅されていました。ほら、東方とクリミアとを脅かされてたウクライナといっしょでしょ(ウクライナは東方とクリミアをとられちゃったわけですが)。ソ連(ロシア)は、北方領土みてもそうなんですが、そういう国なんですよ。米国の陰謀を強調するヒトビトは無知なだけだとおもいます。孫崎さんが無知なはずはなく、信念がおありなんでしょうけどね。 話を戻すと、ロシアに狙われていたトルコはどうしてもNATOにはいりたかったが、米国はなかなかうんといわない。それで、本来関係ないはずの朝鮮戦争に参加して、1000人くらい戦死しています。で、やっとNATOにはいれたんですよ。その後もいろいろありますが、今となれば、NATOにはいっているおかげで、むしろ親露的なふるまいができるというわけです。 ハンガリーのオルバン政権の例もあるし、NATO加入がイコール反露というわけではありません。ウクライナも2007年頃にNATOに加盟できていれば、むしろ安心して露とうまくやれたのにとおもいます。 No.16 26ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 孫崎享のつぶやき 日本経済の凋落 驚きのグラフ、東京五輪、新幹線前の1960年日本のGDPは世... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
りゃん トルコか。 フレデイさんは、トルコが2019年にウイグルの人権問題について中国を厳しく批判したことを覚えてるのかな。そしてその後エルドアンが習近平に会ったときに態度を180度かえてシッポをふったことも。トルコなんてブレブレでぜんぜん堂々としてませんよ。その後のワクチン問題なんかのときのことも調べてみればすぐにわかります。 しかし、しいていえば、トルコは国益追求において「エグい」んですよ。よく知らないヒトには、それが堂々としているようにみえるのでしょう。まあ、日本は真似できなくていいとおもいます。 トルコがなんでNATOなのか。 トルコは1945年頃、①スターリンにトルコの東方の領土と、②黒海から地中海に抜ける海峡の権益とをよこせと脅されていました。ほら、東方とクリミアとを脅かされてたウクライナといっしょでしょ(ウクライナは東方とクリミアをとられちゃったわけですが)。ソ連(ロシア)は、北方領土みてもそうなんですが、そういう国なんですよ。米国の陰謀を強調するヒトビトは無知なだけだとおもいます。孫崎さんが無知なはずはなく、信念がおありなんでしょうけどね。 話を戻すと、ロシアに狙われていたトルコはどうしてもNATOにはいりたかったが、米国はなかなかうんといわない。それで、本来関係ないはずの朝鮮戦争に参加して、1000人くらい戦死しています。で、やっとNATOにはいれたんですよ。その後もいろいろありますが、今となれば、NATOにはいっているおかげで、むしろ親露的なふるまいができるというわけです。 ハンガリーのオルバン政権の例もあるし、NATO加入がイコール反露というわけではありません。ウクライナも2007年頃にNATOに加盟できていれば、むしろ安心して露とうまくやれたのにとおもいます。 No.16 26ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 孫崎享のつぶやき 日本経済の凋落 驚きのグラフ、東京五輪、新幹線前の1960年日本のGDPは世... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
フレデイさんは、トルコが2019年にウイグルの人権問題について中国を厳しく批判したことを覚えてるのかな。そしてその後エルドアンが習近平に会ったときに態度を180度かえてシッポをふったことも。トルコなんてブレブレでぜんぜん堂々としてませんよ。その後のワクチン問題なんかのときのことも調べてみればすぐにわかります。
しかし、しいていえば、トルコは国益追求において「エグい」んですよ。よく知らないヒトには、それが堂々としているようにみえるのでしょう。まあ、日本は真似できなくていいとおもいます。
トルコがなんでNATOなのか。
トルコは1945年頃、①スターリンにトルコの東方の領土と、②黒海から地中海に抜ける海峡の権益とをよこせと脅されていました。ほら、東方とクリミアとを脅かされてたウクライナといっしょでしょ(ウクライナは東方とクリミアをとられちゃったわけですが)。ソ連(ロシア)は、北方領土みてもそうなんですが、そういう国なんですよ。米国の陰謀を強調するヒトビトは無知なだけだとおもいます。孫崎さんが無知なはずはなく、信念がおありなんでしょうけどね。
話を戻すと、ロシアに狙われていたトルコはどうしてもNATOにはいりたかったが、米国はなかなかうんといわない。それで、本来関係ないはずの朝鮮戦争に参加して、1000人くらい戦死しています。で、やっとNATOにはいれたんですよ。その後もいろいろありますが、今となれば、NATOにはいっているおかげで、むしろ親露的なふるまいができるというわけです。
ハンガリーのオルバン政権の例もあるし、NATO加入がイコール反露というわけではありません。ウクライナも2007年頃にNATOに加盟できていれば、むしろ安心して露とうまくやれたのにとおもいます。
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