記事へ戻る changeさん のコメント change 日経の記事であるが、経済は開発途上国で見るか、成熟した国で見るかは重要な視点差異である。また、人口が多いか少ないかでGDPの大きさは変わってくる。日本がどのような位置にあるか、その位置をわきまえて、現在の経済状況を判断する必要性を感じる。 国の経済状況を正確に判断するには、経常収支と経済成長を相関的に見ていく必要性がある。 ①開発途上債務国と成熟した債権国の発展的段階は 未成熟から成熟した債務国<未成熟から成熟した債権国<債権取り崩し国 日本は成熟した債権国であり、開発途上国と比較するのは妥当でないし、開発途上国が 発展すれば、日本GDP金額の占める割合は低くなる。また、人口が多い国は大きく発展する。 量的なものは割合が少なくなって当然とみるべきでしょう。 日本は成熟した債権国であり、電気製品など組み立て付加価値の低いものは中国はじめアジア諸国に製造拠点を移転した。組み立て品は金額が大きいのでGDP寄与率は高いが、付加価値が低くては企業の競争力は維持できない。移転は当然の成り行きでした。 現在、中国はじめアジア諸国に製造拠点を移しているが、商品構成部品・材料など付加価値の大きいものは日本から輸出している。この経営戦略は、配当とか投資によって大きな所得を得ている。 貿易収支はエネルギー価格の高騰で黒字幅が大きく減っているが、価格が安定すれば、輸出が増え始めており、経常収支は大きく黒字幅を増やしていくのでしょう。 国際収支で得られた資金で開発途上国に支援して、さらに国際収支の黒字を増やしていく債権国の道と相まって輸出の増加で日本が発展する流れができていることに気づくべきでしょう。日本は長いトンネルを抜け出していると見ています。 No.1 26ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 日本沈滞更に明確化。ドルでみた日本が縮小。GDPは30年前に逆戻り。その間世界のGDPは4倍、当... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
change 日経の記事であるが、経済は開発途上国で見るか、成熟した国で見るかは重要な視点差異である。また、人口が多いか少ないかでGDPの大きさは変わってくる。日本がどのような位置にあるか、その位置をわきまえて、現在の経済状況を判断する必要性を感じる。 国の経済状況を正確に判断するには、経常収支と経済成長を相関的に見ていく必要性がある。 ①開発途上債務国と成熟した債権国の発展的段階は 未成熟から成熟した債務国<未成熟から成熟した債権国<債権取り崩し国 日本は成熟した債権国であり、開発途上国と比較するのは妥当でないし、開発途上国が 発展すれば、日本GDP金額の占める割合は低くなる。また、人口が多い国は大きく発展する。 量的なものは割合が少なくなって当然とみるべきでしょう。 日本は成熟した債権国であり、電気製品など組み立て付加価値の低いものは中国はじめアジア諸国に製造拠点を移転した。組み立て品は金額が大きいのでGDP寄与率は高いが、付加価値が低くては企業の競争力は維持できない。移転は当然の成り行きでした。 現在、中国はじめアジア諸国に製造拠点を移しているが、商品構成部品・材料など付加価値の大きいものは日本から輸出している。この経営戦略は、配当とか投資によって大きな所得を得ている。 貿易収支はエネルギー価格の高騰で黒字幅が大きく減っているが、価格が安定すれば、輸出が増え始めており、経常収支は大きく黒字幅を増やしていくのでしょう。 国際収支で得られた資金で開発途上国に支援して、さらに国際収支の黒字を増やしていく債権国の道と相まって輸出の増加で日本が発展する流れができていることに気づくべきでしょう。日本は長いトンネルを抜け出していると見ています。 No.1 26ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 日本沈滞更に明確化。ドルでみた日本が縮小。GDPは30年前に逆戻り。その間世界のGDPは4倍、当... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
国の経済状況を正確に判断するには、経常収支と経済成長を相関的に見ていく必要性がある。
①開発途上債務国と成熟した債権国の発展的段階は
未成熟から成熟した債務国<未成熟から成熟した債権国<債権取り崩し国
日本は成熟した債権国であり、開発途上国と比較するのは妥当でないし、開発途上国が
発展すれば、日本GDP金額の占める割合は低くなる。また、人口が多い国は大きく発展する。
量的なものは割合が少なくなって当然とみるべきでしょう。
日本は成熟した債権国であり、電気製品など組み立て付加価値の低いものは中国はじめアジア諸国に製造拠点を移転した。組み立て品は金額が大きいのでGDP寄与率は高いが、付加価値が低くては企業の競争力は維持できない。移転は当然の成り行きでした。
現在、中国はじめアジア諸国に製造拠点を移しているが、商品構成部品・材料など付加価値の大きいものは日本から輸出している。この経営戦略は、配当とか投資によって大きな所得を得ている。
貿易収支はエネルギー価格の高騰で黒字幅が大きく減っているが、価格が安定すれば、輸出が増え始めており、経常収支は大きく黒字幅を増やしていくのでしょう。
国際収支で得られた資金で開発途上国に支援して、さらに国際収支の黒字を増やしていく債権国の道と相まって輸出の増加で日本が発展する流れができていることに気づくべきでしょう。日本は長いトンネルを抜け出していると見ています。
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