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りゃんさん のコメント

30年前は1992年だ。高齢社会対策基本法は1995年、介護保険法は1997年だから、30年前にはまだ介護保険サービスはない。
介護保険サービスがはじまってから、日本の各地に介護施設ができ、以前なら工場ではたらいていたようなひとびとがそういう施設ではたらく道がひらけた。GDPに寄与はするが、工場作って輸出するほどはGDPに寄与しない。

しかし、現在の団塊中心とする高齢者も、その親世代も、確実に介護サービスの恩恵はうけている。それはいいことだとおもう。韓国などと比べて嘆いている高齢なヒトビトの気が知れない。

問題は、介護サービスには、わたしの世代の親世代も恩恵はうけるだろう。ということは、わたしも間接的に恩恵は受けるだろう。しかし、わたしの世代自身が高齢化したときに、今後の経済成長なくして恩恵を受ける道が全く見えない。

フレデイさんは、最近はリバタリアニズムにめざめているらしいが、しばらく前は経済成長などもういいと言っていた。タネ本は「人新世の「資本論」」だった。

マルクスは学べばいいと思うが、団塊中心とした前後10歳くらいの高齢者の「脱成長」病にはつける薬がないとときどき感じる。「脱成長」というのは、「反成長」と同じような意味だが、こういう言い換えにすぐだまされるヒトビトも多い。
No.12
25ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。