思考を要する書物、新聞が敬遠されているのは、日本人だけでなく人類の劣化なのでしょう。

戦争が想定されない平和な時代は、一部の右左の極端な考え方を持つ人は少なく、大部分は右左の間を揺れ動く浮動的な人が多かった。右系の人は右系の新聞、左系の人は左系の新聞を選択するが、大部分の人はあまり考えないで、親の代からの惰性で購読していたのではないか。

現在は隣国の中国は大きな力をもって米国に対立している。米中が緊張関係になり、台湾の問題もあるが、沖縄県の尖閣諸島周辺に中国船が毎日出没するようになれば、自ずから南シナ海、東シナ海がきな臭くなる。さらに中国が恫喝的言葉だけでなく日本のEEZ領海域にミサイルを撃ち込む武力行使が起きれば、おとなしい平和的日本人が危機感を持つようになる。

平和的日本人の危機感に即応した新聞であれば多くの日本人は新聞を手にする。購読していないので真相は分からないが、中国に対しては外交的解決を図るべきで軍事力強化など必要ない。強化などしても中国に対抗できないなどという親中提灯記事を書いているのではないか。日本人は馬鹿にするなとそっぽを向く。その代表的新聞が朝日新聞なのではないか。