記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 >>2 >大日本帝国にも言い分はあった。現にそこを動機として、日本の右寄りの一部がいまロシアを支持している。いまのロシアとかつての大日本帝国とを重ね合わせ、いまロシアを支持することで、かつての大日本帝国の正当性を一部なりとも認めさせようとしているのだ。 現実に起こっている現在進行中の問題に関して、過去の歴史的事実を参考にするのは、停戦和平という課題の一点においてのみ有効であり、単に過去の歴史的事例を目の前の問題即ち戦争を長期化させ、死者の増大を誘引するための議論なら論外。人倫に反する。議論は、停戦和平に向けて、現実的でテクニカルであるべきだ。 その意味で、ロシアによる「特別軍事作戦」への評価を、大日本帝国による戦争の評価に直結させる議論は、戦争の停戦和平への妨害論となりうるし、そもそも次元の違う=質の違う戦争(帝国主義による市場再分割=侵略植民地支配)と「特別軍事作戦」を同一視する誤った認識、考え方。 この手の論者に対しては繰り返しその誤りを指摘するしかない徒労感がある。しかし、わたしとしては、孫崎先生が指摘された「① 武力行使に反対と② 対立があれば平和的」手段を貫くという政策の両輪が必要である。」という実践のつもりである。 いずれにせよ、私は所謂「東京裁判史観」を選択しないが、この史観への反対論者に散見されるパール判事の見解を金科玉条にする思考には違和感しかない。 開戦の詔書がどーのこーのいうムキもあるが、そもそも帝国主義的政策による植民地支配を意図していたことが明白な日本の戦争であったのだから、ABCD包囲網がどーのこーのいっても、帝国主義者の言い訳は一蹴するのが正当な評価であると信じている。 No.19 25ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 日本は今戦争をする国に向かって動いている。国会では九条を主体に、憲法改正に賛成する勢力... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 >>2 >大日本帝国にも言い分はあった。現にそこを動機として、日本の右寄りの一部がいまロシアを支持している。いまのロシアとかつての大日本帝国とを重ね合わせ、いまロシアを支持することで、かつての大日本帝国の正当性を一部なりとも認めさせようとしているのだ。 現実に起こっている現在進行中の問題に関して、過去の歴史的事実を参考にするのは、停戦和平という課題の一点においてのみ有効であり、単に過去の歴史的事例を目の前の問題即ち戦争を長期化させ、死者の増大を誘引するための議論なら論外。人倫に反する。議論は、停戦和平に向けて、現実的でテクニカルであるべきだ。 その意味で、ロシアによる「特別軍事作戦」への評価を、大日本帝国による戦争の評価に直結させる議論は、戦争の停戦和平への妨害論となりうるし、そもそも次元の違う=質の違う戦争(帝国主義による市場再分割=侵略植民地支配)と「特別軍事作戦」を同一視する誤った認識、考え方。 この手の論者に対しては繰り返しその誤りを指摘するしかない徒労感がある。しかし、わたしとしては、孫崎先生が指摘された「① 武力行使に反対と② 対立があれば平和的」手段を貫くという政策の両輪が必要である。」という実践のつもりである。 いずれにせよ、私は所謂「東京裁判史観」を選択しないが、この史観への反対論者に散見されるパール判事の見解を金科玉条にする思考には違和感しかない。 開戦の詔書がどーのこーのいうムキもあるが、そもそも帝国主義的政策による植民地支配を意図していたことが明白な日本の戦争であったのだから、ABCD包囲網がどーのこーのいっても、帝国主義者の言い訳は一蹴するのが正当な評価であると信じている。 No.19 25ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 日本は今戦争をする国に向かって動いている。国会では九条を主体に、憲法改正に賛成する勢力... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
>大日本帝国にも言い分はあった。現にそこを動機として、日本の右寄りの一部がいまロシアを支持している。いまのロシアとかつての大日本帝国とを重ね合わせ、いまロシアを支持することで、かつての大日本帝国の正当性を一部なりとも認めさせようとしているのだ。
現実に起こっている現在進行中の問題に関して、過去の歴史的事実を参考にするのは、停戦和平という課題の一点においてのみ有効であり、単に過去の歴史的事例を目の前の問題即ち戦争を長期化させ、死者の増大を誘引するための議論なら論外。人倫に反する。議論は、停戦和平に向けて、現実的でテクニカルであるべきだ。
その意味で、ロシアによる「特別軍事作戦」への評価を、大日本帝国による戦争の評価に直結させる議論は、戦争の停戦和平への妨害論となりうるし、そもそも次元の違う=質の違う戦争(帝国主義による市場再分割=侵略植民地支配)と「特別軍事作戦」を同一視する誤った認識、考え方。
この手の論者に対しては繰り返しその誤りを指摘するしかない徒労感がある。しかし、わたしとしては、孫崎先生が指摘された「① 武力行使に反対と② 対立があれば平和的」手段を貫くという政策の両輪が必要である。」という実践のつもりである。
いずれにせよ、私は所謂「東京裁判史観」を選択しないが、この史観への反対論者に散見されるパール判事の見解を金科玉条にする思考には違和感しかない。
開戦の詔書がどーのこーのいうムキもあるが、そもそも帝国主義的政策による植民地支配を意図していたことが明白な日本の戦争であったのだから、ABCD包囲網がどーのこーのいっても、帝国主義者の言い訳は一蹴するのが正当な評価であると信じている。
Post