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中庸左派さん のコメント

>習氏は、サウジについて「多極化する世界における重要な独立勢力だ」と称賛し、ムハンマド氏は両国関係を「更なる高みに押し上げたい」と応じたという。

 キーワードはやはり「多極化」だと考える。即ち、アメリカ帝国の一極支配と覇権からの転換。

 ところで、RTによると元米国国家安全保障顧問のジョン・ボルトンは、木曜日のロシアとのハイレベルの囚人交換を非難し、「それは「テロリストとならず者国家」を大胆にする弱さの兆候であると述べた」

 この問題に関しては、今日の毎日によると「米女子プロバスケットボール選手のブリトニー・グライナーさんが米国とロシアの「囚人交換」で解放されたことを巡り、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)は8日、共同声明を出した。国営サウジ通信によると、サウジのムハンマド皇太子兼首相とUAEのムハンマド大統領が米露の「仲介役」を担ったと主張した。ただし、米ホワイトハウスはあくまで米露のみの交渉だったとしている。」

 この囚人交換を捉えて、ロシアウクライナ戦争和平に向けた兆候とみるむきもある。期待したい。

 それで、ボルトンはネオコンだから戦争屋であり、アメリカ帝国による一極支配を目論み、対立を煽る側だ。そのボルトンが怒り狂う状況とは、即ち多極化による世界の安定という動きに一歩前進したということだろう。
No.10
23ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。