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りゃんさん のコメント

ダラカン氏の82へのわたしの解答はすべてそれ以前にすでになされているが、簡単にまとめると、
わたしが主張しているのは、

①仮にダラカン氏の重視する価値が人権なのだとしても、チャイナ肺炎蔓延という現状を背景に、現時点で、入居者の生命・身体という明らかに重要な人権と必ずしもダラカン氏の重視する人権とが両立しがたい状況にあり、その場合生命・身体に対する人権のほうが多くの国民にとって優先されやすいであろうと考えられること
②それは同調圧力とか職員のやる気の問題なのではなく、日本人の死生観に根ざして、これまでつくりあげられてきた標準的な介護観によるものであり、むしろ施設職員は、ふつうの労働者として入居者・家族に少しでも役に立ちたいとできる範囲で努力しており、透明なカーテンなどごしの面会などはほとんどの施設でふつうにおこなわれている一方、ダラカン氏が希望する「外泊」まで認めている施設は、先進的な施設でも、現時点でいうなら、たぶんほとんどないこと。
③ダラカン氏の主張に従った結果施設内でチャイナ肺炎が蔓延するようなことになった場合、施設としては訴訟リスクもあるがダラカン氏は責任をとらないであろうこと
④それでもダラカン氏が外泊をさせないのは人権侵害だというのなら、ダラカン氏が自宅に母親をひきとる以外に、早急にその人権侵害を解決する方法はなく、一方、施設入居は義務でも強制でもないのだから、ダラカン氏は真にそうしようとおもえばできること
⑤以上①から④のような状況を前提に少しでもダラカン氏がみずからの思うような結果を実現しようとするなら、施設のひとびとと相互理解をする努力や、同じような考えをもった家族有志をつのる努力をするなかで、施設の考えを変えてゆくことが必要であるが、ダラカン氏はどうもそういう努力をした形跡はなく、かつそれには向いていなさそうなこと
⑥自分でいくら正論だとおもうことでも、言っていればだれかが自動的にかなえてくれるわけではないが、ダラカン氏はどうも今までの人生でそれがわかっているかどうか不明なこと

こういったところですね。なお、法律論をいちおう言っておくと、厚労省通達や日弁連の意見書には民間施設に対する強制力はなく、また、よく読めば、現場の判断に最終的に委ねるようになっています。というわけで最終的な権限・決定権・責任は施設長にあります。ダラカン氏は、施設長相手に訴訟をおこすという道もあります。日本は法治国家であり、ある意味でそれはスマートな方法ですが、現時点を前提にするなら、たぶんダラカン氏が負けるとわたしはおもいます(やってみなければわかりませんが)。

なお、わたしが罵詈雑言を言っているのと同程度にはダラカン氏はわたしに罵詈雑言を浴びせており(ダラカン氏が自分のコメントを消して証拠隠滅した場所もあります)、それは何度か言っていますが、最初にダラカン氏がわたしに接触してきたときに、たいへんわたしを舐めた態度をとってきたことから発しています。わたしはやられたらやりかえすという立場ですので。
No.84
23ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。