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中庸左派さん のコメント

 若い頃にデモ行進でジグザグデモをして、ワザと機動隊を挑発する行為に違和感があった。

 デモ指揮の先輩からは、権力が作ったルールからどう逸脱するか、それが大事なんだ、と言われた。私自身は逮捕されるわけにはいかなかった。就職を天秤にかけていた。だいたい、機動隊を挑発する行為のどこが「革命的」なのか、と考えていた。

 新型コロナワクチンへの同調圧力が酷いこの社会にあって、我が家は少数派を選択した。 

 平々凡々たる人生という意味で「圧倒的多数派」を密かに自認していた自分が、少数派に「転落」した。少数派というのはストレスだな、と実感している。

 監獄を社会に例えるなら、真の「囚人」とは、監獄のルールからも逸脱した者ではなかろうか?囚人だとしても、監獄のルールからの逸脱を辞さない自らのルールに従うものは、或いは自由を勝ち取ることができるのかもしれない。

 とはいえ、そこで問われるのは、普遍的な哲学だろう、と戒めている。自分のアタマで考え続けることしかない。

 このテーマでは、桐野夏生さんの「日没」という小説もおすすめです。
No.12
17ヶ月前
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 映画「 ショーシャンクの空にー The Shawshank Redemption (ショーシャンクの赦し)、1994年公開」は、私にとって最も感動した映画の一つである。  たまたま、娘の置いていった本の中に スティーヴン・キング The Shawshank Redemption があった。  作品としては、映画が素晴らしいので、感動するという点では映画の方が上であろう。  しかし小説は単に、あらすじだけが勝負ではない。筋の展開に加え、時々、重い言葉が盛り込まれている。  その中の一つに次の言葉がある。 「監獄では、権威ある立場にある者はみな主人になり、あなた ( 人々 ) はすべての主人の犬になる。たぶん、 あなた ( 人々 ) も犬になったことを知っているだろう。しかし(囚人服の)灰色になっている他のみんなも犬なので、それはあなた ( 人々 ) にはそれほど意味をもっていないようだ。」 ( In prison 、 it turns ever
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。