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フレデイ タンさん のコメント

日本の言論界はトランプを狂人扱いする傾向が濃厚。だが、それは浅薄な観察の結果だと言えましょう。トランプが志向するものは、例えば、在日米軍コストの日本負担とか、TPP拒絶、中国製品アレルギー、メキシコ人の遮断、アラブ産油国敵視、等等々、米国の第二次大戦後の大義であるパックスアメリカーナと根本矛盾することに特徴があるのです。

トランプは米国支配層の大義である地球温暖化をもフェイクだと主張し、そう思う我々をも納得させる稀有な大統領でした。そういうトランプを支持する共和党の議員が真っ向からマッカーシーに反対し粘り強く交渉し一定の議会運営の方法で合意したのはパックスアメリカーナに反対する私にはグッドニュースです。

パックスアメリカーナはその維持のためには戦争を必須条件にします。その戦争には米ドルの基軸性は絶対不可欠です。バイデンはアフガン戦争をやめてその代わりにウクライナ戦争を起こしました。その結果、露中の結束が強化され、ドルの基軸通貨そのものを危うくする事態に突入してます。このドル問題はバイデンの想定内なのか、想定外なのかは分かりませんが、いずれにせよ、これから2年、米政界は荒れるでしょう。そして間違いなく、人民元とIMFの特別引き出し権がドルの衰亡と引き換えに登場し、米国は内政重視の言わばモンロー主義の方向に動きて行くでしょう。

ただ その過程で、台湾、日本列島で暗躍する戦争キチガイのジャパンハンドラーが偽旗作戦を犯すことが危惧されます。これに対する牽制を日本の安全保障上寸分とも怠ることは許されないのですが、利権第一の自民党には荷が重いのではないかと一時も安眠出来ません。
No.4
21ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。