記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 まず、このWSJの記事全体を通していうなら、和平に関して触れておきながら、西側主流権威筋メディアのご多分にもれず、①NATO東方拡大②ウクライナ政治自体の問題=ネオナチ③ドンバス地域等における露系ウクライナ人の虐殺について、即ち戦争原因に関して全く言及がない。 >プーチン大統領は、これが彼にとって生死の問題であることを明確にするためにあらゆることを行っているため、和平プロセスの概念はありません >ウクライナを支配するという帝国の野望を決してあきらめるつもりはないと思います。 上記のように「帝国の野望」などと、和平を阻んでいるものが、ロシアの野望であるかのような、ウソと詭弁にすり替えている。「事実と虚構の区別できない人々」の手による西側「文学」というか西側の「三文小説」といった体である。 ウクライナ人の命だけを犠牲にした代理戦争が何故許されるのか、何故武器供給が正当化されるのか、そのリクツを聞きたいところである。 ウクライナを守るため?虚構だ。 ウクライナから国民は逃げ出し、国内は停電・エネルギー不足でマトモな生活が出来ない。兵士の死亡が日々積み上がる。西側の武器供給により、ウクライナは日々疲弊し続けている。それが事実。 戦略レベルでは、「Soledar はロシア軍の手に落ちました。Bakhmut (Artymovsk) もすぐに続きます。」「ラインの一部であった道路や鉄道では、ウクライナ軍や物資を移動できなくなりました。ラインの突破により、ロシア軍はラインの西、北と南に移動し、同じライン内の他の位置に大釜を作ることができます。」(Moon of Alabama) 「ソレダルは包囲され補給所もバフムートに通じる鉄道と道路も露軍に占領されました。バフムートは北部の陣地を突破され南部からも包囲され宇軍の一部は離脱し橋梁爆破もしています。バフムートは陥落寸前」(矢野義昭元陸将補ツイート) >キエフは武器の供与を受けていくが、今年の夏か秋のどこかの時点で、米国と欧州の保有量が危機的な水準に達する可能性がある。 この点については、今年1/4の「Moon of Alabama」に次のリンクが貼られていた。 https://www.rusi.org/explore-our-research/publications/commentary/return-industrial-warfare この中で興味深いのは、「中国が希土類材料をほぼ独占していることは、ここでは明らかな課題です。」という記述。また「ロシアの侵略の背後には世界の製造業の首都である中国が立っているため、この状況は特に重大です。」「中国はまだロシアに有意義な軍事援助を提供していません。西側諸国は、特に弾薬が不足しているために、中国がロシアの敗北を許すことはないと想定しなければならない。」 >勝つには多くの意志が必要であり、戦争は基本的に意志の戦です。 以下に最新の「Moon of Alabama」より、エマニュエル・トッドの見解。 「ロシア人にとってウクライナでの戦争が実存的であるとすれば、アメリカ人にとって、それは基本的に、とりわけ権力の「ゲーム」にすぎないと考えている」 「アメリカの地政学の基本的な公理は、次のとおりです:「私たちは 2 つの海の間に保護されているので、やりたいことは何でもできます。私たちには何も起こりません」アメリカにとって実存的なものは何もありません」 「ロシア経済が無期限に制裁に抵抗し、ヨーロッパ経済を使い果たした場合、それ自体は中国に支えられて残っているため、世界のアメリカの金融および金融管理は崩壊し、米国が巨額の貿易赤字に資金を提供する可能性があります。何のために。したがって、この戦争は米国にとって実存的なものになりました。ロシアと同じように、彼らは紛争から撤退することも、手放すこともできません。これが、私たちが今、終わりのない戦争の中にいる理由であり、その結果はどちらかが崩壊するにちがいない対立です。」 以上がトッドの見解である。さて、崩壊するのは、どちらだろうか? ロシアはある意味で、再び「大祖国戦争」を戦っているように見える。負けるわけにはいかない戦い。 一方、英米西側はなんのために戦うのか?自らの覇権維持のためか。さらなる搾取と利権のためか。 どちらに論理的正当性があるか、私には明白だ。 No.5 22ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ウクライナ戦争、WSJ分析。「誰もロシア破れると推定。だが露の人口はウクライナの 3.5 倍。... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 まず、このWSJの記事全体を通していうなら、和平に関して触れておきながら、西側主流権威筋メディアのご多分にもれず、①NATO東方拡大②ウクライナ政治自体の問題=ネオナチ③ドンバス地域等における露系ウクライナ人の虐殺について、即ち戦争原因に関して全く言及がない。 >プーチン大統領は、これが彼にとって生死の問題であることを明確にするためにあらゆることを行っているため、和平プロセスの概念はありません >ウクライナを支配するという帝国の野望を決してあきらめるつもりはないと思います。 上記のように「帝国の野望」などと、和平を阻んでいるものが、ロシアの野望であるかのような、ウソと詭弁にすり替えている。「事実と虚構の区別できない人々」の手による西側「文学」というか西側の「三文小説」といった体である。 ウクライナ人の命だけを犠牲にした代理戦争が何故許されるのか、何故武器供給が正当化されるのか、そのリクツを聞きたいところである。 ウクライナを守るため?虚構だ。 ウクライナから国民は逃げ出し、国内は停電・エネルギー不足でマトモな生活が出来ない。兵士の死亡が日々積み上がる。西側の武器供給により、ウクライナは日々疲弊し続けている。それが事実。 戦略レベルでは、「Soledar はロシア軍の手に落ちました。Bakhmut (Artymovsk) もすぐに続きます。」「ラインの一部であった道路や鉄道では、ウクライナ軍や物資を移動できなくなりました。ラインの突破により、ロシア軍はラインの西、北と南に移動し、同じライン内の他の位置に大釜を作ることができます。」(Moon of Alabama) 「ソレダルは包囲され補給所もバフムートに通じる鉄道と道路も露軍に占領されました。バフムートは北部の陣地を突破され南部からも包囲され宇軍の一部は離脱し橋梁爆破もしています。バフムートは陥落寸前」(矢野義昭元陸将補ツイート) >キエフは武器の供与を受けていくが、今年の夏か秋のどこかの時点で、米国と欧州の保有量が危機的な水準に達する可能性がある。 この点については、今年1/4の「Moon of Alabama」に次のリンクが貼られていた。 https://www.rusi.org/explore-our-research/publications/commentary/return-industrial-warfare この中で興味深いのは、「中国が希土類材料をほぼ独占していることは、ここでは明らかな課題です。」という記述。また「ロシアの侵略の背後には世界の製造業の首都である中国が立っているため、この状況は特に重大です。」「中国はまだロシアに有意義な軍事援助を提供していません。西側諸国は、特に弾薬が不足しているために、中国がロシアの敗北を許すことはないと想定しなければならない。」 >勝つには多くの意志が必要であり、戦争は基本的に意志の戦です。 以下に最新の「Moon of Alabama」より、エマニュエル・トッドの見解。 「ロシア人にとってウクライナでの戦争が実存的であるとすれば、アメリカ人にとって、それは基本的に、とりわけ権力の「ゲーム」にすぎないと考えている」 「アメリカの地政学の基本的な公理は、次のとおりです:「私たちは 2 つの海の間に保護されているので、やりたいことは何でもできます。私たちには何も起こりません」アメリカにとって実存的なものは何もありません」 「ロシア経済が無期限に制裁に抵抗し、ヨーロッパ経済を使い果たした場合、それ自体は中国に支えられて残っているため、世界のアメリカの金融および金融管理は崩壊し、米国が巨額の貿易赤字に資金を提供する可能性があります。何のために。したがって、この戦争は米国にとって実存的なものになりました。ロシアと同じように、彼らは紛争から撤退することも、手放すこともできません。これが、私たちが今、終わりのない戦争の中にいる理由であり、その結果はどちらかが崩壊するにちがいない対立です。」 以上がトッドの見解である。さて、崩壊するのは、どちらだろうか? ロシアはある意味で、再び「大祖国戦争」を戦っているように見える。負けるわけにはいかない戦い。 一方、英米西側はなんのために戦うのか?自らの覇権維持のためか。さらなる搾取と利権のためか。 どちらに論理的正当性があるか、私には明白だ。 No.5 22ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ウクライナ戦争、WSJ分析。「誰もロシア破れると推定。だが露の人口はウクライナの 3.5 倍。... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
>プーチン大統領は、これが彼にとって生死の問題であることを明確にするためにあらゆることを行っているため、和平プロセスの概念はありません
>ウクライナを支配するという帝国の野望を決してあきらめるつもりはないと思います。
上記のように「帝国の野望」などと、和平を阻んでいるものが、ロシアの野望であるかのような、ウソと詭弁にすり替えている。「事実と虚構の区別できない人々」の手による西側「文学」というか西側の「三文小説」といった体である。
ウクライナ人の命だけを犠牲にした代理戦争が何故許されるのか、何故武器供給が正当化されるのか、そのリクツを聞きたいところである。
ウクライナを守るため?虚構だ。
ウクライナから国民は逃げ出し、国内は停電・エネルギー不足でマトモな生活が出来ない。兵士の死亡が日々積み上がる。西側の武器供給により、ウクライナは日々疲弊し続けている。それが事実。
戦略レベルでは、「Soledar はロシア軍の手に落ちました。Bakhmut (Artymovsk) もすぐに続きます。」「ラインの一部であった道路や鉄道では、ウクライナ軍や物資を移動できなくなりました。ラインの突破により、ロシア軍はラインの西、北と南に移動し、同じライン内の他の位置に大釜を作ることができます。」(Moon of Alabama)
「ソレダルは包囲され補給所もバフムートに通じる鉄道と道路も露軍に占領されました。バフムートは北部の陣地を突破され南部からも包囲され宇軍の一部は離脱し橋梁爆破もしています。バフムートは陥落寸前」(矢野義昭元陸将補ツイート)
>キエフは武器の供与を受けていくが、今年の夏か秋のどこかの時点で、米国と欧州の保有量が危機的な水準に達する可能性がある。
この点については、今年1/4の「Moon of Alabama」に次のリンクが貼られていた。
https://www.rusi.org/explore-our-research/publications/commentary/return-industrial-warfare
この中で興味深いのは、「中国が希土類材料をほぼ独占していることは、ここでは明らかな課題です。」という記述。また「ロシアの侵略の背後には世界の製造業の首都である中国が立っているため、この状況は特に重大です。」「中国はまだロシアに有意義な軍事援助を提供していません。西側諸国は、特に弾薬が不足しているために、中国がロシアの敗北を許すことはないと想定しなければならない。」
>勝つには多くの意志が必要であり、戦争は基本的に意志の戦です。
以下に最新の「Moon of Alabama」より、エマニュエル・トッドの見解。
「ロシア人にとってウクライナでの戦争が実存的であるとすれば、アメリカ人にとって、それは基本的に、とりわけ権力の「ゲーム」にすぎないと考えている」
「アメリカの地政学の基本的な公理は、次のとおりです:「私たちは 2 つの海の間に保護されているので、やりたいことは何でもできます。私たちには何も起こりません」アメリカにとって実存的なものは何もありません」
「ロシア経済が無期限に制裁に抵抗し、ヨーロッパ経済を使い果たした場合、それ自体は中国に支えられて残っているため、世界のアメリカの金融および金融管理は崩壊し、米国が巨額の貿易赤字に資金を提供する可能性があります。何のために。したがって、この戦争は米国にとって実存的なものになりました。ロシアと同じように、彼らは紛争から撤退することも、手放すこともできません。これが、私たちが今、終わりのない戦争の中にいる理由であり、その結果はどちらかが崩壊するにちがいない対立です。」
以上がトッドの見解である。さて、崩壊するのは、どちらだろうか?
ロシアはある意味で、再び「大祖国戦争」を戦っているように見える。負けるわけにはいかない戦い。
一方、英米西側はなんのために戦うのか?自らの覇権維持のためか。さらなる搾取と利権のためか。
どちらに論理的正当性があるか、私には明白だ。
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