記事へ戻る りゃんさん のコメント りゃん 孫崎さんは「日本が中国との間でどのような約束を行ってきたかを知らない人々があまりに多い」と おっしゃるが、知っているひとびとはかなりよく知っている。 わたしもその一端をここに書かせていただいてきたとおもう。 台湾についての中共の立場である 「中国政府は台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である事を重ねて表明する」 に対しては、当時日本だけでなく米国や韓国も返答している。それぞれ表現は異なるが、 中共の立場に全面的に同意したものはない。このことも孫崎さんは正確に伝える必要があるのではないか。 とくに米国は単に「acknowledge」としか言っていないことは重要だ。 そして、そうしたことはもちろん当時の中共側もよくわかっていたのである。よくわかったうえで 米国を中心とする当時の国際社会に復帰し、その後も米国や日本、韓国との関係のもとで国を経済的に発展させてきたのである。 changeさんのあげておられる栗山尚一論文はこれであろう。 https://www.jiia.or.jp/column/column-141.html これは日本外務省としての文書ではないが、当時のことを知るひとつの手がかりとはなるだろう。 中共側が「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である」と言い続けることは勝手である。 しかし中共が南シナ海を侵略し、さらに最近の香港に対する対応があり、台湾に対する武力行使も 公言しているので諸国が対応せざるを得ない。たとえば台湾は現時点で半導体製造の重要拠点であり、これを中共は勝手に強奪するのかということになる。 日中共同声明には「平和」ということばが何度も出てくる。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html この精神を中共が裏切っているのである。 No.24 22ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 台湾問題に関する日中間の約束:1972年日中共同声明「中国政府は台湾が中華人民共和国の... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
りゃん 孫崎さんは「日本が中国との間でどのような約束を行ってきたかを知らない人々があまりに多い」と おっしゃるが、知っているひとびとはかなりよく知っている。 わたしもその一端をここに書かせていただいてきたとおもう。 台湾についての中共の立場である 「中国政府は台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である事を重ねて表明する」 に対しては、当時日本だけでなく米国や韓国も返答している。それぞれ表現は異なるが、 中共の立場に全面的に同意したものはない。このことも孫崎さんは正確に伝える必要があるのではないか。 とくに米国は単に「acknowledge」としか言っていないことは重要だ。 そして、そうしたことはもちろん当時の中共側もよくわかっていたのである。よくわかったうえで 米国を中心とする当時の国際社会に復帰し、その後も米国や日本、韓国との関係のもとで国を経済的に発展させてきたのである。 changeさんのあげておられる栗山尚一論文はこれであろう。 https://www.jiia.or.jp/column/column-141.html これは日本外務省としての文書ではないが、当時のことを知るひとつの手がかりとはなるだろう。 中共側が「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である」と言い続けることは勝手である。 しかし中共が南シナ海を侵略し、さらに最近の香港に対する対応があり、台湾に対する武力行使も 公言しているので諸国が対応せざるを得ない。たとえば台湾は現時点で半導体製造の重要拠点であり、これを中共は勝手に強奪するのかということになる。 日中共同声明には「平和」ということばが何度も出てくる。 https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html この精神を中共が裏切っているのである。 No.24 22ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 台湾問題に関する日中間の約束:1972年日中共同声明「中国政府は台湾が中華人民共和国の... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
おっしゃるが、知っているひとびとはかなりよく知っている。
わたしもその一端をここに書かせていただいてきたとおもう。
台湾についての中共の立場である
「中国政府は台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である事を重ねて表明する」
に対しては、当時日本だけでなく米国や韓国も返答している。それぞれ表現は異なるが、
中共の立場に全面的に同意したものはない。このことも孫崎さんは正確に伝える必要があるのではないか。
とくに米国は単に「acknowledge」としか言っていないことは重要だ。
そして、そうしたことはもちろん当時の中共側もよくわかっていたのである。よくわかったうえで
米国を中心とする当時の国際社会に復帰し、その後も米国や日本、韓国との関係のもとで国を経済的に発展させてきたのである。
changeさんのあげておられる栗山尚一論文はこれであろう。
https://www.jiia.or.jp/column/column-141.html
これは日本外務省としての文書ではないが、当時のことを知るひとつの手がかりとはなるだろう。
中共側が「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部である」と言い続けることは勝手である。
しかし中共が南シナ海を侵略し、さらに最近の香港に対する対応があり、台湾に対する武力行使も
公言しているので諸国が対応せざるを得ない。たとえば台湾は現時点で半導体製造の重要拠点であり、これを中共は勝手に強奪するのかということになる。
日中共同声明には「平和」ということばが何度も出てくる。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html
この精神を中共が裏切っているのである。
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