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りゃんさん のコメント

また、コメントしておられる方々は、「他人はそうではないが、自分は「革命後」も政治参加できる」
ことを暗黙の前提にしているように見受けるが、考えてみると、そこはそうでもない。

changeさんが一端を指摘しておられるアテネの民主主義は、(たぶん今も)高校の世界史で
かなり詳しくやるとおもうが、自分の記憶だと、アテネももともとは貴族制だった。戦争は貴族の仕事だった。
そこへ、経済力をつけた市民層が、自前で武器を用意し、重装歩兵として戦争に参加するようになり、
政治参加もできるようになったのである。
この話自体、かなり示唆に富むとおもうが、なんにせよ高齢者では重装歩兵は無理なので、
アテネでは政治参加できない。それ以前にご自分たちが兵士になるつもりなど、若い頃からないだろう。

啓蒙時代という言葉も見えるが、フランス革命後の選挙に最も近いのは、日本では、帝国議会開設後の
選挙だろう。当時は、選挙権もそこそこ以上の納税者でなければもっていなかった。選挙権を持っている者は人口の1%程度だったともいう。ここでコメントしておられる方々もいろいろだろうが、
さて、上位1%の納税者が何人おられるだろうか。
No.10
21ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。