世界の多くの人にとって当初はウクライナなんて地域には何の関心も
なかったのだと思いますね。
だからそもそも知識がなかった。

そこへロシアが攻め込んで戦争が起きた。

ロシア、悪い国
ウクライナ、気の毒な国。

ウクライナを何とか助けよう
ロシアを制裁、糾弾して世界に正義を取り戻そう。

まあ、そんなところだったと思いますね。
当初は。

でも、時間がずいぶん与えられた。

そして、知識が増えていった。

そうすると、そんな紋切り型の単純なことではないぞと少なからぬひと
は気づき始めた。

それが時期別の数字に反映されているのだと思います。

日本人の意識は政府やマスコミによって長きにわたって醸成された
反ソ連、反ロシア意識がものを言っている。
そう思います。

知識を増やせば、ロシアの言い分もわかる。
ウクライナについてよく知ればロクでもない国だということもわかってくる。

だが、ロシアの言い分もわかることを拒否します。
道理なんかどうでもよい。
とにかくロシアは敵だ。

だから、最初に描かれた構図の増えた知識による改善を拒否する。

それが日本の世論と世界の世論の差だと思います。