一読して、MARVELCOMICSの原作者が書いたマンガ作品かと思った。
　マッチョなアメリカンヒーローが単純明快な勧善懲悪の夢物語の中で大活躍するような。気持ち悪い世界観。
　もっとも、MARVELCOMICSのヒーローも最近はこの文章ほど能天気というわけではないかもしれないが。
　因みに、アマゾンプライムビデオで見ることが出来る「ザ・ボーイズ」シリーズはアメリカンヒーロー達のクソ野郎ぶりを描いて人気のドラマ。私も全作品見ている。

　横道にそれたが、この文章はツッコミどころありすぎで、言いたいことが溢れ出すため、出来ることならこの論者に直接面罵したい衝動にかられる稀有な「作品」である。

　とりあえず、何点か感想。（以下、若干お見苦しい表現ご容赦を）

＞私たちが今日住んでいる世界がアメリカの力で今のように作られていると、内心深く思っています。

　いい加減にせい！日本国を作ったのは伊邪那岐命様、伊邪那美命様である！

＞これは、ナチス・ドイツ、大日本帝国、または現代のロシアと中国のような独裁的な大国が、隣人をむさぼり食う自由がないという秩序です。

　オノレ!鉄の暴風と大空襲、果ては原爆投下で阿鼻叫喚の地獄を作っておいて、鬼畜米英はオドレらじゃ！

＞どうですか、ジョー？ヨーロッパの友達はどうですか？あなたの「リベラルな秩序」を維持するために、どんな代価を払っても負担する覚悟はありますか?

　「リベラルな秩序」を輸出するだと？そんな理由で原爆投下が正当化されると思うなよ!原爆投下されるくらいなら、あんたらのほざく「リベラルな秩序」などいらんわ!

＞米国に欠陥があり、時に愚かにもその力を行使することは議論の余地がない。しかし、もし米国が自己に閉じこもった時に世界で何が起こるかという問題に正面から向き合うことができないなら、あなたはこれらの難しい問題に真剣に取り組んでいないと言わざるを得ない。

　「米国に欠陥」、欠陥で済むか？自国の都合だけで、戦争を輸出して、ヒトビトを虐殺しておいて。ベトナム、イラク、アフガニスタンなどなど、欠陥で片付けられると思うなよ!アメリカ帝国に天罰よ、下れ!

＞1930 年代の『孤立主義者』は圧倒的に共和党支持者でした。彼らはリベラルな民主党員よりもファシスト勢力に同情する傾向がありました。今日、非常に多くの保守的な共和党員が、世界的な反自由主義運動のリーダーと見なしているプーチンに好意を持っていることは、それほど驚くべきことではありません。

　しかし、共和党のほうが、まだマシだということは、よくわかった。人権やリベラルを隠れ蓑にした戦争屋のほうがよほど悪質だ。この文章でこの点は唯一勉強になった。

　しかし、あまりの独善ぶりに、読んでいて血圧も上がったかもしれない。お見苦しい表現は重ねてお詫びします。