記事へ戻る p_fさん のコメント p_f > 中国の国営メディアは20日、米国が第2次世界大戦以来、政治、軍事、経済、技術、文化の「覇権」を求めてきたと非難する長文記事を出した。 CGTN 20-Feb-2023 米国の覇権とその危険性 https://news.cgtn.com/news/2023-02-20/U-S-Hegemony-and-Its-Perils-1hzPTDFI8KI/index.html 2023年2月 目次 はじめに I. 政治的覇権-権力を振りかざす II. 軍事的覇権-武力の濫用 III. 経済的覇権-略奪と搾取 IV. 技術覇権-独占と抑圧 V. 文化的覇権-虚偽のシナリオの流布 結論 ――――― はじめに 二つの世界大戦と冷戦を経て世界最強の国となった米国は、他国の内政に干渉し、覇権を追求、維持、乱用し、破壊と浸透を進め、故意に戦争を行い、国際社会に害をなす行為をより大胆に行うようになった。 米国は、民主主義、自由、人権を推進するという名目で、「カラー革命」を起こし、地域紛争を扇動し、さらには直接戦争を仕掛けるという覇権主義の戦略を開発した。冷戦の精神にしがみついて、米国はブロック政治を強化し、紛争と対立を煽ってきた。国家安全保障の概念を拡大解釈し、輸出規制を乱用し、一方的な制裁を他国に強要してきた。また、国際法や国際ルールに対して選択的なアプローチをとり、適当に利用したり捨てたり、「ルールに基づく国際秩序」の維持の名の下に、自国の利益につながるルールを押し付けようとしてきた。 本報告書は、関連する事実を提示することによって、政治、軍事、経済、金融、技術、文化の各分野における米国の覇権の乱用を暴露し、米国の慣行が世界の平和と安定、およびすべての人民の幸福に及ぼす危険性について、より大きな国際的関心を喚起することを目指すものである。 (中略) 結論 正当な大義はその支持者を広く獲得するが、不当な大義を追求する者は社会から追放されることになる。強さを利用して弱者を威嚇し、力と策略で他者から奪い、ゼロサムゲームを行う覇権主義、支配主義、いじめの慣行は、重大な害悪を及ぼしている。平和、発展、協力、相互利益という歴史的な流れは止められない。米国はその権力で真実を覆い隠し、正義を踏みにじって私利私欲に走ってきた。こうした一方的でエゴイスティック、かつ時代に逆行する覇権主義は、国際社会から強い批判と反発を集めている。 各国は互いに尊重し合い、対等に付き合う必要がある。大国はその地位にふさわしい振る舞いをし、対立や同盟ではなく、対話とパートナーシップを特徴とする国家対国家関係の新しいモデルを追求する上で主導権を握るべきである。中国は、あらゆる形態の覇権主義や権力政治に反対し、他国の内政に干渉することを拒否する。米国は真剣に自らを省みなければならない。自分たちがやってきたことを批判的に検証し、傲慢さと偏見を捨て、覇権主義、支配主義、いじめを止めなければならないのだ。 * 日本政府筋からはゼッタイ出てこない この米国に対する図星の徹底批判は、何もブリンケンに頭にきて衝動的に出したものではあるまい。かつて、天木直人氏メルマガで石川禎浩著「中国共産党、その百年」(2021)が紹介しているWPに発表された一篇の詩が一部引用されたが、その発表は10年以上も前のことだ。米国在住の華人大学教授による この詩は、多くの在米中国人が長らく感じてきたダブル・スタンダードによる不当な扱いへの抗議、西洋の偏見に対する痛烈な反発を代弁するものだったという- 「私たちに一体どうしろというのか(What Do You Really Want From Us?)」 私たちが「東亜の病夫」だった時、私たちは「黄禍」と呼ばれた。 私たちが次の大国だと持ち上げられると、私たちは「脅威」と呼ばれる。 私たちが門戸を閉ざしていた時、あなた方は麻薬の密輸で市場をこじ開けた。 私たちが自由貿易を受け容れると、あなた方は私たちが職を奪っていると非難する。 ・・・・・・ 私たちが共産主義を試みた時、あなた方は私たちを共産主義者だからと憎んだ。 私たちが資本主義を受け容れると、あなた方は私たちを資本主義者だからと憎む。 私たちの人口が一〇億だった時、あなた方は私たちが地球を壊していると言った。 私たちが人口を抑制しようとすると、あなた方は人権を侵害していると言う。 ・・・・・・ 私たちが産業を開発すれば、あなた方は私たちを公害屋よばわりする。 私たちがものを売ってやると、あなた方は温暖化を私たちのせいにする。 ・・・・・・ あなた方は私たちに一体どうしろと言うのか?よく考えて、教えてくれ。 No.26 21ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ブリンケン国務長官、ミュンヘンで王毅と会談、ここで中国がロシアに対しウクライナ戦争で使... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
p_f > 中国の国営メディアは20日、米国が第2次世界大戦以来、政治、軍事、経済、技術、文化の「覇権」を求めてきたと非難する長文記事を出した。 CGTN 20-Feb-2023 米国の覇権とその危険性 https://news.cgtn.com/news/2023-02-20/U-S-Hegemony-and-Its-Perils-1hzPTDFI8KI/index.html 2023年2月 目次 はじめに I. 政治的覇権-権力を振りかざす II. 軍事的覇権-武力の濫用 III. 経済的覇権-略奪と搾取 IV. 技術覇権-独占と抑圧 V. 文化的覇権-虚偽のシナリオの流布 結論 ――――― はじめに 二つの世界大戦と冷戦を経て世界最強の国となった米国は、他国の内政に干渉し、覇権を追求、維持、乱用し、破壊と浸透を進め、故意に戦争を行い、国際社会に害をなす行為をより大胆に行うようになった。 米国は、民主主義、自由、人権を推進するという名目で、「カラー革命」を起こし、地域紛争を扇動し、さらには直接戦争を仕掛けるという覇権主義の戦略を開発した。冷戦の精神にしがみついて、米国はブロック政治を強化し、紛争と対立を煽ってきた。国家安全保障の概念を拡大解釈し、輸出規制を乱用し、一方的な制裁を他国に強要してきた。また、国際法や国際ルールに対して選択的なアプローチをとり、適当に利用したり捨てたり、「ルールに基づく国際秩序」の維持の名の下に、自国の利益につながるルールを押し付けようとしてきた。 本報告書は、関連する事実を提示することによって、政治、軍事、経済、金融、技術、文化の各分野における米国の覇権の乱用を暴露し、米国の慣行が世界の平和と安定、およびすべての人民の幸福に及ぼす危険性について、より大きな国際的関心を喚起することを目指すものである。 (中略) 結論 正当な大義はその支持者を広く獲得するが、不当な大義を追求する者は社会から追放されることになる。強さを利用して弱者を威嚇し、力と策略で他者から奪い、ゼロサムゲームを行う覇権主義、支配主義、いじめの慣行は、重大な害悪を及ぼしている。平和、発展、協力、相互利益という歴史的な流れは止められない。米国はその権力で真実を覆い隠し、正義を踏みにじって私利私欲に走ってきた。こうした一方的でエゴイスティック、かつ時代に逆行する覇権主義は、国際社会から強い批判と反発を集めている。 各国は互いに尊重し合い、対等に付き合う必要がある。大国はその地位にふさわしい振る舞いをし、対立や同盟ではなく、対話とパートナーシップを特徴とする国家対国家関係の新しいモデルを追求する上で主導権を握るべきである。中国は、あらゆる形態の覇権主義や権力政治に反対し、他国の内政に干渉することを拒否する。米国は真剣に自らを省みなければならない。自分たちがやってきたことを批判的に検証し、傲慢さと偏見を捨て、覇権主義、支配主義、いじめを止めなければならないのだ。 * 日本政府筋からはゼッタイ出てこない この米国に対する図星の徹底批判は、何もブリンケンに頭にきて衝動的に出したものではあるまい。かつて、天木直人氏メルマガで石川禎浩著「中国共産党、その百年」(2021)が紹介しているWPに発表された一篇の詩が一部引用されたが、その発表は10年以上も前のことだ。米国在住の華人大学教授による この詩は、多くの在米中国人が長らく感じてきたダブル・スタンダードによる不当な扱いへの抗議、西洋の偏見に対する痛烈な反発を代弁するものだったという- 「私たちに一体どうしろというのか(What Do You Really Want From Us?)」 私たちが「東亜の病夫」だった時、私たちは「黄禍」と呼ばれた。 私たちが次の大国だと持ち上げられると、私たちは「脅威」と呼ばれる。 私たちが門戸を閉ざしていた時、あなた方は麻薬の密輸で市場をこじ開けた。 私たちが自由貿易を受け容れると、あなた方は私たちが職を奪っていると非難する。 ・・・・・・ 私たちが共産主義を試みた時、あなた方は私たちを共産主義者だからと憎んだ。 私たちが資本主義を受け容れると、あなた方は私たちを資本主義者だからと憎む。 私たちの人口が一〇億だった時、あなた方は私たちが地球を壊していると言った。 私たちが人口を抑制しようとすると、あなた方は人権を侵害していると言う。 ・・・・・・ 私たちが産業を開発すれば、あなた方は私たちを公害屋よばわりする。 私たちがものを売ってやると、あなた方は温暖化を私たちのせいにする。 ・・・・・・ あなた方は私たちに一体どうしろと言うのか?よく考えて、教えてくれ。 No.26 21ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています ブリンケン国務長官、ミュンヘンで王毅と会談、ここで中国がロシアに対しウクライナ戦争で使... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
CGTN 20-Feb-2023
米国の覇権とその危険性
https://news.cgtn.com/news/2023-02-20/U-S-Hegemony-and-Its-Perils-1hzPTDFI8KI/index.html
2023年2月
目次
はじめに
I. 政治的覇権-権力を振りかざす
II. 軍事的覇権-武力の濫用
III. 経済的覇権-略奪と搾取
IV. 技術覇権-独占と抑圧
V. 文化的覇権-虚偽のシナリオの流布
結論
―――――
はじめに
二つの世界大戦と冷戦を経て世界最強の国となった米国は、他国の内政に干渉し、覇権を追求、維持、乱用し、破壊と浸透を進め、故意に戦争を行い、国際社会に害をなす行為をより大胆に行うようになった。
米国は、民主主義、自由、人権を推進するという名目で、「カラー革命」を起こし、地域紛争を扇動し、さらには直接戦争を仕掛けるという覇権主義の戦略を開発した。冷戦の精神にしがみついて、米国はブロック政治を強化し、紛争と対立を煽ってきた。国家安全保障の概念を拡大解釈し、輸出規制を乱用し、一方的な制裁を他国に強要してきた。また、国際法や国際ルールに対して選択的なアプローチをとり、適当に利用したり捨てたり、「ルールに基づく国際秩序」の維持の名の下に、自国の利益につながるルールを押し付けようとしてきた。
本報告書は、関連する事実を提示することによって、政治、軍事、経済、金融、技術、文化の各分野における米国の覇権の乱用を暴露し、米国の慣行が世界の平和と安定、およびすべての人民の幸福に及ぼす危険性について、より大きな国際的関心を喚起することを目指すものである。
(中略)
結論
正当な大義はその支持者を広く獲得するが、不当な大義を追求する者は社会から追放されることになる。強さを利用して弱者を威嚇し、力と策略で他者から奪い、ゼロサムゲームを行う覇権主義、支配主義、いじめの慣行は、重大な害悪を及ぼしている。平和、発展、協力、相互利益という歴史的な流れは止められない。米国はその権力で真実を覆い隠し、正義を踏みにじって私利私欲に走ってきた。こうした一方的でエゴイスティック、かつ時代に逆行する覇権主義は、国際社会から強い批判と反発を集めている。
各国は互いに尊重し合い、対等に付き合う必要がある。大国はその地位にふさわしい振る舞いをし、対立や同盟ではなく、対話とパートナーシップを特徴とする国家対国家関係の新しいモデルを追求する上で主導権を握るべきである。中国は、あらゆる形態の覇権主義や権力政治に反対し、他国の内政に干渉することを拒否する。米国は真剣に自らを省みなければならない。自分たちがやってきたことを批判的に検証し、傲慢さと偏見を捨て、覇権主義、支配主義、いじめを止めなければならないのだ。
*
日本政府筋からはゼッタイ出てこない この米国に対する図星の徹底批判は、何もブリンケンに頭にきて衝動的に出したものではあるまい。かつて、天木直人氏メルマガで石川禎浩著「中国共産党、その百年」(2021)が紹介しているWPに発表された一篇の詩が一部引用されたが、その発表は10年以上も前のことだ。米国在住の華人大学教授による この詩は、多くの在米中国人が長らく感じてきたダブル・スタンダードによる不当な扱いへの抗議、西洋の偏見に対する痛烈な反発を代弁するものだったという-
「私たちに一体どうしろというのか(What Do You Really Want From Us?)」
私たちが「東亜の病夫」だった時、私たちは「黄禍」と呼ばれた。
私たちが次の大国だと持ち上げられると、私たちは「脅威」と呼ばれる。
私たちが門戸を閉ざしていた時、あなた方は麻薬の密輸で市場をこじ開けた。
私たちが自由貿易を受け容れると、あなた方は私たちが職を奪っていると非難する。
・・・・・・
私たちが共産主義を試みた時、あなた方は私たちを共産主義者だからと憎んだ。
私たちが資本主義を受け容れると、あなた方は私たちを資本主義者だからと憎む。
私たちの人口が一〇億だった時、あなた方は私たちが地球を壊していると言った。
私たちが人口を抑制しようとすると、あなた方は人権を侵害していると言う。
・・・・・・
私たちが産業を開発すれば、あなた方は私たちを公害屋よばわりする。
私たちがものを売ってやると、あなた方は温暖化を私たちのせいにする。
・・・・・・
あなた方は私たちに一体どうしろと言うのか?よく考えて、教えてくれ。
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