記事へ戻る p_fさん のコメント p_f >>38 また、射程距離550kmまでのミサイルをキエフに供給することについても、活発な議論が行われている。タイムズ紙によると、射程240kmのハープーン対艦ミサイルや、550km以上離れた標的を攻撃できるストームシャドウ巡航ミサイルなどが考えられるという。更にキエフは、最大射程310kmの米国製 弾道ミサイルATACMSと、AGM-114ヘルファイアミサイルを装備できるMQ-1Cグレイイーグルを手に入れることを熱望している。 軍用ジェット機も議題になっている。オランダとポーランドは、F-16ブロック70/72バイパー戦闘機をウクライナ軍に譲渡することを表明した。リシ・スナック英首相はゼレンスキーとの会談で、ベン・ウォレス国防長官に、ロンドンがウクライナに引き渡せる可能性のある戦闘機を調べるよう要請し、ウクライナのパイロットを訓練する用意があることを表明した。その上で、英軍はウクライナ領空警備の手段として、より長距離のミサイルやドローンなどを提案した。 戦闘機については、ドイツのアナレーナ・バーボック外務大臣が「我々が議論していることではない」とコメントした。しかし、戦車の供与についても、当初ベルリンが反論していたことを考えると、この言葉は到底信用できるものではない。 ■NATOからの贈り物としての殺戮マシン 西側の「援助」は、ウクライナ人を何千人も殺している。2022年11月、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、キエフが少なくとも10万人の軍人を失ったと推定したが、ウクライナ支持者からの反発を受け、発言を削除している。それから更に3カ月が過ぎた。 ウクライナ全土で墓地が大きく拡張された。その穴埋めとして、当局は更なる動員を命じている。このプロセスは、ネット上で自由に見られる数十本のビデオが示すように、男たちが力づくで戦争に引きずり込まれる狩りと化している。 装備の損失を考えると、ドンバス、ザポロジェ、ケルソン、そしてロシアの国境地域の民間人に対する攻撃は、ほぼ西側諸国の武器を使って行われていると思われる。 その証拠は、ドンバスで破壊された民間インフラを撮影したビデオ映像で見ることができる。ドネツクの住宅地やルガンスク市シャスティエの奥地に、米国の「贈り物」であるHIMARSが打ち込まれているのである。ドネツクのカリニン病院とルガンスクのノヴォアイダルの病院は、いずれもNATOの兵器で破壊された。 そしてこれは、キエフが西側の物資を使って行っている虐殺のごく一部に過ぎない。 国連の中満泉 軍縮担当上級代表によると、2022年2月以降、戦闘行為の過程で少なくとも7,100人の民間人が殺害されたという。「実数はもっと多いだろう」と中満氏は述べた。ノルウェーのエイリク・クリストファーセン国防長官は、民間人の犠牲者を3万人と見積もっている。 また、現在 公にはまだ議論中と見做されているが、いくつかの長距離ミサイルがすでにキエフに提供されているという証拠もある。ザポロジエ州のロシア側の行政責任者であるウラジミール・ロゴフ氏は、メリトポリのホテル群「ハンターズ・キャンプ」にウクライナのミサイルが命中し、民間人の死者が出たと報告している。しかし、同市は前線から100km以上離れた場所にある。 ■ウクライナ人が最後の一人になるまでロシアと戦わせる 西側が計画した地政学的な対立のために、ウクライナ国民の命が犠牲になっている。1月24日の欧州評議会の会合で、ドイツのアナレーナ・バーボック外相は、「我々(EU)はロシアと戦争しているのであって、互いに戦争しているのではない」と発言した。その後、彼女は発言の撤回を余儀なくされたが、他の西側諸国当局者も、よりストレートではないにせよ、同じようなことを言っている。 NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「もしプーチンが勝てば、それはウクライナだけでなく我々全員にとっての敗北を意味する」と強調した。ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、ロシアの敗北を「ポーランドとヨーロッパの生きる意味」とまで言っている。 政治家が真実を語るのは、一般に辞任してからである。ドイツのアンゲラ・メルケル元首相やフランスのフランソワ・オランド元大統領の発言から、2014年と2015年のミンスク(和平)合意は、ウクライナの武装化とロシアとの全面軍事対決の前の時間稼ぎのために締結されたに過ぎないことが明らかになっている。 つまり、ウクライナを通じて(西側が)ロシアと代理戦争をすることは、長い間、綿密に計画された戦略であったのである。 No.40 21ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています プーチンへの支持。西側はロシア国民の支持が減と指摘するが、事実は逆。反プーチン発言には... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
p_f >>38 また、射程距離550kmまでのミサイルをキエフに供給することについても、活発な議論が行われている。タイムズ紙によると、射程240kmのハープーン対艦ミサイルや、550km以上離れた標的を攻撃できるストームシャドウ巡航ミサイルなどが考えられるという。更にキエフは、最大射程310kmの米国製 弾道ミサイルATACMSと、AGM-114ヘルファイアミサイルを装備できるMQ-1Cグレイイーグルを手に入れることを熱望している。 軍用ジェット機も議題になっている。オランダとポーランドは、F-16ブロック70/72バイパー戦闘機をウクライナ軍に譲渡することを表明した。リシ・スナック英首相はゼレンスキーとの会談で、ベン・ウォレス国防長官に、ロンドンがウクライナに引き渡せる可能性のある戦闘機を調べるよう要請し、ウクライナのパイロットを訓練する用意があることを表明した。その上で、英軍はウクライナ領空警備の手段として、より長距離のミサイルやドローンなどを提案した。 戦闘機については、ドイツのアナレーナ・バーボック外務大臣が「我々が議論していることではない」とコメントした。しかし、戦車の供与についても、当初ベルリンが反論していたことを考えると、この言葉は到底信用できるものではない。 ■NATOからの贈り物としての殺戮マシン 西側の「援助」は、ウクライナ人を何千人も殺している。2022年11月、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、キエフが少なくとも10万人の軍人を失ったと推定したが、ウクライナ支持者からの反発を受け、発言を削除している。それから更に3カ月が過ぎた。 ウクライナ全土で墓地が大きく拡張された。その穴埋めとして、当局は更なる動員を命じている。このプロセスは、ネット上で自由に見られる数十本のビデオが示すように、男たちが力づくで戦争に引きずり込まれる狩りと化している。 装備の損失を考えると、ドンバス、ザポロジェ、ケルソン、そしてロシアの国境地域の民間人に対する攻撃は、ほぼ西側諸国の武器を使って行われていると思われる。 その証拠は、ドンバスで破壊された民間インフラを撮影したビデオ映像で見ることができる。ドネツクの住宅地やルガンスク市シャスティエの奥地に、米国の「贈り物」であるHIMARSが打ち込まれているのである。ドネツクのカリニン病院とルガンスクのノヴォアイダルの病院は、いずれもNATOの兵器で破壊された。 そしてこれは、キエフが西側の物資を使って行っている虐殺のごく一部に過ぎない。 国連の中満泉 軍縮担当上級代表によると、2022年2月以降、戦闘行為の過程で少なくとも7,100人の民間人が殺害されたという。「実数はもっと多いだろう」と中満氏は述べた。ノルウェーのエイリク・クリストファーセン国防長官は、民間人の犠牲者を3万人と見積もっている。 また、現在 公にはまだ議論中と見做されているが、いくつかの長距離ミサイルがすでにキエフに提供されているという証拠もある。ザポロジエ州のロシア側の行政責任者であるウラジミール・ロゴフ氏は、メリトポリのホテル群「ハンターズ・キャンプ」にウクライナのミサイルが命中し、民間人の死者が出たと報告している。しかし、同市は前線から100km以上離れた場所にある。 ■ウクライナ人が最後の一人になるまでロシアと戦わせる 西側が計画した地政学的な対立のために、ウクライナ国民の命が犠牲になっている。1月24日の欧州評議会の会合で、ドイツのアナレーナ・バーボック外相は、「我々(EU)はロシアと戦争しているのであって、互いに戦争しているのではない」と発言した。その後、彼女は発言の撤回を余儀なくされたが、他の西側諸国当局者も、よりストレートではないにせよ、同じようなことを言っている。 NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「もしプーチンが勝てば、それはウクライナだけでなく我々全員にとっての敗北を意味する」と強調した。ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、ロシアの敗北を「ポーランドとヨーロッパの生きる意味」とまで言っている。 政治家が真実を語るのは、一般に辞任してからである。ドイツのアンゲラ・メルケル元首相やフランスのフランソワ・オランド元大統領の発言から、2014年と2015年のミンスク(和平)合意は、ウクライナの武装化とロシアとの全面軍事対決の前の時間稼ぎのために締結されたに過ぎないことが明らかになっている。 つまり、ウクライナを通じて(西側が)ロシアと代理戦争をすることは、長い間、綿密に計画された戦略であったのである。 No.40 21ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています プーチンへの支持。西側はロシア国民の支持が減と指摘するが、事実は逆。反プーチン発言には... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
また、射程距離550kmまでのミサイルをキエフに供給することについても、活発な議論が行われている。タイムズ紙によると、射程240kmのハープーン対艦ミサイルや、550km以上離れた標的を攻撃できるストームシャドウ巡航ミサイルなどが考えられるという。更にキエフは、最大射程310kmの米国製 弾道ミサイルATACMSと、AGM-114ヘルファイアミサイルを装備できるMQ-1Cグレイイーグルを手に入れることを熱望している。
軍用ジェット機も議題になっている。オランダとポーランドは、F-16ブロック70/72バイパー戦闘機をウクライナ軍に譲渡することを表明した。リシ・スナック英首相はゼレンスキーとの会談で、ベン・ウォレス国防長官に、ロンドンがウクライナに引き渡せる可能性のある戦闘機を調べるよう要請し、ウクライナのパイロットを訓練する用意があることを表明した。その上で、英軍はウクライナ領空警備の手段として、より長距離のミサイルやドローンなどを提案した。
戦闘機については、ドイツのアナレーナ・バーボック外務大臣が「我々が議論していることではない」とコメントした。しかし、戦車の供与についても、当初ベルリンが反論していたことを考えると、この言葉は到底信用できるものではない。
■NATOからの贈り物としての殺戮マシン
西側の「援助」は、ウクライナ人を何千人も殺している。2022年11月、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長は、キエフが少なくとも10万人の軍人を失ったと推定したが、ウクライナ支持者からの反発を受け、発言を削除している。それから更に3カ月が過ぎた。
ウクライナ全土で墓地が大きく拡張された。その穴埋めとして、当局は更なる動員を命じている。このプロセスは、ネット上で自由に見られる数十本のビデオが示すように、男たちが力づくで戦争に引きずり込まれる狩りと化している。
装備の損失を考えると、ドンバス、ザポロジェ、ケルソン、そしてロシアの国境地域の民間人に対する攻撃は、ほぼ西側諸国の武器を使って行われていると思われる。
その証拠は、ドンバスで破壊された民間インフラを撮影したビデオ映像で見ることができる。ドネツクの住宅地やルガンスク市シャスティエの奥地に、米国の「贈り物」であるHIMARSが打ち込まれているのである。ドネツクのカリニン病院とルガンスクのノヴォアイダルの病院は、いずれもNATOの兵器で破壊された。 そしてこれは、キエフが西側の物資を使って行っている虐殺のごく一部に過ぎない。
国連の中満泉 軍縮担当上級代表によると、2022年2月以降、戦闘行為の過程で少なくとも7,100人の民間人が殺害されたという。「実数はもっと多いだろう」と中満氏は述べた。ノルウェーのエイリク・クリストファーセン国防長官は、民間人の犠牲者を3万人と見積もっている。
また、現在 公にはまだ議論中と見做されているが、いくつかの長距離ミサイルがすでにキエフに提供されているという証拠もある。ザポロジエ州のロシア側の行政責任者であるウラジミール・ロゴフ氏は、メリトポリのホテル群「ハンターズ・キャンプ」にウクライナのミサイルが命中し、民間人の死者が出たと報告している。しかし、同市は前線から100km以上離れた場所にある。
■ウクライナ人が最後の一人になるまでロシアと戦わせる
西側が計画した地政学的な対立のために、ウクライナ国民の命が犠牲になっている。1月24日の欧州評議会の会合で、ドイツのアナレーナ・バーボック外相は、「我々(EU)はロシアと戦争しているのであって、互いに戦争しているのではない」と発言した。その後、彼女は発言の撤回を余儀なくされたが、他の西側諸国当局者も、よりストレートではないにせよ、同じようなことを言っている。
NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は、「もしプーチンが勝てば、それはウクライナだけでなく我々全員にとっての敗北を意味する」と強調した。ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相は、ロシアの敗北を「ポーランドとヨーロッパの生きる意味」とまで言っている。
政治家が真実を語るのは、一般に辞任してからである。ドイツのアンゲラ・メルケル元首相やフランスのフランソワ・オランド元大統領の発言から、2014年と2015年のミンスク(和平)合意は、ウクライナの武装化とロシアとの全面軍事対決の前の時間稼ぎのために締結されたに過ぎないことが明らかになっている。
つまり、ウクライナを通じて(西側が)ロシアと代理戦争をすることは、長い間、綿密に計画された戦略であったのである。
Post