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りゃんさん のコメント

この戦争がどうやったら防げたか(もちろん永久に防げる戦争はないが)。ここ数日、孫崎さんの記事をよみつつ考えていた。

2008年にウクライナをNATO加盟させて、ウクライナにNATO軍を置いていれば防げたのだという結論になった。是非善悪好悪の感情を抜きにして、この結論に理由を付して反対できるヒトビトはいるだろうか。アゾフがーとか言い出すヒトビトもいるだろうが、これらはロシアのクリミア侵略以後に問題になったことを思い出すといいとおもう。

メルケルは、先日わたしがここに引用したZEITのインタビューでも、和平の努力は失敗したが間違ってなかった、と言っていたが、彼女は間違ったのだ。そもそもロシア相手に和平できると考えた時点ですでに。

米国は民主党と共和党で考えが違うが、底流には、ドイツなんかにまかせたからこうなったという感情がどちらにもあるとおもう。独露が原因をつくったと。

英国は、米国がもっと関与することを望んでいるだろう。第二次大戦のときと似てきていると思うが、米国は直接自国が攻撃されなければ今以上の関与しないだろう。

ただし、停戦がもしなったら、ウクライナ側にあっという間にNATO軍が展開するだろうとはおもう。それが2008年の失敗から得られる教訓だ。どうせ停戦協定はロシアが破るし、NATOがいることだけが、戦争を防ぐ。もっともロシアはそんなことは承知だろうから、停戦協定はよほど何かがないと結ばないのではないか。むしろいやがるベラルーシを戦争に参加させ、あくまでウクライナの完全征服を狙うのだろう。
No.15
20ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。