りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
『スペクテイター』は政治・文化・時事問題を扱うイギリスの週刊誌。創刊は 1828 年の 7 月で、世界で最古の週刊誌 プーチン氏が勝利?世界秩序は彼に有利に変化している Is Putin winning? The world order is changing in his favour Peter Frankopan は、オックスフォード大学のグローバル ヒストリーの教授。 戦争に関しては、ロシアは本当に負けているのか ? ウクライナ人は驚くほどよく戦ったが、大きな損失を被った。西側の指導者たちは、キエフに「仕事を終える」ためのツールを与えると語っているが、バフムートでの挫折が示唆するように、今後数週間、数ヶ月、さらには数年で提供しなければならないものは暗いように見える . ロシアの経済は、戦争を続けるのに十分強いように見える。 IMF は、ロシアの経済が今年 0.3% 成長すると予測している。その間、数十万人のロ
https://gendai.media/articles/-/106783
この文中で、「グローバル・サウスは幻」と言っていることに注目すべきだと感じる。
篠田はほかで、「グローバル・サウスという概念は、外交官が文脈に応じて使うのは知っているが、学者としての私は使わない。そんなもの存在していないから」
「たとえばインドネシアをはじめとするASEANの老舗諸国は、国連総会決議でロシア侵略認定非難に一貫して賛成票を入れている。アフリカでも半分は賛成票を入れている。一枚岩のグローバル・サウスなんて、どこにも存在していない。」
とも明言している。
最近「グローバル・サウス」ということばが多用されているのに違和感をもっていたが、この篠田の文を読んで納得できた。
今回記事中でも、
「インドの元駐ロシア大使ベンカテシュ・ヴァルマは先週、こう述べた。「我々はウクライナ問題の西側諸国の位置づけにを受け入れてはいません。実際、グローバル・サウスではそれを支持する人はほとんどいません」」
とあるが、ベンカテシュ・ヴァルマが、あるいはインドが、あるいはPeter Frankopanがどういう意図でグローバル・サウスを使っているのか(今後使おうとするのか)には留意すべきと感じる。
一言で言えばそれは、「一枚岩のグローバル・サウスが存在して欲しい」、そしてインドの立場で言えば「自分がその盟主である」という意識なのであろう。
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