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英国歴史学者の見解「ウクライナは主として防御姿勢。ウクライナ、露の消耗戦では露アが耐える力が強い。西側諸国はウクライナ支援でまだ揺らいでいないが、世界の他の国々、印度、南アを含め旧植民地国は露が西側大国に痛められてるとの認識持つに容易。
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英国歴史学者の見解「ウクライナは主として防御姿勢。ウクライナ、露の消耗戦では露アが耐える力が強い。西側諸国はウクライナ支援でまだ揺らいでいないが、世界の他の国々、印度、南アを含め旧植民地国は露が西側大国に痛められてるとの認識持つに容易。

2023-03-04 07:02
  • 14

『スペクテイター』は政治・文化・時事問題を扱うイギリスの週刊誌。創刊は1828年の7月で、世界で最古の週刊誌
プーチン氏が勝利?世界秩序は彼に有利に変化しているIs Putin winning? The world order is changing in his favour
Peter Frankopanは、オックスフォード大学のグローバル ヒストリーの教授。
戦争に関しては、ロシアは本当に負けているのか?ウクライナ人は驚くほどよく戦ったが、大きな損失を被った。西側の指導者たちは、キエフに「仕事を終える」ためのツールを与えると語っているが、バフムートでの挫折が示唆するように、今後数週間、数ヶ月、さらには数年で提供しなければならないものは暗いように見える.
ロシアの経済は、戦争を続けるのに十分強いように見える。IMF は、ロシアの経済が今年 0.3% 成長すると予測している。その間、数十万人のロ

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>>5
続き
この新ドル切り替えはドル預金が無価値になるわけですから、大債権国の一つである中国の災難は測り知れないし、全世界のドル預金が無価値になるわけですから、米国への怒りは最高潮に達するでしょう。その反撃の切り返しのセリフも用意されているのです。「悪いのはプーチンと習近平だ!」と西側のチアリーダーたちは米支配層の意向を忖度して大騒ぎするのです。

私が心配するのはその大騒ぎに無条件反射し、日本人と自衛隊が「台湾有事」と叫んで中国に特攻することです。この特攻が起これば、米国支配層のシナリオ通りになり、彼らにとっては「めでたしめでたし」です。

「台湾有事」だけでも、日本人が避けることが出来れば、天晴!だと私は言いたいです。

結論なんですが、ウクライナ情勢がどう展開するのかはこの期に至ってさして大きな問題では無いのではないでしょうか。ロシア政府も中国政府も今のような世界のインフレ―の到来は想定済みで、3年ほど前から準備して居たようなんです。彼らは負けないのではないでしょうか。

No.6 20ヶ月前

>>3
デカプリングですか。貴殿は実に素朴で面白い。デカプリングが米国を絞め殺すことになることを一番知っているのは米国財務省です。そんなこと出来ません。

米国は新ドル切り替えをどう迎えるかに没頭されてます。

ウクライナ情勢の諸々のコメント、嘘、
デカプリング、チップ戦争等等々、
全部、は

本当の狙いである新ドル切り替えの目隠しつまり陽動作戦なんですよ。

No.7 20ヶ月前

>ロシアは、訓練を受けていない新兵を「肉挽き器」に投げ込み続け、そこで彼らの 4 分の 3 が死亡している。

 この事実認識と異なる事実を提示することが出来る。真逆の事実。以下はウクライナを操るアメリカ帝国傘下のABCニュースがウクライナ不利の情報を伝えているのだから「信ぴょう性」があるだろう。

https://abcnews.go.com/International/nonstop-shelling-former-us-marine-fighting-bakhmut-fighting/story?id=97324824

 この著者は、オックスフォード大学のグローバル ヒストリーの教授というのだから、所謂西側エリートだろう。こういう西側エリートは、自らの考えや物語が、実は間違っているのではないか、そう思考実験というか、シミュレーションをしないようだ。あくまで、他者は論評の対象でしかなく、自らは高い位置から、外界を見下ろし、ご託宣を下すテイである。

 勿論、神の啓示のような正しいご託宣なら良い。しかし、西側エリートの場合、間違った上から目線であることが多い。

 実際、上記のように簡単に反論可能だったりする。

>ウクライナへの侵攻と西側諸国の反応は、中国とロシアの協力に大きなチャンスをもたらした。たとえば、中国は記録的な量の安価なロシアの石油とガスを購入している一方で、はるかに多くの機械と半導体をロシアに輸出している。

 スエズ侵攻の失敗により、パックスアメリカーナの補完勢力というか、アメリカ帝国のおこぼれを漁るような情けなけないポジションについた英国だが、長年染み付いた「上から目線」はなかなか脱せずにいるようだ。

 だから中露による多極世界への胎動が悔しくて仕方ないのだろう。

 ところで、3月3日のMoon of Alabamaはギリシャのライターであるスタヴロウラ・パブスト(Stavroula Pabst)という人か書いた「「事実確認と「虚偽情報」の暴露という悪質な目的に関する興味深い記事」を紹介している。

 このギリシャ人は、「ファクト チェックと「反偽情報」の取り組みが殺到するのはなぜですか?」と問を立てて、フランス人Guy Debordという人がかいた「The Society of the Spectacle」(1967年)
という論考を手掛かりに「Guy Debord の「専門家の役割」への警告: 事実確認の台頭に関する哲学的視点」という記事を書いている。

https://libya360.wordpress.com/2023/01/03/guy-debords-warning-of-the-role-of-the-expert-a-philosophical-perspective-on-the-rise-of-fact-checking/

 ここに言うSpectacleスペクタクルという概念であるが、これは日本風に言うなら劇場政治、例えば「小泉劇場」みたいな「○○劇場」的概念だと考えている。

 スタヴロウラ・パブストは
「このスペクタクルが私たちの生活を完全に支配している」、「スペクタクルの社会である私たちの現在の現実は、世界が「ひっくり返った」世界です。」と言っている。

 上記の英国人の言葉を使用するなら、「民主主義は独裁政治とは異なる方法で戦争を戦う」劇場を眺める西側の大観衆は、スペクタクルの興奮の中で、敗北しつつある、否勝つことは絶対に許されないウクライナに大声援を送っている。

 正に、西側の大観衆が見ている事実は「ひっくり返った世界」、即ちウソ、虚偽の世界だ。

 少なくともハッキリ言えることがある。ウクライナ聖戦と応援は日本の権力と主流権威筋メディアが作り上げたスペクタクルである。そのお墨付きを専門家が与える。そして「経済に支配された社会では、そのような専門家は私たちに真実を提供することはできません。 彼らは、真実のように 見える ものに紡がれた嘘と歪曲を通じて、国家とメディアに奉仕するために存在します。」(Debord)。これこそが、「ファクト チェックと「反偽情報」の取り組みが殺到するのはなぜですか?」の答えであろう。

 「反偽情報への取り組みが急増する一方で、会話に欠けているのは権力についての議論です。もちろん、権力者には、彼らが「偽情報」と見なすものと闘いたい理由があります。彼らは、彼らのバージョンの真実が私たちのものになることを望んでいます」(スタヴロウラ・パブスト)

 そして、このブログを通じても二人ばかり、メディアと専門家により作られたスペクタクルに洗脳された人を観察できる。カレらの特徴は、日本政府(権力)とアメリカ帝国への信頼だ。

 では、そのようなウソ、即ちスペクタクルにどう対峙するのか?

 スタヴロウラ・パブストは、「スペクタクルを無効にして解体するには、言うべき何かを見つける必要がある」という。
 そして、「この「実際的な力」には、今日の事実確認や反偽情報への熱狂などの現象によって、スペクタクルが私たちの生活に忍び込み、完全に消去されたとまではいかなくても、大幅に排除されたという有意義な対話が必要です。そして、その対話とコミュニケーションは、細分化された個人やスペクタクルの影響を受けやすい孤独な群衆によって開始されるのではなく、共同体を共有し、ドゥボールが「普遍的な歴史」と表現するものとの意味のあるつながりを共有する人々によって開始されます。」と。

 私は、孫崎先生が提供してくれたこの場が「ドゥボールが「普遍的な歴史」と表現するものとの意味のあるつながりを共有する」場であると受け止めている。

 孫崎先生はスペクタクルにおけるニセの専門家ではない。それはハッキリした事実と言える。防衛研究所の連中や笹川平和財団だの小泉悠、胡散臭い連中が語るスペクタクル状況=権力と一体化していない、それはハッキリ言える。

 私が孫崎先生をスゴイと考える所以である。

No.8 20ヶ月前

>>8
孫崎先生は凄いですけど、貴兄の文章も凄いですよ。

No.9 20ヶ月前

国連での各国の投票行動についての篠田英朗の分析。
https://gendai.media/articles/-/106783

この文中で、「グローバル・サウスは幻」と言っていることに注目すべきだと感じる。
篠田はほかで、「グローバル・サウスという概念は、外交官が文脈に応じて使うのは知っているが、学者としての私は使わない。そんなもの存在していないから」
「たとえばインドネシアをはじめとするASEANの老舗諸国は、国連総会決議でロシア侵略認定非難に一貫して賛成票を入れている。アフリカでも半分は賛成票を入れている。一枚岩のグローバル・サウスなんて、どこにも存在していない。」
とも明言している。
最近「グローバル・サウス」ということばが多用されているのに違和感をもっていたが、この篠田の文を読んで納得できた。
今回記事中でも、
「インドの元駐ロシア大使ベンカテシュ・ヴァルマは先週、こう述べた。「我々はウクライナ問題の西側諸国の位置づけにを受け入れてはいません。実際、グローバル・サウスではそれを支持する人はほとんどいません」」
とあるが、ベンカテシュ・ヴァルマが、あるいはインドが、あるいはPeter Frankopanがどういう意図でグローバル・サウスを使っているのか(今後使おうとするのか)には留意すべきと感じる。
一言で言えばそれは、「一枚岩のグローバル・サウスが存在して欲しい」、そしてインドの立場で言えば「自分がその盟主である」という意識なのであろう。

No.10 20ヶ月前

なお、二行目に引用した文中で篠田は、

日本では、「グローバル・サウス」の概念をロマン主義的に捉えようとする傾向が強いわけだが、危険だろう。実態を伴わないある種の政治イデオロギー運動であることを、冷静に理解したうえで、付き合っていくことが必要である。

と書いている。こういうあたり、さすがに日本共産党などはシッカリ見ていると感じるが、「ロマン主義」なヒトビトには「グローバル・サウス」は一種の強精剤のようにはたらくのであろう。

No.11 20ヶ月前

まあわたしは、くだらない議論したいわけじゃなくて、
「国連憲章に侵略戦争は違法だと書かれてある。それを承知で国連に加盟したならちゃんと従いなさい」(ネットでみかけた某氏のことば)
をずっと言ってるだけですがね。とくにロシア(ソ連)は連合国であり、安保理のメンバーという、もっとも国連憲章を守らなくてはならない立場だ(もちろん米国等もそうだ)。

この範囲以上のことは何も言っていない。別に米国やウクライナが善だといったこともない。

ところがさらに不思議なことに、この国連憲章と精神においてよく似ている日本国憲法を護持すると言っているヒトビトが、その旗はおろさずに、ロシアを擁護している。これがわたしには未だによくわからない。

たぶん、思想的に免疫が弱いヒトビトなのだろう。繰り返されれば信じるのだろう。だから、ロシアの宣伝広告にやすやすと騙されるのだろう。

No.13 20ヶ月前

The audience laughs at him.
https://twitter.com/maxseddon/status/1631703725399056384

ほんとに植民地主義の被害にあった国民は(レベルの高い人々だけだろうが)、ロシアの嘘も嘘とわかっている。宣伝広告にはだまされない。そのうえで、自国の利益になるような立場を選んでいるのだろう。
それに比べると、日本の「ロマン主義者」は、大日本帝国も評価できないのに、ロシア右翼を称賛するなどして、ほんと思想的にめちゃくちゃだね。

No.14 20ヶ月前

>>10

「一枚岩のグローバル・サウスなんて、どこにも存在していない。」(篠田英朗)

 概念とか、ある種の括りとか、比喩とか、そうしたものは確実に「存在」している。

 一枚岩?

 そんなこと言うなら、NATOも存在しないことになる。ハンガリー、トルコを見たらいい。

 このように、簡単に矛盾を暴かれ、ツッコミどころ満載の見解を開陳する自称「専門家」と、それを信じるB層によりスペクタクルな反ロシア親米劇場が繰り広げられる。

 それにしても、「一枚岩のグローバル・サウスなんて、どこにも存在していない。」などと言いながら、「実態を伴わないある種の政治イデオロギー運動であることを、冷静に理解したうえで、付き合っていくことが必要である」などと、篠田氏は言うのである。

 ヤレヤレ、要はアメリカ帝国のイデオロギーに楯突く新思潮だといいたいのであろう。

 結果的にアメリカ帝国に阿る論陣をはるのだから、篠田氏は曲学阿世の徒でしかなかろう。

 こういう人を自説正当化に使用する小賢しいB層も困りものである。

No.15 20ヶ月前

50そこそこらしい このエリート教授の政治的立場は分からないが、オックスフォードと言えば、今も米国を「植民地」と見做すフシがあるように「オックスフォードの文明の目盛りは数百年が単位であるということなのでしょう」(アレックス・カー著「美しき日本の残像」)
かつ、現ジンバブエ近辺を植民地統治していた英国人支配者、セシル・ローズの名を冠した奨学金制度を誇っている。Frankopan教授の本音も「ロシア弱体化 → 米英優位の維持」を願うものでないか。

> 西側諸国はロシアを「植民地として」見たいと望んでいる、と彼(プーチン)は9月に述べた。 「彼らは平等な協力を望んでいません。彼らは私たちを奪いたいのです。」

これが荒唐無稽のデタラメでなく、事実として実感してきた国が多いからこそ-

> 国連の最初の投票で3分の1以上の国がロシアを非難することを拒否

に至ったのだろう。何もプーチンの口八丁で上記メッセージが非西側諸国に「うまく伝わっている」わけでない。

> 世界的な混乱と不安定さの源はアメリカとその同盟国だという考えが支配的である...ウクライナ戦争がNATOの拡大のために起こったという考えは、プーチンが単に西側に立ち向かっているという考えに対する物語を煽り...プーチンは反米感情を煽る名人だ。

「『という考え』などとイヤラシイ言い方すんな!事実だろうが!何が『反米感情を煽る名人』だ!」━これが非西側の偽らざる心情だろう。

> ロシアは、植民地時代の過去に対する西側の罪悪感を巧みに利用し...売り込んでいる。「何世紀にもわたる植民地主義、独裁、覇権の間、西側諸国はすべてを許されることに慣れ、全世界に唾を吐きかけることに慣れてきた」とプーチン大統領は先週語った。

「だから、『巧みに利用し』だの『売り込んでいる』などと言うな!事実だろうが!何が『西側の罪悪感』だ!ウソつくな!」━非西側にはバレバレだ。

そうして、米欧が非道を承知の上で、尚もロシアを追い詰め続けた結果が-

> ロシアは、訓練を受けていない新兵を「肉挽き器」に投げ込み続け、そこで彼らの 4 分の 3 が死亡している。彼らの指導者たちは次に何をするのかとコトキンは尋ねます。彼らはただそれを繰り返すだけである。

ということだ。

No.16 20ヶ月前
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