記事へ戻る りゃんさん のコメント りゃん 孫崎さんのつけたタイトルに 「米は「イヤイヤ」の日韓両政府の手を引っ張り」 とあるとおりだ。 日韓は互いに「イヤイヤ」なのだから、断交、とまでは わたしはいわないが(右寄りには断交をクチにする人々も多い)できるだけ交流を少なく少なくすべきだろう。米国の手に乗って、日韓が無理に仲良くすることはない。それが反米でもある。これをハッキリいう陰謀論サヨクが少ないのはなぜなのだろうか。 じっさい、江戸時代には、ときどき朝鮮通信使がくる以外は、たいして日朝の交流はなかったのである。それでやっていける。 わたしはここで何度も書いたが、日韓併合こそは、近代日本の最大の失敗だったとおもっている。日露戦争をたたかうような愚はやめて、日本は朝鮮を露に好きにさせておけば良かった。そうすればきっと日米戦争もなかっただろう。 一方でその場合朝鮮ではスターリンのころに大虐殺がおこなわれ、残った朝鮮人の一部は中央アジアやシベリアに強制連行されたであろう。また、ロシアの軍港や産業都市がつくられ、いまではロシア系住民が多数住む土地になっていただろうとおもう。ソビエト崩壊ののち、朝鮮が仮に独立したとしても、プーチンはいまごろロシア系住民が朝鮮人の「東海大隊」に虐殺されているなどとデマを流して、朝鮮全土の支配をもくろんだのではないか。それを、日本では、ロシア国粋主義に同調するヒトビトが、朝鮮の大統領を米国のイヌと卑下しつつ、ロシア側に大喝采し、日本もロシアに支配してもらいたい(∵ロシアは強く、強い者に支配されるのは当然だから)とか歌いまくっていたのかもしれない。 さて、「米は「イヤイヤ」の日韓両政府の手を引っ張り」といっても、細かく見ると、前回記事のコメントで概要を書いたが、そこには少しニュアンスがある。 記事にあるとおり米国は、米国自身のために、「これまで散々苦労して、両国の関係を修復しようとしてきた」。そこへ最近の北の状況を見て、韓国国内では自主核武装論が高まっていた。米国高官が韓国に飛び、今回の「いわゆる徴用工問題」解決案が出てきた。この案そのものにも問題はあるが、そこよりもさらに強調すべきは、おそらくは、ホワイトリスト問題もレーダー照射問題も、さらには日銀の信用状問題も、全部日本側が譲歩して韓国側有利に「解決」されるのだろう。韓国側は「現政権のあいだは」、「いわゆる徴用工問題」も自主核武装論も政権側がおさえるだろう。 しかし、政権がかわればどうせ蒸し返す。もう全部わかっていることだ。韓国側は、いざとなれば、米国の統合抑止構想、すなわち記事を引用するなら「米軍だけではなく米国のあらゆる政府機関・企業、さらには日本や豪州、フィリピン、韓国など同盟国の力を結集して、中国・ロシア・北朝鮮に対する抑止力を高めようというもの」を簡単に裏切るに決まっている。せいぜい背後から日本に攻撃することくらいはやめて欲しいが、これすらもわたしは信用していない。 米国も日本も、いつまでたっても学ばないのである。 No.14 20ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 徴用工問題の解決、この問題は決して日韓の関係だけで解決されたものではない。米は「イヤイ... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
りゃん 孫崎さんのつけたタイトルに 「米は「イヤイヤ」の日韓両政府の手を引っ張り」 とあるとおりだ。 日韓は互いに「イヤイヤ」なのだから、断交、とまでは わたしはいわないが(右寄りには断交をクチにする人々も多い)できるだけ交流を少なく少なくすべきだろう。米国の手に乗って、日韓が無理に仲良くすることはない。それが反米でもある。これをハッキリいう陰謀論サヨクが少ないのはなぜなのだろうか。 じっさい、江戸時代には、ときどき朝鮮通信使がくる以外は、たいして日朝の交流はなかったのである。それでやっていける。 わたしはここで何度も書いたが、日韓併合こそは、近代日本の最大の失敗だったとおもっている。日露戦争をたたかうような愚はやめて、日本は朝鮮を露に好きにさせておけば良かった。そうすればきっと日米戦争もなかっただろう。 一方でその場合朝鮮ではスターリンのころに大虐殺がおこなわれ、残った朝鮮人の一部は中央アジアやシベリアに強制連行されたであろう。また、ロシアの軍港や産業都市がつくられ、いまではロシア系住民が多数住む土地になっていただろうとおもう。ソビエト崩壊ののち、朝鮮が仮に独立したとしても、プーチンはいまごろロシア系住民が朝鮮人の「東海大隊」に虐殺されているなどとデマを流して、朝鮮全土の支配をもくろんだのではないか。それを、日本では、ロシア国粋主義に同調するヒトビトが、朝鮮の大統領を米国のイヌと卑下しつつ、ロシア側に大喝采し、日本もロシアに支配してもらいたい(∵ロシアは強く、強い者に支配されるのは当然だから)とか歌いまくっていたのかもしれない。 さて、「米は「イヤイヤ」の日韓両政府の手を引っ張り」といっても、細かく見ると、前回記事のコメントで概要を書いたが、そこには少しニュアンスがある。 記事にあるとおり米国は、米国自身のために、「これまで散々苦労して、両国の関係を修復しようとしてきた」。そこへ最近の北の状況を見て、韓国国内では自主核武装論が高まっていた。米国高官が韓国に飛び、今回の「いわゆる徴用工問題」解決案が出てきた。この案そのものにも問題はあるが、そこよりもさらに強調すべきは、おそらくは、ホワイトリスト問題もレーダー照射問題も、さらには日銀の信用状問題も、全部日本側が譲歩して韓国側有利に「解決」されるのだろう。韓国側は「現政権のあいだは」、「いわゆる徴用工問題」も自主核武装論も政権側がおさえるだろう。 しかし、政権がかわればどうせ蒸し返す。もう全部わかっていることだ。韓国側は、いざとなれば、米国の統合抑止構想、すなわち記事を引用するなら「米軍だけではなく米国のあらゆる政府機関・企業、さらには日本や豪州、フィリピン、韓国など同盟国の力を結集して、中国・ロシア・北朝鮮に対する抑止力を高めようというもの」を簡単に裏切るに決まっている。せいぜい背後から日本に攻撃することくらいはやめて欲しいが、これすらもわたしは信用していない。 米国も日本も、いつまでたっても学ばないのである。 No.14 20ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 徴用工問題の解決、この問題は決して日韓の関係だけで解決されたものではない。米は「イヤイ... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
「米は「イヤイヤ」の日韓両政府の手を引っ張り」
とあるとおりだ。
日韓は互いに「イヤイヤ」なのだから、断交、とまでは
わたしはいわないが(右寄りには断交をクチにする人々も多い)できるだけ交流を少なく少なくすべきだろう。米国の手に乗って、日韓が無理に仲良くすることはない。それが反米でもある。これをハッキリいう陰謀論サヨクが少ないのはなぜなのだろうか。
じっさい、江戸時代には、ときどき朝鮮通信使がくる以外は、たいして日朝の交流はなかったのである。それでやっていける。
わたしはここで何度も書いたが、日韓併合こそは、近代日本の最大の失敗だったとおもっている。日露戦争をたたかうような愚はやめて、日本は朝鮮を露に好きにさせておけば良かった。そうすればきっと日米戦争もなかっただろう。
一方でその場合朝鮮ではスターリンのころに大虐殺がおこなわれ、残った朝鮮人の一部は中央アジアやシベリアに強制連行されたであろう。また、ロシアの軍港や産業都市がつくられ、いまではロシア系住民が多数住む土地になっていただろうとおもう。ソビエト崩壊ののち、朝鮮が仮に独立したとしても、プーチンはいまごろロシア系住民が朝鮮人の「東海大隊」に虐殺されているなどとデマを流して、朝鮮全土の支配をもくろんだのではないか。それを、日本では、ロシア国粋主義に同調するヒトビトが、朝鮮の大統領を米国のイヌと卑下しつつ、ロシア側に大喝采し、日本もロシアに支配してもらいたい(∵ロシアは強く、強い者に支配されるのは当然だから)とか歌いまくっていたのかもしれない。
さて、「米は「イヤイヤ」の日韓両政府の手を引っ張り」といっても、細かく見ると、前回記事のコメントで概要を書いたが、そこには少しニュアンスがある。
記事にあるとおり米国は、米国自身のために、「これまで散々苦労して、両国の関係を修復しようとしてきた」。そこへ最近の北の状況を見て、韓国国内では自主核武装論が高まっていた。米国高官が韓国に飛び、今回の「いわゆる徴用工問題」解決案が出てきた。この案そのものにも問題はあるが、そこよりもさらに強調すべきは、おそらくは、ホワイトリスト問題もレーダー照射問題も、さらには日銀の信用状問題も、全部日本側が譲歩して韓国側有利に「解決」されるのだろう。韓国側は「現政権のあいだは」、「いわゆる徴用工問題」も自主核武装論も政権側がおさえるだろう。
しかし、政権がかわればどうせ蒸し返す。もう全部わかっていることだ。韓国側は、いざとなれば、米国の統合抑止構想、すなわち記事を引用するなら「米軍だけではなく米国のあらゆる政府機関・企業、さらには日本や豪州、フィリピン、韓国など同盟国の力を結集して、中国・ロシア・北朝鮮に対する抑止力を高めようというもの」を簡単に裏切るに決まっている。せいぜい背後から日本に攻撃することくらいはやめて欲しいが、これすらもわたしは信用していない。
米国も日本も、いつまでたっても学ばないのである。
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