• このエントリーをはてなブックマークに追加

中庸左派さん のコメント

 国家間関係は友達関係ではないから、正直「同盟国」による盗聴自体に驚きはない。さもありなん、という感想だ。まして、世界中で謀略を行っているアメリカ帝国のような信用出来ない国なら、尚更である。アメリカ帝国にとっては同盟などという概念は自国の手駒程度のものではないのか?ならば、手駒国の弱みや裏情報を入手すれば、より効果的に手駒国をコントロールできるというもの。

 興味があるのは、日本に多数いる信仰厚い親米派が、アメリカ帝国による今回のような盗聴をどう受け止めるのか?である。

 信じてたのに!裏切ったのね!ヒドイわ!!みたいなカンジだろうか?アメリカ帝国を信じるなど、私としてはオメデタイ思考様式だとしか思わない。まぁ、日本政府も当然アメリカ帝国の諜報活動のターゲットだろう。

 今回のリーク文書は2回に分けてばら撒かれたようだが、後にリークされた文書は「ウクライナの防御の弱点を警告してい」ることから、信ぴょう性が高いようだ。
 リーク文書関連記事にるよると、「ある国防当局者によると、多くの文書は統合参謀本部議長のマーク・A・ミリー将軍や他の軍高官のために冬に作成されたようだが、必要なセキュリティ・クリアランスを持つ他の米国人職員や契約社員が利用できた。」

「リークに含まれるある図では、ウクライナの防空弾の燃焼速度を示し、枯渇する時期を明記している。4月13日までにSA-11システムが、4月15日までに米国製NASAMが、5月までにSA-8が機能しなくなると予測している。別の図では、特定の種類の弾薬が枯渇するという予測は、ウクライナの防衛側がロシアのジェット機やヘリコプターを優先的に狙うべきで、ドローンなどの小型の脅威に対しては射撃を控えるべきだと示唆しています。」

https://archive.md/2023.04.10-031216/https://www.washingtonpost.com/national-security/2023/04/08/leak-documents-ukraine-air-defense/

https://www.nakedcapitalism.com/2023/04/pentagon-in-panic-as-second-set-of-leaked-documents-gains-traction-revealing-spying-on-allies-and-deteriorating-ukraine-capabilities.html

 ウクライナでは徴兵活動も苛烈になっているようだ。

https://www.washingtonpost.com/world/2023/04/10/ukraine-draft-troops-reinforcements-training/

「軍服の男たちは、ほとんどどこにでも、いつでも現れる可能性がある。一般市民の玄関をノックし、街角で無作為に呼び止めて、人生をひっくり返す可能性のある徴兵用紙を配るのです。」

「どうせ無くなる土地にしがみつくために罵声を浴びせられ、かわいそうな人たちです。」とは、Moon Of Alabamaの弁。同感。

 一刻も早く、停戦を願うばかりだ。
No.16
18ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。