• このエントリーをはてなブックマークに追加

p_fさん のコメント

userPhoto
p_f
>「産業のコメ」とも呼ばれている。

趣旨は違うが、とある専門家が「半導体産業は農業と同じだよ」と言っていた通りかもしれない。

イラストで分かる半導体製造工程
https://www.semijapanwfd.org/manufacturing_process.html

お米ができるまで
https://www.zpr.co.jp/fun/until/index.html

> 日本が産業を成長させていくうえで最も重点的に育成していかなければならない分野だ。

「半導体 立国ニッポン」などと勢いづいていた80年代、工学部電気系は半導体関連の研究室で占められていたが、今は昔でないか。

半導体はコメより重い(日経ビジネス 2021.6.17)
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00108/00133/

”半導体で日本の地位が低下している。1980年代、日本企業は約5割の売上高シェアを握っていた。上位10社中、6社はNECや東芝などの日本勢だった。現在は1割を切っており、上位を米国、韓国、台湾勢が占める”

”(日本は)デジタル機器の頭脳に当たるロジック半導体では、米インテルや米エヌビディア、韓国サムスン電子などに歯が立たない”

”とりわけ深刻なのが製造分野だ。半導体受託生産(ファウンドリー)最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が世界シェアの半分近くを握る。世界のトップ企業は、狭い面積に回路を詰め込む微細化技術でしのぎを削る。その競争で日本勢は離脱した”

”半導体産業は設計なら設計、製造なら製造と、特定分野に強みを持つ企業が分業する時代に入った。ところが日本勢は設計から製造まで自前で手掛ける「垂直統合モデル」に固執するあまり、再編が遅れた”

孫崎さんが とうの昔に指摘されている「戦略なき政官財のトップ達」が日本の支配的「敗因」だろう。

日本の半導体はなぜ沈んでしまったのか?(ニューズウィーク日本版 2018年12月25日)
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/12/post-11458_1.php

”アメリカは同盟国である日本に対してさえ、アメリカを追い抜くようなことを絶対に許さず、「アメリカにとっての防衛産業の基礎を脅かすという安全保障上の問題がある」として日本半導体を潰してしまった。ましてや最大のライバル国(敵国?)である中国に対してなど、どんな手段でも取り、いかなる容赦もしないだろう”

日本の支配層に戦略が無ければ、対米隷従も必定だ。そして、対米隷従が更に日本から戦略を奪う悪循環。檻の中で飼われている動物は、充てがわれたエサを食べるだけの存在でしかない。
No.2
18ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。