孫崎享のつぶやき
半導体はパソコン等あらゆる「産業のコメ」。半導体製造設備輸出中国31%。台湾25%、韓国17&、米13%、軍事転用可能理由で対中輸出制限へ。勿論米国の要請。 将来の主軸産業の基盤を揺さぶってどうするのだ。中国は自分で作れる力は持つ。
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コメント
コメントを書く現在、FPGAという半導体製品が入手困難な状態との事。この製品は、プログラマブルシステムLSIであり、ほとんどの民生用と通工用電子製品の試作に使われている。当然、米国の最新兵器の開発にはFPGAが必須であり、実際の兵器にも使われていると考えられる。
2015年にインテルがNo.2のFPGA企業を買収したが、最先端品の量産製造に失敗したのでは。そうすると、全ての最先端技術を使ったFPGAが台湾のTSMCで製造されていることになる。つまり、TSMCの危機は米国の最先端軍事技術の危機であり、中国の台湾統一でTSMCが中国のコントロール下に置かれると、中国とアメリカの軍事技術の逆転が起こることを意味する。今回のウクライナ紛争で兵器の在庫一掃が行われた兵器産業において、改めて最先端技術を使ったFPGAの重要性を認識した米国は、台湾独立への支援、TSMC最先端技術工場の米国への誘致、IBM 0.2nm技術の日本への供与などが行われていると考えると、最近の半導体に関する動向が理解しやすい。
ちなみに、FPGAと言われるプログラマブル・システムLSIは配線のお化けみたいな半導体製品であり、10nm以下の配線可能なオランダASML制ステッパーと日本のゴミ除去洗浄技術が必須である。この技術の中国本土への輸出が当面の課題と考えた結果が今のアメリカの行動であると考えられる。
>>13
貴重な情報分析を有難うございます。
> 最先端品の量産製造に失敗したのでは。
どうやら そのようで-
FPGAを手中にしたAMD TSMCにすり寄るIntelとの争いに注目(日経XTECH 2022.03.25)
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00065/00556/
”微細化で苦戦のIntelとTSMC活用し微細化進めるAMD”
> TSMCが中国のコントロール下に置かれると、中国とアメリカの軍事技術の逆転が起こることを意味する。
そうなる前にTSMCを破壊するそうです。無茶苦茶ですね-
元米政府高官、米国が台湾のチップ工場を破壊する可能性を示唆(RT 14 Mar, 2023)
https://www.rt.com/news/572928-taiwan-destroy-semiconductor-plants/
”ワシントンは、中国が台湾の半導体産業を掌握するのを阻止しようと強く決意しており、北京軍による「侵略」があった場合には、チップ工場(TSMC)を破壊すると、元米国国家安全保障顧問のロバート・オブライエンは月曜日に述べた。”
> FPGAと言われるプログラマブル・システムLSIは配線のお化けみたいな半導体製品であり、
一般のLSIでは内部の配線は「固定」で、この配線で形成される電子回路を変更したい場合、LSI作り直しでオク単位のコストが発生すると思われます。一方、FPGAは既に電子基板に実装済みの状態で内部の配線を自由に変更可能(プログラマブル)であり、ご指摘の通り製品試作に不可欠のキーデバイスとなって久しいばかりか、仕様変更が繰り返される場合では、量産品で使われるケースも少なくない気が致します。
>>11
あなたは「ほっておけば、その半導体でつくったもので日本が侵略されます」と呪文みたいなものを唱えますが、いや、その呪文があなたの語りの基本なんでしょうが、中共には侵略という運動原理はないんです。さらに言えば、北朝鮮にもそういうものはないんです。
あなたたちが生まれる前にインドネシアでバンドン会議が開かれまして、米国とソ連の資本主義対共産主義の戦いを批判し、第三の流れを高らかに宣言しましたが、中共はその精神を受け継ぎ、プーチンまでも巻き込み、非米グループをまとめ上げているのです。
侵略は米国が今も尚抱いているクラシックなモードだと思います。あなたも勉強して侵略の意味を理解して貰いたいものです。
<単純に中共が強いと思っているヒトビト>とか言う軽薄な日本語を使って私を挑発してるようですが、中国の戦争は専守防衛ですから、日米束になっても勝てません。米国はそのことを知ってます。
米国の狙いはあなたやCHANGEみたいな嫌中心旺盛な分子を日本で糾合して、対中特攻を敢行させ、東アジア・ショックを起こし、それに伴い、どたばた、カオスを引き起こすことです。
そうなればしめたもの。コソボで確認された「臨界直前まで進んだ米帝国の金融経済のリセット」を米国は堂々とやってのけれるのです。
>>12
良い文章ですね。
>>13
TSMCについてお手数ですが私の下記の考えが正しいかどうか教えていただきたいです。
1.ナチスドイツがソ連と米国に降伏した後、ナチスのロケット工学がソ連と米国にシェアされたみたいにTSMCの工場が米軍によって破壊されても、TSMCの労働者と技術者が生き延びる限る、工場は再建され、従来同様の製品が生産される。
2.半導体サプライチェ―ンが破壊されたら、台湾と韓国の技術者は中国に活路を見いだし、米国のソフト開発者の一部は、中国に亡命したりして、中国のソフト不足が緩和され、結局は半導体困窮が米日を襲うことになる。
>>20
FPGAは、ザイリンクス(AMDに買収される)及びアルテラ(インテルに買収)の米国半導体ベンチャー2社によって1990年代に開発された製品です。システム開発を行っていたブレッドボードをIC化した製品で、プロセッサーやメモリー等のLSIを内蔵して、それをコントロールする論理回路をソフトで組み立てできる、多目的な製品に対応できる無駄な回路や消費電流を覚悟をした製品です。つまり、それほど設計的に斬新な製品ではないのです。
製造的には、ASMLのステッパーと10nm以下の微細なゴミに対応できる量産ラインを作ることです。台湾のTSMCが単独でこの製品を作れるわけでもなく、ただこれに対応できる量産ラインをまとめ上げた結果、最先端のFPGAを製造できる結果となっていると考えるべきです。
で、質問に対する個人的な見解ですが、
1.TSMCの技術者や労働者は、量産するノウハウは持っていても、海外の助けが無ければ、設計や製造機械が導入できず、製品は作れない。
2.上記と同様に、半導体はすでに成熟産業となっていて、一部の技術者が集まればできることはないと考えるべきです。
日本で考えると、微細化やゴミに対応できる製造技術は、米マイクロン社に買収された旧エルピーダのの広島工場や旧東芝NANDのキオクシア等に存在し、設計技術も旧日立・NEC・三菱のルネサスにあると思うのだが、それをまとめる政府や業界トップがいないし、出す資金もない。
>>23
ご教示賜りありがとうございます。
>>22
米国のベトナム、イラク、リビア、シリア、アフガニスタンに類する戦争を中国がしましたか?中共のアジェンダはそういう戦争を絶対にしないということです。
>>21
なるほど。確かに戦後日本がやってきたことをしっかり中国が請け負って成功し、今じゃ米国をも呑み込もうとしている。
中国にとって代わる国はなさそうですね。
そして今は日本はあの日露戦争(英国のファイナンスを頼りに)みたいなものを米国のドルファイナンス受けて中国との戦争準備に大童。今の若い連中にはそういう視座は皆無。それが私には嘆かわしい。