• このエントリーをはてなブックマークに追加

妄想の万年中年さん のコメント

>>20
FPGAは、ザイリンクス(AMDに買収される)及びアルテラ(インテルに買収)の米国半導体ベンチャー2社によって1990年代に開発された製品です。システム開発を行っていたブレッドボードをIC化した製品で、プロセッサーやメモリー等のLSIを内蔵して、それをコントロールする論理回路をソフトで組み立てできる、多目的な製品に対応できる無駄な回路や消費電流を覚悟をした製品です。つまり、それほど設計的に斬新な製品ではないのです。
製造的には、ASMLのステッパーと10nm以下の微細なゴミに対応できる量産ラインを作ることです。台湾のTSMCが単独でこの製品を作れるわけでもなく、ただこれに対応できる量産ラインをまとめ上げた結果、最先端のFPGAを製造できる結果となっていると考えるべきです。
で、質問に対する個人的な見解ですが、
1.TSMCの技術者や労働者は、量産するノウハウは持っていても、海外の助けが無ければ、設計や製造機械が導入できず、製品は作れない。
2.上記と同様に、半導体はすでに成熟産業となっていて、一部の技術者が集まればできることはないと考えるべきです。
日本で考えると、微細化やゴミに対応できる製造技術は、米マイクロン社に買収された旧エルピーダのの広島工場や旧東芝NANDのキオクシア等に存在し、設計技術も旧日立・NEC・三菱のルネサスにあると思うのだが、それをまとめる政府や業界トップがいないし、出す資金もない。
No.23
19ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。