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りゃんさん のコメント

孫崎さん「標的ごとに2つの防空ミサイルを発射する作戦であるが、中国は複数のミサイルを撃ってくることが想定され、どうするのだ等の指摘」

これについては、こちらが簡潔です。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041600097

さらに要約すれば、台湾だけでは中共軍の制空権奪取が有利であると。
これに対しては、米国の同盟国の基地から中共の航空基地を攻撃することになりますが(中共側も同じく攻撃してくる)、
この点も現時点で中共有利といえます。

中共側は、大陸内部の多数の基地から、航続距離の長い弾道弾を用いることができるのに対して、同盟国側は、
巡航ミサイルを沖縄、九州、フィリピン、韓国くらいにしかおけない。
しかも韓国や沖縄には政治的に置けず、九州もどうなるかわからない。
フィリピンは今後の米国の交渉次第でしょう。

制空権が中共側にあるとどうなるか。
「中国側は(制空権があるので)ヘリコプターで台湾の主要都市に直接向かい、兵力を直接展開させて占領する形になると考えています。なので台湾は市街戦の対策をするべきだという話が出ていますね」
https://bunshun.jp/articles/-/60661

しかし、この場合、市街戦以前に、地対空ミサイルで、ヘリコプターが落とされ放題になるという見方もあります。つまり、制空権を握ったからと言って、
簡単に終わるわけではない。そのうち米国の空母が到着するかもしれません。中共も米空母を直接攻撃する決断はしきれないかもしれません。その場合、徐々に露宇戦争の状態に近づくでしょう(現時点で露宇戦争はロシア有利と見ているヒトビトも、別にロシアが楽勝しているとは思わないでしょう)。しかも輸送路の問題で、中共へはマラッカ海峡を通るような物資はほとんどはいってこなくなりますし、厳しい経済制裁を受けることとなります。

前回の話題関連ですが、現在貴州省はほぼ財政破綻したといわれており、ただでさえ今後続々と地方政府が財政破綻するといわれています。戦争は、中共人民の生活を破綻に導くでしょう。

中共は、ベトナムや南シナ海、さらには尖閣への侵略など考えず、ウイグル、チベットなどでも、温和的な政策に徹した上で、平和的な大国として台頭し、台湾だけを望めば、たぶん台湾を獲得できたとおもいます。その場合、たとえばフィリピンが米軍に基地を提供することはなかったでしょう。おろかなことです。
No.8
19ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。