朝鮮半島は米国の核とミサイルに抗して北朝鮮が核ミサイルを対置させているので安泰です。韓国の尹大統領に出来ることは何もありません。

極東の問題は「台湾有事」です。

米国と日本の右翼は台湾の若者を扇動して独立させたいところです。その為にあれやこれやと官民一体になって努力を惜しんでません。

中国は独立の機運が盛り上がったら、すかさず、電撃的に台湾上陸作戦を敢行し独立分子を潰したいところです。人民解放軍は腕のみせどころということでそれを待っているところでしょう。台湾の若者はそのことを知っているから、動きません。賢い。

もう一つシナリオがあります。ある日突然偽旗作戦を米国が行うことです。横須賀を発して台湾海峡を航行中の米駆逐艦を米ミサイルが撃沈し、ワシントンがすかさず中国により撃沈されたと報じるのです。米中間で海戦が始まり、日本の自衛隊も巻き込まれ、台湾と沖縄が戦場になるのです。当然、日本は戦時経済に入り財政は破綻する。癪なのは、このシナリオを米国も中国も十分に検討し準備万端にあることです。これが起こると、中国は台湾の完全支配権を得、米国は行き詰まった自らの財政金融をガラガラポンと原点に戻すことが出来るのです。中国がそれを待っているから、米国としては簡単には突っ込めない。じりじりした微妙な局面です。

韓国の尹大統領が訪米前に「台湾問題は世界の問題だ」と心にもない啖呵を切って中国を怒らしたのも、上記のシナリオが日本だけを窮地に陥れることを知っているからです。尹氏はしたたかですよ。