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changeさん のコメント

戦争の悲惨さは、多少戦争を体験した者にとっても、悲惨以外のなにものでもない。あの食料が配給制で満足に腹を満たすことができない時代を過ごしてきたものは、何物にもメゲナイ不屈の精神が培われてきたことも事実である。生きることに必死であったが、明日に希望を持ちながら、希望を実現しようよして生きてきたともいえる。

今回の戦争は、形から見れば、経済的にEU,中国、ロシアと関係を持ちながら、軍事的緊張関係が破裂してロシアがウクライナに侵攻したといえる。ロシアとNATOの関係が微妙に作用しながら、ウクライナが犠牲になっているといえる。

この戦争はやらないとロシアが滅びるというように差し迫った戦争ではない。従って、すべてを戦争に振り向けるというような覚悟が、プーチンにも国民にもない。そのために戦争の進め方が非常に中途半端なものになり、すべてをかけて戦うウクライナになかなか勝てない。この構図で戦争が続いている。

ロシア国民はNATOが仕掛け、ロシアが祖国を守るという大仰な戦争になっていないし、反対にNATO諸国は、ロシアからNATO諸国を守るという図式にもなっていない。

ウクライナに①軍事力の整備が整っていなかった。②NATO加盟ができなかった。③核を保有していないし、核シェアリングもない。多くの問題点を指摘できる。

他国が侵攻したら無残に国を破壊されるしか道はなかったといえるが、西側諸国に働きかけ東部4州を奪回しようという必死の姿勢は評価できる。これから始まる東部の戦争でロシア軍を撤退させてほしいし、西側諸国も応援しないと「侵略」が正当化されてしまう。撤退できなければ、双方とも手詰まり長期化するのでしょう。好ましいことではない。
No.5
18ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。