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p_fさん のコメント

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p_f
> 日本の競争力は世界35位 アジアで後塵拝し過去最低

これもまた日本の凋落と符合するのだろうが、この「経済競争力ランキング」の妥当性はどの程度なのか。IMDは紛れもなくゴリゴリのグローバル経済推進組織だろう。係るランキングの判定基準は わんさかあってよく分からないが、非西側の国が上位にくることはあるまい。かと言って、IMDの説明を見ても上位の西側国が上位にいる理由もイマイチ分からない。

北欧の小国デンマークはなぜ経済競争力1位になれたのか?(ジネス インサイダー ジャパン Dec. 14, 2022)
https://www.businessinsider.jp/post-263180

<競争力1位となった感想を周囲のデンマーク人に聞こうとして、「え、デンマークが何で1位だって?」と何人に聞き返されたか分からない。確かにデンマークでの日常風景は、“競争”という言葉とは無縁に見える。小学生のうちはろくに宿題もテストもなく、日本のような受験もないし、そもそも競争とかランキングとかいう考え方を嫌がるきらいがある>

<「普通の人に理由を聞いても分からないと思うよ。複雑だから」と言うのは、日本の経団連のような企業団体である「デンマーク産業連盟」(DI)で22年の経験があるチーフコンサルタントのフランク・ビル氏である>

IMD 2023年6月

機動的なガバナンスと市場への良好なアクセスが市民の生活の質を高める―IMDの世界競争力センターが発表した世界経済の競争力に関する最新報告書は、「分断化」した世界を乗り切るための指針をリーダーに与えている
https://www.imd.org/news/economics/agile-governance-and-good-access-to-markets-boost-citizens-quality-of-life/

世界競争力センターが本日発表した2023年IMD世界競争力ランキングで、デンマーク、アイルランド、スイスが35年連続で64カ国中トップ3に選ばれた。

デンマークは、初の首位獲得という快挙を成し遂げた昨年から首位を維持し、アイルランドは11位から驚異的な躍進で2位に、スイスは2022年の2位、2021年の1位から順位を下げたものの、3位を堅持した。

この3カ国はいずれも小さな経済圏で、市場や貿易相手国へのアクセスをうまく利用している。

この結果について、WCCのディレクターであるアルトゥーロ・ブリス教授は、「自国の利益を追求する国が増えている。複数の危機が重なり合い、世界が保護主義経済と開放貿易経済の間で益々分裂している状況の中で、私たちは勝者と敗者を目の当たりにしている」

WCCのチーフ・エコノミストであるクリストス・カボリスは、「今日の予測不可能な環境を乗り切るには、機敏さと適応力が必要だ。アイルランド、アイスランド、バーレーンなど、優れた国々は弾力的な経済を構築している。また、これらの国の政府は、現在の経済状況に基づいて適時に政策を適応させることができる。UAE、サウジアラビア、カタール、シンガポールもその重要な例である。」

■トップ3の詳細

デンマークの首位は、測定された4つの競争力要因全てにおいて継続的に成果を上げていることに基づく。ビジネスの効率性では1位、インフラストラクチャーでは2位を維持しており、政府の効率性では6位から5位へと僅かに改善された。

ランキングで測定されるもうひとつの要素は経済パフォーマンスだ。アイルランドの順位が急上昇したのは、この要素で7位から1位に躍進したことによるところが大きい。

スイスが3位を維持したのは、測定された全ての競争力要因で好調な成績を収めたからだ。政府の効率性とインフラストラクチャーでは1位を維持し、ビジネスの効率性では7位(4位から低下)、経済パフォーマンスでは改善(30位から18位に上昇)している。

■パンデミックからの脱却

2023年の結果は、COVID-19のパンデミック後に開放が遅れた経済が、競争力の改善を目の当たりにし始めていることも浮き彫りにしている(タイ、インドネシア、マレーシアなど)。また、COVID-19のパンデミック後、開国が遅れた国の競争力は、タイ、インドネシア、マレーシアのように向上し始めている。

欧州は2022年と同様、上位10位以内に5カ国がランクインしている。経済規模が小さいだけでなく、最も競争力のある国は、強力で効率的な制度を持っている傾向がある。「国民に繁栄をもたらす国の能力は、成功の鍵となる。それは中国がまだ やっていないことであり、米国がまだ完全には やっていないことである」とブリスは説明した。

トップ10では、シンガポールがひとつ順位を下げて4位、オランダがひとつ順位を上げて5位(6位から)、台湾がひとつ順位を上げて(7位から6位へ)、香港特別行政区が7位(5位から)に落ちた。米国は1つ順位を上げて9位、UAEは2つ順位を上げて10位となった。

「国民に繁栄をもたらす国の能力は、成功の鍵となる。それは中国がまだ やっていないことであり、米国がまだ完全には やっていないことである」-IMD教授、アルトゥーロ・ブリスWCCディレクター

このランキングは、非常に対照的なビジネス環境を評価し、国際的な投資決定を支援し、様々な公共政策の影響を評価するための貴重なツールである。このランキングは、経営者にも政策立案者にも役立つものであり、評価対象となる各国の生活の質の指標でもある。

これは、経済文献、国際的、国内的、地域的な情報源、更に経済界、政府機関、学識経験者からのフィードバックを利用した包括的な調査の結果として選択された164の競争力基準というハードデータと、6,400人の上級管理職が回答した92の調査質問との混合に基づいている。ハードデータがランキング全体の3分の2を占め、調査データが3分の1を占めている。

クウェートは、2023年にランキング入りした最新の国である。

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かつて「何だか知らないけど、日本がどんどん金持ち国になっていくなァ、ケッコー、ケッコー!」という時代があった。今思えば、屠殺前に いいように肥え太らされていた面も否定できまい。
No.6
16ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
日本の競争力は世界35位 アジアで後塵拝し過去最低 I 中日新聞) スイスの国際経営開発研究所( IMD )がこのほど発表した 2023 年版「世界競争力ランキング」で、日本の競争力は経済実績の悪化などが響き、前年から順位を一つ下げ、世界 35 位だった。順位は 2 年連続で低下し、過去最低となった。   IMD は世界の主要な 64 カ国・地域を対象に、「経済実績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の 4 項目で、競争力を評価している。日本は「ビジネスの効率性」を除く 3 項目が軒並み、前年よりも順位を落とした。  アジアでは世界 4 位のシンガポールが最高。 6 位の台湾、 7 位の香港とともに世界のトップ 10 に入った。中国( 21 位)や韓国( 28 位)も日本を上回った。 順位 ①デンマーク、②アイルランド、③スイス、④シンガポール、⑤オランダ、⑥台湾、 ⑦香港、⑧スウェーデン、⑨米国、⑩アラブ所長国 ㉑中国、㉗マレーシア、㉘韓国、㉚タ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。