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中庸左派さん のコメント

>事実上、米国と欧州の同盟国はすでにウクライナとイスラエル型の関係を構築し始めており、「必要な限り」支援を公約している。

>ましてやNATOオプションにデフォルトで戻る理由にはならない。むしろ、これは政治的な頭痛の種が予想されるという警告だ。

 アメリカ帝国らは基本的にロシアに敗北した。その上で、敗戦処理を論議し始めた。

 状況認識としては、それで良いと考えている。

 停戦和平は良いことだ。

 ただし、「敗戦」処理はロシアペースで進むべきであろう。

 だから、今、ロシアが解放している東南部地域からロシアが撤退することはないし、最低でも朝鮮半島方式で、折り合いをつけるのではないか?

 NATOがウクライナを加盟させることはない、これは最初から分かっていたハナシだと考えている。アメリカ帝国も欧州も、ロシアと全面戦争をする気は無かった。ならば、ウクライナのNATO加盟はあり得ない。

 では、何故、アメリカ帝国や欧州はウクライナでの戦争を続けているのか?

 単に、ウクライナ問題をテコにした、ロシア弱体化とプーチン失脚を目論見、結果的に見誤っただけであろう。

 今、事実現実として、ウクライナ敗北はほぼ確定した。

 ウクライナの安全保障はどうなるか、見ものである。だが、NATOに加盟できないことが確定した今、どんな結果でも、たいした違いはないだろう。 

 イスラエル方式?日米安保条約みたいなカンジか?平和というより、不安定と、緊張を高めるだけの無用の長物だ。

 ウクライナにとっての一番の安全は、ロシアの属国になることではないか?

 私は、ウクライナ人にはそれを一番オススメする。

 ロシアとの勝てない戦争で何十万人の人を犠牲にして、それでもロシアに楯突くのは、非論理、不合理の極みだ。

 ウクライナを、NATOは「仲間外れ」にするのは確定だから、ウクライナみたいに愚かな国でも、自分の生きるべき道は冷静に考えないといけない。

 内戦という愚行により、ロシアに鉄槌を下されたウクライナの生きる道は、高みの見物だ。

 だが、残念なのは西側のウクライナ応援団の無責任には、現実的に鉄槌を下せないことだ。

 日本人のB層ウクライナ応援団は、ゼレンスキーと同じく、無駄死にした人を増大させた罪を負うべきだと私は信じている。
No.3
16ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。