• このエントリーをはてなブックマークに追加

changeさん のコメント

通貨の問題は国家の問題でもあり国民の問題でもある。米国ドルの横暴が叫ばれているが、BRICSの各国国民がどのように考えているかの視点が全く欠落している。

共通通貨にするといっても現実的に中国共産都幹部を含め富裕者は米ドルに多くの資産を両替している。この現実を無視することはできない。

共通通貨を発行するといっても発行するには前提条件が付いて回る。
①経済構造を収れんできるか。貿易取引や資本取引が自由化されているか。管理された通貨統合は困難である。
②経済の運営を収れんできるか。財政危機や貿易収支危機に対して加盟国間で所得移転が可能か。

他にも問題が山積している
①中国人民元は各国が信用力を共有できるか。できたとしても経済ショックが発生したとき中国がリスクを負えるか。金利の上昇、通貨の下落、株式の下落、債券の下落が避けられないのです。
②ブラジルで政権交代が起き親米政権になればBRICSに向き合う姿勢は全く異なる。
③中国とインドは国境紛争が長い間続いている。政治的問題を乗り越え国民的合意を得られるかどうか。
No.5
14ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。