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りゃんさん のコメント

いま病人なのかどうかはともかく、ドイツの経済問題はいつでも結局EU全体にも及ぶ問題であり、
そして、ドイツ経済としても、EUの発展という視点でも、重要なのが東欧等の地域です。

中共経済が没落しつつある今、今後東欧等の発展を独仏がが自国にとりこみたければ、東欧等の防衛を独仏は自国の問題として考えるしかありません。
米国の姿勢をみていると、独仏をおしのけてまで直接東欧等に関与しようとしている様子ではありません。
現状では、東欧等こそが(国により濃淡はあれど)、EUでありながら、(独仏ではなくて)米国を求めているのです。
むしろ今後中長期的には米国の国力が低下し、欧州に今ほどかかわれなくなっていくのなら、
ここにドイツがどういう解答を打ち出すか、それこそがドイツ経済の将来を決めるでしょう。

ところで、しばしばおもうのが、「他の条件が同じままで」、いま、ドイツがロシア側につくことなどできない、ということです。
ドイツがロシア側につけば、米国との関係は、かわって当然でしょうね。それは米国を、今以上に敵にするということです。
日本を例に考えればよくわかるのではないでしょうか。日本が中共の属国になれば、
日本は米国の敵になります(敵といっても、今でもある意味敵ですが、敵としての段階が数段あがるでしょう)。
当然、オーストラリア等との関係もかわるでしょう。
No.9
13ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。