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りゃんさん のコメント

「二重国籍の容認を認めていない国は、どちらかというと偏狭なナショナリズムを振りかざす国」というのはおかしいですね。ドイツが二重国籍を認めたら、いままで偏狭なナショナリズムを振りかざす国だったのが、そうじゃなくなるってことになるじゃないですか。別にもともと偏狭なナショナリズムを振りかざす国だったわけではありません。

ドイツの二重国籍は、メルケル時代にさんざん移民をいれた後始末の面もあるとおもいます。記事文にも「ドイツは移民を積極的に受け入れてきた」とあります。また、今後の移民は「最大の狙いは競争力の確保だ」とある。

移民について多々論点あれど、この「競争力の確保」というのがわたしにはよくわからない。目先の労働力を確保してトクするひとがいるのはわかるけれど、長期的にみて移民というのは社会的に必ずトクをするものなのか?
ひとがやってくるわけですからね。文化、言語、宗教などの背景があり、意思をもち、自己主張があり、ときには悪事をおこない、家族をつくり、そのこどもの教育をおこない、本人もいずれ老いて世話が必要になり・・・
付随しますが、メルケルのころドイツに行っている移民って、映像でみる限り男ばっかりだった。
こういうのがすべて社会的費用となります。トクしたひとは法人税など払う以上の負担はないでしょう。払わされるのは(カネを払うとは限らない。治安や迷惑行為をうけるという形でも払わされる)一般国民です。これは「偏狭なナショナリズム」のはなしではないですね。

一握りの超優秀層だけいれるなら「競争力の確保」というのはわかりますが、どっちみちこういう人たちの多くは日本には来ません。

安倍首相は在任が長かったのでいろんな政策をやり、なかには支持できるものもありますが、結局総合的にわたしが支持していないのは、かれが日本への移民の門戸をひらいた一人だからです。

日本がするべきは、世界のひとびとが生まれた場所で生計をたててできれば豊かになれる方策に協力することだとおもいます。簡単ではないですけどもね。今ならたとえば、ロシアのウクライナへの侵略をやめさせることでしょうか。
No.11
13ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。