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中庸左派さん のコメント

 不動産開発会社なんてものは、言ってみるなら、泳ぎ続けないと死んでしまうマグロのようなものだ、と聞いたことがある。

 要するに、開発のための開発、需要があるか、どうかより、存続するために開発する、みたいな。

 不動産開発会社は、開発のために土地を買い漁ったり、必要もない開発計画をでっち上げないと、存在価値はないだろう。銀行も、都心の大開発なら、喜んで融資するだろう。開発により、雇用が創出されるだろうし、経済が活性化されるのだろう。

 タレントを起用して、我が社は「スバラシイ価値」を創造してまーす!みたいなCMも目につく。

 彼らは、それで、我々は社会に貢献しているのだ!と胸を張るのだろう。ついでに、口利きやサポートの形で利権に群がる政治家もつるんで来る。日本社会はそうして廻っている。

 個人的には、そんな「構造」にはなんの関係もないし、下らないという感想のみである。

 社会的に不要であろうと、なんだろうと開発のための開発をする他ない。それが彼らの「仕事」だろう。

 日本は人口減少社会だから、そもそも、今後不動産開発需要がどれだけあるのか?また、高層ビルは大災害には脆弱だろう。

 泳ぎ続けるマグロは本能で死ぬまで泳ぎ続けるだけだろう。もともと、マグロに高い知能は必要もない。

 不動産開発会社は、やはりマグロだろう。
No.7
13ヶ月前
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。