記事へ戻る 中庸左派さん のコメント 中庸左派 巨視的に捉えるなら、ハマスによるイスラエル攻撃はインティファーダの一環であろう。従って、テロ攻撃ではない。植民地解放闘争である。実際、ハマスは「現在進行中の攻撃は、アル・アクサ・モスクでのイスラエルによるパレスチナ人への扱いに対する反応だと述べ」ている。 だが、一方で、GlobalTimesは「今回の攻撃は、米国が支援するサウジアラビアとイスラエルの正常化の和解を妨害するための「最後の切り札」と見られているため、ハマスが引き下がる可能性は低い。」と書いていることからも、散発的な報復攻撃というよりは、ハマス側として周到準備した戦略的攻撃ということも否定できない。 しかし、そうなると、その戦略における獲得目標と、攻撃による民間人を含む人的被害との比較衡量において、釈然としないものがある。 戦闘が長引けば、ハマス、パレスチナ側の被害、悲劇が大きくなる可能性が高いと考えるからだ。 GlobalTimesは「イスラエルはすでに軍事力の点でパレスチナを上回っている。」と書いているが、当然だ。だから、パレスチナに勝ち目はない。その意味では、即時停戦しか、ハマスとパレスチナを悲劇から救う方法はない。 https://www.globaltimes.cn/page/202310/1299509.shtml それにしても、アメリカ帝国らイスラエル応援団のダブルスタンダードぶりには怒りを禁じ得ない。 https://news.antiwar.com/2023/10/09/us-scrambles-to-get-more-arms-to-israel/ アメリカ帝国はまたぞろイスラエルへの武器支援により戦闘を煽る態度である。イスラエルによるガザ地区封鎖や、度重なる虐殺、パレスチナ側への入植は、国際法違反ではないのか? アメリカ帝国ら西側が、国際法違反を重ね続けているイスラエルを、支持支援することは論理と道理に反する行為である。 ロシアによる特別軍事作戦を国際法違反だー!みたいな空論を、なんとかの一つ覚えみたいに言い立てる小学校並のB層に、このアメリカ帝国ら西側によるイスラエル支援の非道、非論理について見解を問いたいものである。 その意味で、虐げられたパレスチナ人民がイスラエルに対して、抗議・抵抗することは当然の権利である。大義はハマス、パレスチナ側にある。 呆れ果てるのは、ゼレンスキーがいち早くイスラエル支持のツイートをしたことである。 「その偽善を抽出しているのが、ウクライナ大統領ヴォロディムル・ゼレンスキーだ。週末には、パレスチナ人を「テロリスト」として非難し、イスラエルに揺るぎない支援を表明する長いツイートを投稿した。」 「同氏は「イスラエルの自衛権は疑いの余地がない」と断言し、「いつでもどこでもテロが生命を破壊したり征服しようとしないように、世界は一致団結して団結しなければならない」と付け加えた。」 https://original.antiwar.com/?p=2012349935 https://twitter.com/ZelenskyyUa/status/1710620036291780770 ハマスの攻撃がテロならば、ウクライナによるロシア攻撃行為もテロではないのか?そもそも、ウクライナネオナチによる露系ウクライナ人の虐殺もテロそのものである。 判官贔屓や弱者を守るのが、アメリカ帝国の流儀なら、何故ハマス、パレスチナを支持しないのか?長年、イスラエルから侵略と抑圧を受けているのはパレスチナ人ではないか。 アメリカ帝国は弱者を守る正義の味方でなく、覇権維持に固執しているだけだ。そして、西側諸国はアメリカ帝国に右へならえだけで、道理も論理もない。 だから、この停戦には、中露等非米側やイスラム圏がどのような姿勢をとるかが鍵であろう。 何れにせよ、大義や正義の有無が戦闘の帰趨を決するわけではない。ハマスに勝ち目はない。アメリカ帝国らの巨悪と対峙するには、戦闘ではなく非米側による外交努力しかあるまい。 一刻も早い停戦を望んでいる。 No.11 14ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 引用ロスキレ大学准教授「ハマスこの作戦には驚くべきことや理由のないことは何もない。それ... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
中庸左派 巨視的に捉えるなら、ハマスによるイスラエル攻撃はインティファーダの一環であろう。従って、テロ攻撃ではない。植民地解放闘争である。実際、ハマスは「現在進行中の攻撃は、アル・アクサ・モスクでのイスラエルによるパレスチナ人への扱いに対する反応だと述べ」ている。 だが、一方で、GlobalTimesは「今回の攻撃は、米国が支援するサウジアラビアとイスラエルの正常化の和解を妨害するための「最後の切り札」と見られているため、ハマスが引き下がる可能性は低い。」と書いていることからも、散発的な報復攻撃というよりは、ハマス側として周到準備した戦略的攻撃ということも否定できない。 しかし、そうなると、その戦略における獲得目標と、攻撃による民間人を含む人的被害との比較衡量において、釈然としないものがある。 戦闘が長引けば、ハマス、パレスチナ側の被害、悲劇が大きくなる可能性が高いと考えるからだ。 GlobalTimesは「イスラエルはすでに軍事力の点でパレスチナを上回っている。」と書いているが、当然だ。だから、パレスチナに勝ち目はない。その意味では、即時停戦しか、ハマスとパレスチナを悲劇から救う方法はない。 https://www.globaltimes.cn/page/202310/1299509.shtml それにしても、アメリカ帝国らイスラエル応援団のダブルスタンダードぶりには怒りを禁じ得ない。 https://news.antiwar.com/2023/10/09/us-scrambles-to-get-more-arms-to-israel/ アメリカ帝国はまたぞろイスラエルへの武器支援により戦闘を煽る態度である。イスラエルによるガザ地区封鎖や、度重なる虐殺、パレスチナ側への入植は、国際法違反ではないのか? アメリカ帝国ら西側が、国際法違反を重ね続けているイスラエルを、支持支援することは論理と道理に反する行為である。 ロシアによる特別軍事作戦を国際法違反だー!みたいな空論を、なんとかの一つ覚えみたいに言い立てる小学校並のB層に、このアメリカ帝国ら西側によるイスラエル支援の非道、非論理について見解を問いたいものである。 その意味で、虐げられたパレスチナ人民がイスラエルに対して、抗議・抵抗することは当然の権利である。大義はハマス、パレスチナ側にある。 呆れ果てるのは、ゼレンスキーがいち早くイスラエル支持のツイートをしたことである。 「その偽善を抽出しているのが、ウクライナ大統領ヴォロディムル・ゼレンスキーだ。週末には、パレスチナ人を「テロリスト」として非難し、イスラエルに揺るぎない支援を表明する長いツイートを投稿した。」 「同氏は「イスラエルの自衛権は疑いの余地がない」と断言し、「いつでもどこでもテロが生命を破壊したり征服しようとしないように、世界は一致団結して団結しなければならない」と付け加えた。」 https://original.antiwar.com/?p=2012349935 https://twitter.com/ZelenskyyUa/status/1710620036291780770 ハマスの攻撃がテロならば、ウクライナによるロシア攻撃行為もテロではないのか?そもそも、ウクライナネオナチによる露系ウクライナ人の虐殺もテロそのものである。 判官贔屓や弱者を守るのが、アメリカ帝国の流儀なら、何故ハマス、パレスチナを支持しないのか?長年、イスラエルから侵略と抑圧を受けているのはパレスチナ人ではないか。 アメリカ帝国は弱者を守る正義の味方でなく、覇権維持に固執しているだけだ。そして、西側諸国はアメリカ帝国に右へならえだけで、道理も論理もない。 だから、この停戦には、中露等非米側やイスラム圏がどのような姿勢をとるかが鍵であろう。 何れにせよ、大義や正義の有無が戦闘の帰趨を決するわけではない。ハマスに勝ち目はない。アメリカ帝国らの巨悪と対峙するには、戦闘ではなく非米側による外交努力しかあるまい。 一刻も早い停戦を望んでいる。 No.11 14ヶ月前 Post このコメントは以下の記事についています 引用ロスキレ大学准教授「ハマスこの作戦には驚くべきことや理由のないことは何もない。それ... 孫崎享のつぶやき 元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。 » このブロマガへ
だが、一方で、GlobalTimesは「今回の攻撃は、米国が支援するサウジアラビアとイスラエルの正常化の和解を妨害するための「最後の切り札」と見られているため、ハマスが引き下がる可能性は低い。」と書いていることからも、散発的な報復攻撃というよりは、ハマス側として周到準備した戦略的攻撃ということも否定できない。
しかし、そうなると、その戦略における獲得目標と、攻撃による民間人を含む人的被害との比較衡量において、釈然としないものがある。
戦闘が長引けば、ハマス、パレスチナ側の被害、悲劇が大きくなる可能性が高いと考えるからだ。
GlobalTimesは「イスラエルはすでに軍事力の点でパレスチナを上回っている。」と書いているが、当然だ。だから、パレスチナに勝ち目はない。その意味では、即時停戦しか、ハマスとパレスチナを悲劇から救う方法はない。
https://www.globaltimes.cn/page/202310/1299509.shtml
それにしても、アメリカ帝国らイスラエル応援団のダブルスタンダードぶりには怒りを禁じ得ない。
https://news.antiwar.com/2023/10/09/us-scrambles-to-get-more-arms-to-israel/
アメリカ帝国はまたぞろイスラエルへの武器支援により戦闘を煽る態度である。イスラエルによるガザ地区封鎖や、度重なる虐殺、パレスチナ側への入植は、国際法違反ではないのか?
アメリカ帝国ら西側が、国際法違反を重ね続けているイスラエルを、支持支援することは論理と道理に反する行為である。
ロシアによる特別軍事作戦を国際法違反だー!みたいな空論を、なんとかの一つ覚えみたいに言い立てる小学校並のB層に、このアメリカ帝国ら西側によるイスラエル支援の非道、非論理について見解を問いたいものである。
その意味で、虐げられたパレスチナ人民がイスラエルに対して、抗議・抵抗することは当然の権利である。大義はハマス、パレスチナ側にある。
呆れ果てるのは、ゼレンスキーがいち早くイスラエル支持のツイートをしたことである。
「その偽善を抽出しているのが、ウクライナ大統領ヴォロディムル・ゼレンスキーだ。週末には、パレスチナ人を「テロリスト」として非難し、イスラエルに揺るぎない支援を表明する長いツイートを投稿した。」
「同氏は「イスラエルの自衛権は疑いの余地がない」と断言し、「いつでもどこでもテロが生命を破壊したり征服しようとしないように、世界は一致団結して団結しなければならない」と付け加えた。」
https://original.antiwar.com/?p=2012349935
https://twitter.com/ZelenskyyUa/status/1710620036291780770
ハマスの攻撃がテロならば、ウクライナによるロシア攻撃行為もテロではないのか?そもそも、ウクライナネオナチによる露系ウクライナ人の虐殺もテロそのものである。
判官贔屓や弱者を守るのが、アメリカ帝国の流儀なら、何故ハマス、パレスチナを支持しないのか?長年、イスラエルから侵略と抑圧を受けているのはパレスチナ人ではないか。
アメリカ帝国は弱者を守る正義の味方でなく、覇権維持に固執しているだけだ。そして、西側諸国はアメリカ帝国に右へならえだけで、道理も論理もない。
だから、この停戦には、中露等非米側やイスラム圏がどのような姿勢をとるかが鍵であろう。
何れにせよ、大義や正義の有無が戦闘の帰趨を決するわけではない。ハマスに勝ち目はない。アメリカ帝国らの巨悪と対峙するには、戦闘ではなく非米側による外交努力しかあるまい。
一刻も早い停戦を望んでいる。
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