> イスラエルは土曜日の恐ろしい攻撃に対抗しなければならない。この襲撃によって国の存立そのものが揺るがされた。

これをウクライナ紛争に置き換えて言えば－

「ロシアの2.24侵攻によって国の存立そのものが揺るがされたウクライナは、恐ろしい攻撃に対抗しなければならない」

そうとしか聞こえない。

デヴィッド・イグネイシャス氏は「元ハーバード大学ケネディ スクールのフェロー」と出ていた。上記の物言いと符合するのでないか。
米国DSメディアがウクライナ紛争を書く際、「レッドラインを越えた」とプーチンが主張する件を一切掘り下げないのが常だが、ハマスの対イスラエル攻撃でも同様だ。「レッドラインを越えた」とハマスが主張するまでもなく、世界の誰もが分かり切っている件を、この期に及んでも一切無視するのだ。9.11発生当時も（仮に本当にアルカイダによるテロだったとして）、「米国がこのようなテロ攻撃を受けるには それだけの理由があるのではないか」などと米国大手メディアで発言する者がいたら、許されざる異端として半殺しの目に遭っただろう。

> そしておそらくその余波は、現代史上最も不運な人々の一人であるパレスチナ人に、より幸福な未来をもたらすだろう。

係るハマスの攻撃が起きた根本原因は、やはり米国の中東政策にあるとする論も散見する。その米国の識者が、パレスチナ人に再び「阿鼻叫喚の地獄絵図」が待ち受けているのを思い描きながら、「災い転じて福となす」と結ぶ━この神経はどうだ。悪い冗談で済まされないだろう。
殲滅されるべきはハマスでなく、形振り構わなくなったDSであり、さもなくば本当に「世界が破壊される」核戦争が いよいよ現実味を帯びる。