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りゃんさん のコメント

科学技術・学術政策研究所(NISTEP)の出版している「科学技術指標2023」の英語版(2023 edition of the Japanese Science and Technology Indicators report)が10月25日にリリースされた機会に、その内容の一部に焦点をあわせ、NATUREがインタビューをまじえつつニュースにまとめた記事ですね。

「科学技術指標2023」自体は、大部で内容も多方面にわたるものです。
https://www.nistep.go.jp/sti_indicator/2023/RM328_00.html

今回のNATURE記事の内容は、ほとんど賛成です。ぜひ文科省の現実の政策の参考にしていただきたいと強くおもいます。

ところで、「科学技術指標2023」の日本語版(オリジナル)が出版されたときに、孫崎さんは一度読売等の記事を引用してこのブログの記事になさっています。
https://ch.nicovideo.jp/magosaki/blomaga/ar2161287
日本の質の高い論文が「イランに抜かれ過去最低の13位に転落」という読売の見出しはかなり衝撃的なので覚えている向きも多いとおもいます。

これに関連して、その後、「学術生態系の秩序が変化している」という視点で書かれた記事を見つけていたので、この機会に共有しておきたいとおもいます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/dde82c11ece7dc50cf157e8338d21d9dd7ef557d
この記事は、サイテーションに注目して
「イランからの論文が多い科学誌を調べると、引用しているのは中国やインド、サウジアラビア、パキスタンなどの国々の研究者だった」
「主要国の論文の被引用構造を調べると、中国は61%が自国からの引用だった。自国で研究予算をまかなえる米国でも29%。日本は19%。英仏独は自国からの被引用率が11―15%だった」
と分析しています。
わたしはとても興味深くこの記事を読みました。
No.13
6ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
日本の研究はもはや世界クラスではない - その理由は次のとおり Japanese research is no longer world class ― here’s why ( GOOGLE 翻訳) 強力な労働力にもかかわらず、日本の研究は質の指標を低下させ続けてい る ( Nature ) 10 月 25 日に英語で発表された日本の文部科学省( MEXT )の報告書によると、世界最大級の研究コミュニティを有するにもかかわらず、世界クラスの研究に対する日本の貢献は低下し続けている。 東京の科学技術・学術政策研究所( NISTEP )科学技術予測・指標センター所長であり、 2023 年版日本の科学技術指標報告書の著者の一人でもある伊神正行氏は、次のように述べている。日本が世界的な地位を向上させるために検討できるいくつかの分野を強調する。 「現在の日本の研究環境は理想とは程遠く、持続不可能です。研究環境を整えなければなりません」と
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。