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りゃんさん のコメント

今回の議論についてまとめておくと、

わたしは、
①シオニズムは帝政ロシアにおけるポグロムのなかから生まれた
②イスラエル建国の際にソ連はパレスチナ分割決議に賛成し、第一次中東戦争ではイスラエルに軍事援助を与えることで、イスラエル建国に積極的な役割を果たした
という 事実 を指摘し、

だから、ロシア(ソ連)はイスラエル建国に大きな責任がある(※)。なのに、その責任のわりには、パレスチナの平和のために活動していない(これも事実を示して説明した)
と 主張 した。

※ 責任があるといってるだけで、「悪い」ほかのことばで批難すらしていないことにご注意。

また米国やイスラエルが正しいなどとは一言も言っていない。

イスラエル国に国際法にもとづく権利があるとは書いている。ただしソ連がイスラエルを国家承認し国連加盟させていることもお忘れなく。
(ついでにいうと、イスラエルによるガザ住民への国際人道法違反や、地上侵攻には、この件のもっとも最初から反対している)。


たったこれだけのことに、反論があり、応援団すら出てきたみたいだが、正直わたしはこの反論がよくわからない。

歴史をこの手の議論に持ち出してはならないらしいが、慰安婦問題といい、韓国併合といい(※)、例は無数にあるが、歴史って今を考えるうえで大事じゃないのかな。ナチさんが以前よく出していたアメリカ先住民の件もアウシュビッツの件も今後はどう考えるんだろう。もう歴史だからこれからは無視していいのか?不潔だね。

※ 慰安婦問題について日本が責任を感じておばあさんたちにカネを給付するのはわたしも賛成だが、慰安婦の恨みをはらすぞとかいって、いま韓国が日本を侵略してきたら、そりゃただの侵略にしかすぎないだろう。このふたつを区別できない反論が本気で来ているのでアタマがクラクラする。

歴史を議論に持ち出してはならないというのなら、そういう考え方をするヒトたちとしてそれでもいいんだが、今後、このヒトたちは、自分の議論で歴史をいっさい持ち出さないことができるのかな。よく見てみよう。

わたしには、このヒトたちは一貫性を考えないその場限りの理屈を、言い散らかしているとしか見えない。
No.27
12ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。