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中庸左派さん のコメント

 アメリカ帝国の政治の特異性は、やはりイスラエルとの関係性だろう。

 共和党にしろ、民主党にしろ基本的にイスラエル支持は同じである。ウクライナへの支援の濃淡と比較すると、やはり異様な印象は拭えない。

 また、RFKjrについても、イスラエル支持は基本のようだ。

https://twitter.com/RobertKennedyJr/status/1710689115522371772

「イスラエルに対するこの不名誉で、いわれのない、野蛮な攻撃には、世界からの非難と、ユダヤ国家の自衛権に対する明確な支持を示さなければならない。私たちはイスラエルに対し、自衛に必要なあらゆるものを提供しなければならない。私は大統領として、イスラエルの敵がいかなる攻撃も試みる前にじっくりと考えるように、私たちの政策が明確であることを確認する。

バイデンのホワイトハウスが、イスラエルが必要としているときに、強力な支援を表明したことに拍手を送りたい。しかし、今回の攻撃の規模からして、イスラエルは市民を守るために持続的な軍事作戦を展開する必要がありそうだ。支援の表明は結構だが、揺るぎない、断固とした、実際的な行動でフォローしなければならない。アメリカは、同盟国が主権的自衛権を行使するこの作戦の間、そしてそれ以降も、同盟国に寄り添わなければならない。」

 一方、トランプ氏の方は、ヒズボラを非常に賢いと評価したり、ネタニヤフ批判をしたとされているが、大統領選も視野に入れて、イスラエル支持合戦の一翼であることは間違いないだろう。

https://www.vanityfair.com/news/2023/10/donald-trump-hezbollah-very-smart

https://www.vanityfair.com/news/2023/11/donald-trump-israel-hamas-war

 中露がイスラエルと距離を置き、国際世論の多数派に近いことを見ると、アメリカ帝国がイスラエルの軍事力による暴走の後ろ盾になっている印象は否めない。

 イスラエルとアメリカ帝国のこの異様な関係性が変わらない限り、パレスチナ問題は永遠に終わらない対立になるのではなかろうか?
No.5
12ヶ月前
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米国の大統領選 ・全米50州と首都ワシントンに割り当てられた計538人(各々の州の上・下院議員数に相当)の「大統領選挙人」の獲得数を競う間接選挙の形で行われ、過半数の270人を得た候補が勝者となる。投開票日は「11月第1月曜日の次の火曜日」と定められ、2024年は11月5日。  一部の州を除き、最多得票の候補がその州の選挙人を全て獲得する「勝者総取り」方式を採用。全米の得票総数が上回っても、選挙人獲得数で下回るケースもある。(時事) ・米国の州では東部・西部等の民主党支持。南部・中部の共和党支持等がほぼ固定し、選挙ごとに揺れ動く 「スイング・ステート」 の動向が選挙を左右する。ネバダ、ジョージア、アリゾナ、ミシガン、ペンシルバニア、ウィスコンシン、がこれに該当する、 ・トランプは上記中 5 つの重要な州でリード。ホワイトハウス獲得に必要な 270 票をはるかに上回る、 300 票以上の選挙人票を獲得する構えだ。 有
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。