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フレデイ タンさん のコメント

私は昨日アパルトヘイトのイスラエルを書きました。

南アのアパルトヘイトは白人をインドのカースト制度で言えばバラモンの地位に安座させようとする営為であったのです。被支配の黒人は民族浄化の対象ではなかった。対象にしたくても、物理的に不可能であったのです。ところが、イスラエルのアパルトヘイトは民族浄化が厳然としてイスラエルの視野にあり、一部実行されているのです。これはどう考えても、ナチスがドイツ系ユダヤやポーランド系ユダヤの根絶やしのジェノサイドに酷似しているのです。更にはウクライナのネオナチのロシア正教徒たちに加えた民族浄化と同一だと言われても抗弁不可能でしょうね。

ウクライナの場合はロシア人全部から怒りを買いウクライナが敗北しつつありますが、それと同様、ガザをイスラエルが完全支配下に軍事的に置くことに成功した場合(ほぼ民族浄化完成)、ウクライナに対してロシアが怒ったようにアフリカ、中東全部のアラブ人の怒りを買い、新たな巨大な権力がアラブの大地に成立するでしょう。その権力は間違いなく今米帝と戦っているイラン、ロシア、中国の大同に合流するのです。

中国はその流れを読んでおり、このパレスチナ地域に毒にも薬にもならない「イスラエル、パレスチナの二国並立案の採用」を呼びかけているのです。

No.3
12ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
英国ガーディアン紙 「中国には親パレスチナとしての歴史があるが、現在は外交上の難題に直面」( China has a history of being pro-Palestinian, but now faces diplomatic conundrum ) 米国との対立と反ユダヤ主義の流れが、中国政府のイスラエルへの接近に逆らっている 中国はガザ停戦の早期支持者であり、パレスチナ問題の解決に向けて広範な協議を呼びかけてきた。しかしアナリストらは、状況は複雑で、中国政府が何を達成することを期待しているのか、そしてどうすればそこに到達できるのかは明らかではないと述べている。 中国政府は毛沢東時代からパレスチナ人を支持 しており、長らく二国家解決を主張してきたが、 イスラエルとの接近を強めており 、不干渉原則を堅持する中立政党を自称している。 中国政府はまた、主要な経済的利益を有する中東において、 最小限ながら拡大
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。