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p_fさん のコメント

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p_f
元朝日記者、佐藤章氏YouTube動画(2023/11/17)より-
https://www.youtube.com/watch?v=xnFxvG2Ll1U

<昨年末の防衛3文書、これによって防衛費2倍、これを岸田さんが決めちゃった、あっという間に。これは安倍さん以来の宿題だったわけです。安倍さんには、「兎に角、何とか防衛費2倍にしないと米国から見放されちゃう」という不安/恐怖があった...安倍さんは...トランプの気分を良くするために米国の高額兵器を買い続けていた、言われるがままに。そして、FMS協定という、普通の商取引じゃなく、日本政府と、例えばロッキード、レイセオン等、米国の軍需企業との間に、米国政府を一枚入れる やり方にした。

そうすると、米国政府は通常の商取引の価格の上に、「自分たちは、兵器の開発費用に これだけ掛かったんだ」ということで、その正規の料金に上乗せして2倍、3倍にしてしまう。そして、正規の商取引であれば、日本政府と、例えばロッキードとの間で「いやぁ、それは高いので もうちょっと負けてくださいよ」「いやいや、そういうわけにいかない...じゃ、これだけですよ」等のやり取りがある、普通は。だけど、それが全然できない。何故かと言うと、ロッキードがいくらで売ってるか等の情報が一切日本政府に知らされないから。それがFMS協定。それは、従来は防衛費の20%、30%程度だったけれど、安倍さんはトランプを喜ばせるために7割、8割にしてしまった。既に通常の2倍、3倍になってる価格、それが防衛費の70%、80%を占めてるわけだから、防衛費が足りなくなってしまった、安倍さんの時に。

それで、安倍さんがトランプに対して、「じゃあ、防衛費、以前の2倍にしようじゃありませんか」となって、2倍にしてしまった。GDP比2%ですよ、それまで1%だったのが。ところが、安倍さんは それを急に日本国内で言うわけにいかず...だって、戦後はずっとGDP比1%でやってきたわけです。それが突然2%...そこで、2年前の自民党総裁選の時に、高市さんという、安倍さんの言うことは何でも聞いちゃう女性がいたんですよ。今でもいますけどね。安倍さんは その高市さんを全面的に応援すると、ある日突然決めた。それで、泡沫候補だった高市さんが急に本命に近い候補になってしまった。その背景には安倍さんがいたわけです。そして安倍さんは、その高市さんを使って、防衛費の2倍―これを言わせた。高市さんがもうガンガン、ガンガン言ったわけです、総裁選挙の最中に。

そして米国も、そのことに関して側面で応援した。どういうことかと言うと、これは「台湾有事があるんだ」ということで、ずっと言ってきたわけです。米国のCSIS―ジャパンハンドラーが集まっている研究所ですけども―が台湾有事の時のシュミレーション等の研究を出したりしてますが、これ、全部ヤラセですよ。要するに、台湾有事なんか ありっこないんです。だけど、台湾有事を、そういうことデッチ上げないと、日本が突然、防衛費2倍なんて、国民は怒っちゃうじゃないですか。「狂ったか?!」と思っちゃいますよ。で、台湾有事ということを吹き込んだわけです。それで、「台湾有事、大変だ!日本の南西諸島、こっちの方の防衛を固めなくちゃいけない」ということで、防衛費2倍になったわけです。

ところが、日本が、岸田さんが昨年の12月に防衛費2倍と決めた瞬間に、ブリンケンが中国に急遽飛ぶことになった...そして今年の6月にブリケが飛んでいった。そこでブリンケンは習近平と会談し、「米国は台湾の独立に反対する」と伝えたわけです。中国が台湾に武力侵攻する条件はたった一つしかない。それは台湾が独立を目指した動きをする時なんです。ところが米国が それを支持しないと言ったことで、もう台湾の独立なんてのは遥か彼方に行ってしまった。勿論、「台湾の独立」派というのは、僕も台湾行って取材したからよく知ってます。しかし、本当に少ないんですよ、そういう政治勢力は無いんです、はっきり言えば。ということは、台湾有事の可能性なんてゼロなんです。

中国が台湾を欲しいのは、半導体を中心とする先端産業なんです。もし、台湾有事が起きて中国が台湾に攻め込んだら、そういう精密産業が壊滅状態になってしまう。それで中国は何の旨味もないじゃないですか。中国がそんなバカなことやるわけがない。しかし、日本の防衛費を2倍にするために台湾有事ということを(米国DSは)ずっと煽ってるわけです。どうですか、今、台湾有事なんて真面目に言ってる人いますか?いるわけないじゃないですか。そういうことなんですよ。それで結局、何が残ったかと言うと、日本の、全く意味のない防衛費の2倍ですよ。そして、もう一つ、それをファイナンスするために2050年代半ば過ぎまで大増税です、大増税!

もう具体的に出てますよ。普通の所得税、これ払うじゃないですか。払った後に特別所得税っていう紙、ピラッと来ますよね。あれが、本来、東北大震災のために、復興のために、2037年度まであったんです。それが何と、2057年度までですよ!僕の記憶によれば。そこまであのピラッとした紙が来るんです。はっきり言って、一生ものじゃないですか。一生増税ですよ。これ、岸田さんが、去年の年末に決めちゃったんですよ、何の反省もなく。どうですか?!...何のために決めたか。これは、保守岩盤層を引き留めるためです。どうですか、これで穏健リベラル層がついていきますか、岸田さんに?ついていくわけないじゃないですか。何のための防衛費2倍?何の意味があるんですか?本当に教えてほしいですよ!何の意味があるんですか?

ロッキード、レイセオンを喜ばせ、そして、米国の軍産複合体―ディープステイト、DSと呼ぶ人もいますけども―勿論、トランプ、バイデンだって そうです、それが中抜きですよ、中抜き天国!...我々、東京オリンピックで見てるじゃ ないですか。あれですよ、あれも米国、当然やってるに決まってるじゃないですか!ディープステイト/軍産複合体、そこが、日本人がせっせ、せっせと働いて、所得税せっせ、せっせと納めて、余計な特別所得税も収めてですよ、何のために働いてんのかな?と思って、そのお金は何処に行きますか?米国に行くんですよ、米国に!この高額兵器FMS協定によって。

そして、そのお金、米国で円からドル に変わったそのお金を、ドル紙幣を、(米国DSは)「どうも有難う!サンキューベリーマッチ!」ということで懐に入れてるわけです。これが、防衛費2倍―岸田さんが決めちゃった、簡単に―これの仕組みなんです。これが真実なんですよ!その元は安倍さんがトランプ相手にトランプを喜ばせるために、ということは、安倍さん自身が米国からの支持を得るために決めたものですよ。そして、そこに高市さんが利用されて―というか、高市さんも同じ穴の狢ですよ、これ―拍車を掛け、そして岸田さんも、何の批判力も、何の考える力もない岸田さんが、簡単に決めちゃって、どうですか、大増税ですよ、これから>
No.7
12ヶ月前
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A-1 台湾総統選 統一候補擁立を決めた野党側が 10 ポイント以上上回る 世論調査で(日テレ) 来年 1 月に行われる台湾総統選挙に向け、野党の国民党と民衆党が統一候補の擁立を決める中、新たな世論調査が 17 日、公表され、野党側が与党側を 10 ポイント以上、上回りました。 台湾の総統選挙をめぐっては、 15 日、最大野党・国民党と第 3 党の民衆党が、統一候補を擁立することで合意しました。複数の世論調査をもとに精査し、国民党の侯友宜氏と民衆党の柯文哲氏のいずれかが総統候補になり、もう一方が副総統候補にまわるとしています。 その後、 17 日に発表された台湾メディア・鏡新聞の最新の世論調査では、「柯文哲氏を総統候補、侯友宜氏を副総統候補」とした場合の支持率が 46.6 %で、与党・民進党の頼清徳氏側を 13.5 ポイント上回りました。これまで優勢だった与党側が逆転された形です。 また、「侯友宜氏を総統候補、柯文哲氏を副総統候補」と
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。