りゃんさん のコメント
このコメントは以下の記事についています
ウクライナの防空体制が不足、米国は日本に目を向ける、日本は米国政府が追加のパトリオット・ミサイルをキエフに移転できるよう防衛輸出ルールの大幅な政策転換を準備中 ( WP ) Running short on Ukraine air defenses, U.S. looks to Japan 、 日本は今週、数十発のパトリオット・ミサイルを米国に輸出できるようにする政策変更を正式にまとめると予想されており、これは ワシントンの備蓄を埋め戻す ことになる。そうすれば、キエフが今冬にロシアの空爆を懲らしめる準備を整える中、ウクライナは切実に必要とされているが、これによりワシントンはより高度な防空部隊をウクライナに派遣する柔軟性が得られるだろう。 この変更(防衛輸出規則の修正)は、パトリオット・システムには明示的に言及していないが、 バイデン政権の主要な要請に応えるものになるだろう と、進行中の協議について語るため匿名
基本的にいいと考えています。
まず、パトリオットというのは、北朝鮮が弾道ミサイルを撃ってきたときなどに日本国内での
配備が報道されているように、敵ミサイルを迎撃するために国内で使う防衛用兵器です。ロシアがミサイルあるいは同等の攻撃的な行動をとらなければ、使用の必要はありません(※)。
※ 記事中に「まだロシア領空にいた敵ヘリコプター3機とジェット機2機を撃墜した」とあるのは、もう少し詳細が必要だと感じますが、ウクライナ攻撃の意図がはっきりしていれば、自衛の範囲内だとわたしは考えています。
第二に、記事中にゼレンスキーが「キエフを守るための弾薬は「ほんの一握り」しか残っていないが、オデッサのような大都市をもっと守りたいと述べた」とあります。
いまはイスラエルのガザ虐殺が世界の耳目を集めていますが、ロシアもイスラエルに負けずに民間人・民間人用の発電所や病院などの施設を直接攻撃してきたことを忘れるべきではありません。
露宇戦争の性質には議論があり、わたしはここでは少数説(世間では通説)をとっていますが、ロシアの攻撃は直接民間人を狙っているとみるしかないとみられるものがあり、どっちの説からだろうと、それはゆるされるものではありません。パトリオットは、民間人を守るでしょう。
第三に、ロシアはウクライナへの核攻撃可能性を政権中枢が公言しています。パトリオットはロシアの核攻撃からウクライナの都市を守れる可能性があります。
周辺的事実としては、まず、日本はロシアのサハリン2のガスを買っています。これは、資源小国の日本としては、「日本はロシアに敵対しているのに売っていただいている」的思考になるヒトビトが多いとおもいますが、今現在の現実としては、ロシアにとって貴重な外貨源であり、ロシアの戦費になっています。
次に、日本の民生品(カメラなど)はすでにロシア産、あるいはロシアに輸出されている他国産の兵器の部品に使われています。
このように、日本は結果的にロシアを助けている面があり、防衛用の兵器をウクライナに間接供与するのはバランス的にもむしろ必要なことであると考えます。
手続き的に抜かりのないようおこない、世界に向けては堂々と説明すればいいとおもいます。
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