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りゃんさん のコメント

大ロシア主義(※)を推進し、守るために、戦争をしかけることに、多くのロシア人が驚愕しているだろう。

※ そのなかではプーチンはむしろ穏当なほうだとも聞くけれど

さて、素直に書くが、ちょっと驚いた。孫崎さんは、もしかして、プーチンを「反体制派」とおもっているのだろうか。たしかに、世界の「体制派」を米国を中心とする現在の秩序と考えれば、そう言えなくはない。だとしても、わたしにはプーチンが正義だとはとてもおもえない。「反体制派に正義あり」というのは、「反体制派がいつも正義だ」ということの証明にはならない。もちろん「世界の体制派が正義だ」といいたいのではない。

「体制派」か「反体制派」かというのは、相対的な評価軸にしかすぎない。そして革命でもあれば、逆転することすらある。

わたしは単に、「体制派」か「反体制派」かの軸でとらえることには限界があるのだとおもう。わたしだけでなく多くがそう考え、なにかもうちょっと絶対的な評価軸を見つけようとしているだろう。そうだとすれば、「体制派」か「反体制派」かにこだわるのは、官僚であったひとゆえの、一種の職業病か。ただし、自分が「体制派」であることをツユとも疑わない元官僚が圧倒的に多いなかで、孫崎さんは異彩を放ってきた。それがわたしを刺激してきたことは間違いない(孫崎さんと同じ結論にならなかったことが多いけれど)。
No.2
9ヶ月前
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1968年1月私はチェコにいた。この時期チェコでは「人間の顔をした社会主義」と呼ばれる「プラハの春」の真最中だった。経済における地方分権化と民主化を実施し言論の自由を認めた。私はロシア語を学び始めて1年半、ロシア語で何となく会話が出来る時である。プラハの市民は興奮し、自由に過去の政府批判やソ連批判を行っていた。 1968 年 8 月 20 日ソ連が指揮し 50 万人規模のワルシャワ条約機構軍軍と戦車がチェコに侵入した。同年9月私はモスクワ大学に入学した。社会主義を推進し、守るに言葉でなく戦車しかないことにロシア知識人は驚愕した。ソ連式「社会主義の正当性」の死である。  ソ連国内で知識階級を先頭に「反体制運動」が展開された。この中にチェリスト・ロストロポーヴィチがいた。 1951 年スターリン賞を受賞、世界のチェロ演奏の第一人者である。ロストロポーヴィチはソ連軍がプラハに侵攻したその日、ソ連国立交響楽団と共にロン
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。