• このエントリーをはてなブックマークに追加

中庸左派さん のコメント

個人的には、今、我が人生史上、一番、気楽かもしれない。これを幸せというのかどうなのか、それは分からない。ただ、気楽である、あまり大きな心配の種がない、というのは当然ストレスは少ない。

元々物欲的なものはすくなかったから、趣味(収集癖)もなかったので、個人的な嗜好のために散財することはなかった。必要最低限の生活資源(衣食住)は、今、全て安定的に確保出来ている。この先、債務超過にもなることはないだろう。

今のところ、高血圧やらなんやら、細かい数値上の問題を抱えているが、年相応と割りきっているし、要治療の問題は高血圧のみである。

若い頃は様々なプレッシャーと向き合わなければならなかったが、今はプレッシャーというものがほぼなくなり、惰性というか、日々のルーティンだけである。

不満といえば、日々流れてくるメディアからの偏向報道くらいである。

一方、個人的な境涯はともかく、世間を見渡してみれば、少子高齢化により社会の活力は低下の一途ではないか?地方から人が減り、自治体の消滅可能性も言われている。街を歩けば、空き家はアチコチに見えるようになった。商店街はシャッターばかり。オマケに円安で日本国の富はどんどん毀損しているし、GDPも下がる一方。政府債務残高は増大するばかりで、もはや後戻りできない水準になっていて、インフレにより債務を帳消しにするしかない状態。だから、これからインフレはズーッと続くのではないか?

そんな世相を見るにつけ、縮小日本というか、自滅しつつある日本において、どう日本人が「幸せ」を見つけるのかは実は大きなテーマなのだろう。特に、これからの若い世代は、日本人としてどのように生き、暮らしていくのか、シッカリとした見極めをしないといけないだろう。

私は、これからの日本人に必要な考え方としては、まずはアメリカ帝国や西欧と距離を置くことを推奨したい。その点は、ここでは展開しないが、インフレの終息が見通せないとすると、貧困の問題がますます深刻化する可能性がある。

湯浅誠氏は「溜め」という概念を使用して、貧困とはなにかを説明している。

-----------引用ここから-------------

私は「お金だけでなく、頼れる人間関係もなく、精神的にも疲弊し、自信を失い、自分の尊厳を守れなくなってしまう状態」と言っています。そして、それらをすべてひっくるめた概念として「溜め」という言葉を“発明”しました。人間関係や自信・尊厳といった精神的なものも含めた「溜め」があれば、多少のトラブルにはへこたれない。しかし、たとえ少々お金があっても、他の要素が伴わず、全体としての「溜め」が小さければ、ちょっとしたことでもくじけてしまう。それはお金だけの問題ではありません。お金は、貧困に陥らないための重要な要素の一つですが、そのすべてではない。

-----------引用ここまで------------

https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/500/115837.html

本文にある「幸せになる方法」ということは、貧困に陥らないための方策を別の角度から述べたことのように思える。

思い出したが、数十年前に、中野孝次氏の『清貧の思想』を呼んで非常に感銘を受けた。個人的には資本主義へのアンチテーゼを見いだした書であった。

しかし、今やグローバル資本主義の中で、ホントに自滅、没落しつつある日本である。その中にあって、日本人にとっての「幸せ」とはなにかを考える上で、特に若い人に一読を薦めたい。

https://kotobank.jp/word/%E6%B8%85%E8%B2%A7%E3%81%AE%E6%80%9D%E6%83%B3-161939
No.3
6ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
私達は誰もが幸せになることを望んでいる。幸せへの道を説く人多くいる。宗教家はその一つだ。米国では心理学の分野で「どうしたら 幸せ になれるか」を学問的に研究している人達人がいる。それらをみてみたい。次は 「幸福の教授」と称される キャサリン・サンダーソン・アマースト大学教授の講演・対話の一部である。 1:切断:特定の話題が不安を引き起こすことがわかっている場合は、その話題を避ける。 2 :参加。私たちのほとんどは、自分がコントロールできない状況では気分が悪くなる。しかし、実際に状況を変えるために今すぐに何かをすることができることがある。 3:与える。我々はしばしば、不特定な親切をする機会がある。ドライブインで次の列に並んでいる人のためにコーヒーを買う、カバンを運ぶ人やベビーカーを押す人のためにドアを開けておく、近所の人のために用事をするなど、これらの小さな計画外の善行が、自分の幸せを増すのであろうか?学術
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。