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中庸左派さん のコメント

現在の国際情勢を見る上で、重要なポイントは、アメリカ帝国が自壊自滅しつつあると見るか、それともアメリカ帝国の覇権は微動だにしないと見るか、だと考えている。

だが、ウクライナでの戦争におけるロシア優勢、イスラエルによるパレスチナ人大虐殺とハマス壊滅の行き詰まり、という厳然たる事実を見ると、少なくとも後者が見当違いだということは言えよう。

実際、最近、『エコノミスト』は、「リベラルな国際秩序は徐々に崩壊しつつある」
と題して、アメリカ帝国らが標榜する自由民主主義秩序の崩壊を予測するコラムを載せた。

https://archive.md/2024.05.10-001628/https://www.economist.com/leaders/2024/05/09/the-liberal-international-order-is-slowly-coming-apart

とはいえ、ゆでガエルのような我が日本国では、未だに「アメリカと同盟して中国に勝つ!」みたいな、御目出度い夢物語を語るムキは多い。

しかし、そんな中でもサブカルチャーの中では、アメリカ帝国の自壊、行き詰まりがテーマの映画は数多くある。

少し前は、マイケル・ムーア氏のドキュメンタリー作品が話題になった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%82%A2

少しずつだが、アメリカ帝国は確実に自壊自滅の道をたどっている。そう見るのが、私は正しいと考えている。

そんな中で、最近の自壊するアメリカ帝国がテーマの作品としては、前に紹介し、私も実際Netflixで視たが、『終わらない週末』(原題『Leave the World Behind』)が話題になった。

以下はRTの記事によるこの映画の解説だ。


------------引用ここから------------

グローバル・エリートがアメリカの自由民主主義にもたらす脅威はあまりにも明白であるため、架空のエイリアンに頼る必要はない。

1960年代以降のアメリカの世界的大国としての劇的な衰退と、文化的・政治的な内部崩壊が深刻化している現状を反映している。

1950年代、60年代のアメリカを特徴づけていた自己満足的な楽観主義を、知的で政治意識の高い現代のアメリカ人映画監督が受け入れるはずがない。

ブルックリンの中流階級の一家がロングアイランドの邸宅で休暇を過ごすが、次第にエリート層の政治的クーデターの一環であることが明らかになる一連の大異変に巻き込まれるというこの映画の筋書き


------------引用ここまで------------

https://www.rt.com/pop-culture/589661-film-predicts-american-apocalypse/

直近では、こんな映画がアメリカ帝国で公開されたそうだ。「分断されたアメリカで内戦勃発…A24衝撃作『CIVIL WAR』10.4日本公開決定」


https://www.cinematoday.jp/news/N0142691

私も見に行くつもりだ。いずれにせよ、こういう映画が作られることが、アメリカ帝国の実像の一側面であることは間違いない。

最近、YouTube上でアメリカ帝国の都市が崩壊しつつある、という問題を取り上げた動画を視た。

https://youtube.com/watch?v=WIlye3TKPjk&si=wgqv9IybuQQVp55i

この動画は、「アメリカの大都市は崩壊の瀬戸際にある。犯罪、ホームレス、社会不安、シャッターを閉じた店舗、空室だらけのオフィスビル、課税ベースの減少、住居を持たない移民の増加」と切り出す。日本では、あまり報じられないアメリカ帝国の実像なのだろうか?

また、YouTubeでは、私は最近次のような動画を視た。私はアメリカ帝国には行ったことないし、行く気も全くない。現地の実情は知るよしもない。テレビでは、私自身はドジャースタジアムで満員の観衆がオオタニに声援を送っている平和な光景しか視ていない。しかし、主流権威筋メディアが全く信用できないというのは、私の世界観だ。だから、信じる信じないはあなた次第、みたいなカンジで、オルタナティブなメディアからの情報にあたることも大事だと考えている。

そんな中で、アメリカ帝国内戦の信憑性を見極めたいと思っている。今、私はアメリカ帝国内戦はあながち絵空事ではないな、という見方に傾いている。

https://youtube.com/watch?v=jA7j1FwXkdk&si=d8D50HmnvsntlHwS

https://youtube.com/watch?v=x4L0PJgNXwc&si=HhclOHitvNMNXABg

https://youtube.com/watch?v=Fc8dAAYyzmY&si=vsCbfZI_ZzwjIzZO

https://youtube.com/watch?v=KhT2VaP3Rmw&si=WEhLLWWUWyFetosR
No.5
4ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
米国は今共和党と民主党の激しい対立にある。  民主党はトランプ大統領の再選を阻止するため、司法をも使い攻勢を強めている。目的―と乱費の大統領阻止を実現できるのであれば、如何なる手段も許されるとの態度である。  考えてみればいい。今トランプ大前統領に対する訴訟が起こっている。もしトランプ前大統領が立候補しなかったら、訴訟は起こっているか。多分ない。それら訴訟は、「司法の武器化」である。トランプ元大統領の資金の枯渇化と選挙に時間をさけない事を狙っている。  最早公正な選挙ではない。  バイデンが勝利すれば、トランプ支持グループは必ず対抗手段に出よう。  トランプが勝利すれば、報復手段に出よう。  今トランプ支持の強い、中西部、南部に州の独立の機運が出ている。30%程度にも達し決して小さな流れではない。 A-1  「 5 年以内に内戦の可能性」 米有権者 4 割が回答 保守系調査会社   米国が 5 年以内に内戦に陥る可能性が
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。