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りゃんさん のコメント

>>アイヒマンから、アーレントが抽出したある種の普遍的な人間の類型を凡庸な悪と呼べば良

これが間違い。わたしは「「何も考えずに命令に従っていただけ」という理解は、そもそものアレント理解として間違っている」と書いてるでしょ。
「エルサレムのアイヒマン」でアレントは、「上からの命令を粛々とこなした小役人」として描いてはいないんですよ。これはオタク議論以前のはなしなんで、「上からの命令を粛々とこなした小役人」の「悪の凡庸さ」をアレントやアイヒマンと結びつけるのは、単に「エルサレムのアイヒマン」を自分は読んだことがありません、と自白しているのと同じですね。

アイヒマンやアレントと独立して勝手な概念として「凡庸な悪」というのは別にかまわないけど、だったら「アイヒマンは凡庸な悪の象徴だ」(17)とはいわないことですね。
No.21
5ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
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孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。