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フレデイ タンさん のコメント

G7は通貨供給を増大させれば経済成長するといういわばドグマを信じて実行しているのですが、その真の狙いは通貨の交換価値を減殺し国家財政負担を将来に亘って徐々に軽減する、言い換えれば、一般大衆への負担(税金)を増大させる、ということなんです。その狙いを知らない日本のB層は株価が上がるので喜んでますが、マクロで言えば、貧富の差が拡大し、経済が沈滞するということなんです。

その欺瞞を真っ向から拒絶し独自の金融財政論を展開し、着々と成果を上げている国が実はロシアなんです。プーチンは米国のドル基軸通貨をターゲットにし敢然と戦い始めているのです。ロシアのその動きにブレーキになっているのが中国なんです。これまで中国は米に倣ってマネーサプライ増による経済成長を信じて来ましたが、最近になってその欺瞞に気付き、ロシア方式への転換を始めたところです。中国当局にとって巨艦の方向を変える訳ですから、修正に時間がかかります、が、いずれにせよ国際貿易はロンドンやニューヨークの金融ネットワークをバイパスした形で行われることになるでしょう。
No.7
5ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
世界経済 GDP では、中国は購買力ベースで米国を抜いた。  貿易では輸出はつぎのとおりである。‘ CIA world factbook) 1         China          $3,716,000,000,000           2022 est. 2          United States        $3,018,000,000,000            2022 est. 3          Germany               $2,060,000,000,000            2022 est. 4          United Kingdom    $1,024,000,000,000            2022 est. 5          France              $1,013,000,000,000              2022 est. 6   
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。