中庸左派さん のコメント
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石破氏は、 自民党の中で、 最も安全保障通 の一人である。福田康夫内閣時、 2007 年 9 月 26 日 - 2008 年 8 月 2 日防衛大臣である。安全保障問題を学んでいる。では彼は米国の安全保障関係者に歓迎されるか。多分否であろう。 ハーバード大学教授のグレアム・アリソン(1940年生まれ)。キューバ危機を分析『決定の本質』で学術的地位、クリントン政権国防次官補、H大ケネディ行政大学院の初代院長(は:「新しい勢力圏と大国間競争」の中で、「冷戦―(米国圏、ソ連圏という)勢力圏の構築。 勢力圏とは:他国が服従することを求めるか、支配的影響力を行使できる空間 冷戦の終結とはー「世界全体が実質的な勢力圏に、 the world was compelled to play largely by American rules, or else face a steep price, from crippling san
何故なら、この発想の頼みであるアメリカ帝国は既に没落が始まっている。今後、誰がアメリカ帝国大統領になろうと、混乱は収まらないのではないか?
欧州は既に、移民を巡り対立が深まっている。また、ウクライナの敗戦は確定し、あとはどうロシアの言う通りにすることをウクライナが飲み込むかどうか、で長期的時間がかかるかどうか、というカンジ。要はウクライナがいつまで悪あがきするか、というだけの問題だ。
つまり、アメリカ帝国や西側欧州は、ロシアに敗北しつつある。
要するに、中露やグローバルサウスは、少なくとも、アメリカ帝国の覇権を堀崩してきた。
しかるに、相も変わらず、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、とか、これからはアメリカ帝国との二国間協定(日米相互防衛条約)の時代だ、とか、あくまでアメリカ帝国にすがる思考様式に囚われているムキがある。
この間違いの背景には、アメリカ帝国は没落しているという事実認識がない、非現実的思い込みがある。結果的に、没落するアメリカ帝国にすがるメンタリティー。私は全く理解しがたいのである。事実現実を冷静に見極められない愚かな日本人。
ま、アメリカ帝国からの拝米洗脳にやられて、合理的思考力を失っている日本人は多い。それを嘆いても仕方ないのだろう。この国はB層ばかりだ。
となると、問題は、政治家、政治指導者がどんなメッセージを国民に伝えるか、だ。
岸田首相や小泉進次郎氏は、アメリカ帝国への従属のメッセージを国民に伝えた印象だった。
石破氏は地位協定の見直しに言及したことは、私は好感を持つ。だが、アジア版NATOとか、アメリカ本土に自衛隊基地をという提唱には首をかしげている。
今、日本の政治指導者に問われているのは、アメリカ帝国との距離をどうとるか、だろう。まして、日本において集団的自衛権は憲法上認められないのに、アジア版NATOというアドバルーンを上げるのは軽佻浮薄ではないか?また、アメリカ本土に自衛隊基地を、という発想も、日米安保体制により基地を提供させられている基地周辺住民の負担と不満からは、ズレた提案だ。
問題は、あくまで、戦後もうすぐ80年、いつまで日米安保体制があるのか?米軍基地はいつまで我が物顔で、日本の地域住民をふみつけるのか?
この点で、石破氏がどう動くのか、私の注目点はそれだけだ。
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