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アメリカの安全保障関係者は石破氏を歓迎するか。米国は今や安全保障で、「同盟国」に追随だけを求める。この中石破氏の「日米地位協定の改定」「アジア版NATOの創設」への志向を米国は歓迎するか。歓迎しない。この中石破氏は実現にむけ動くか、止めてしまうか。
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アメリカの安全保障関係者は石破氏を歓迎するか。米国は今や安全保障で、「同盟国」に追随だけを求める。この中石破氏の「日米地位協定の改定」「アジア版NATOの創設」への志向を米国は歓迎するか。歓迎しない。この中石破氏は実現にむけ動くか、止めてしまうか。

2024-09-29 07:27
  • 11

 石破氏は、自民党の中で、最も安全保障通の一人である。福田康夫内閣時、2007926 - 200882日防衛大臣である。安全保障問題を学んでいる。では彼は米国の安全保障関係者に歓迎されるか。多分否であろう。
  ハーバード大学教授のグレアム・アリソン(1940年生まれ)。キューバ危機を分析『決定の本質』で学術的地位、クリントン政権国防次官補、H大ケネディ行政大学院の初代院長(は:「新しい勢力圏と大国間競争」の中で、「冷戦―(米国圏、ソ連圏という)勢力圏の構築。 勢力圏とは:他国が服従することを求めるか、支配的影響力を行使できる空間
冷戦の終結とはー「世界全体が実質的な勢力圏に、the world was compelled to play largely by American rules, or else face a steep price, from crippling san

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先生のご説明で石破氏の立場がよく分かりました。

私は日本の目指すべき外交は現にインドやトルコが取っているような外交なんだとずっと思っているんです。石破氏の発する言語の文脈にそのような雰囲気がちっともないのに落胆してます。

米国はしたたかです。石破氏の「台湾の民主主義の強力な支持者」の部分を引きずりまわして石破氏を結局のところゼレンスキーやネタニアフみたいな第三の役者に仕立て上げるのではないでしょうか。

石破氏は「台湾有事」みたいな言葉こそ使わないが、沖縄を中心にした南西諸島の国土防衛を声高に強調してます。そこで登場する国土には中国海の南西部にあるサンゴ礁も含まれていると解釈されても不思議ではないトーンが漂っているのです。

No.2 1ヶ月前

>>1
西欧に近い政治体制とはどういうものか教えて下さいな。

以下は私見です。
日本の現在の政治体制は地方の一人一区で選出された代議士がまるで幕末の大名諸侯みたいに国会の過半を占めていることから出来上がっているので今後も変わらない。変わるとすれば、石破氏が中国と実力で渡り合って敗北する時ではないでしょうか。

東条は米国にぶつかり自ら軍部を壊しましたが、石破は尖閣、台湾を取りに行き敢えて敗北して自らの基盤たる小選挙区と天皇制を失うのではないでしょうか。

No.3 1ヶ月前

>>3
自民党は保守党と言われます。そして国土防衛を連呼します。しかし、今時、日本の領土を取りに来る国は無いのです。従いまして、自民党の保守とは小選挙区と天皇を守ることだと私は考えますが、中国と戦争するのを党是としてます。

中国が勝てば、この二つは間違いなく潰されます。安全保障を真剣に考えるなら、中国と互恵するのがベストの選択となるのです。実に簡単な算術だと思うのですが、非ニュートン系数学みたいに取り扱うのはなぜか、分かりません。

No.4 1ヶ月前

>>3
この時点では、西欧の「人権」リベラリズムを意識し、アジアの「家族主義」と対比していました。特に日本の場合は「和の精神」を意識していました。
石破氏が、「LGBT」とか「選択的夫婦別姓」など「人権」面で米国の政治体制に立憲と手を組むのではないかと見ていたのです。

今日知ったことであるが、ハドソン研究所が9月半ばに石破氏にアジア版「NATO」について質問し回答があったようだ。核の持ち込みを前提にしており、憲法改正が必要であり、今後野党と選挙の前にアジア版「NATO」についての議論が必要になっている。リベラルとみていたが、高市氏より右傾化が強く、石破氏をよく理解できない。自民党議員で選挙目当てに石破氏を選んだ人は真逆の主張になってしまう。

No.5 1ヶ月前

日本の国益を考えるなら、もっとも悪手というべきものは、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、みたいな短絡的嫌中姿勢だ。

何故なら、この発想の頼みであるアメリカ帝国は既に没落が始まっている。今後、誰がアメリカ帝国大統領になろうと、混乱は収まらないのではないか?

欧州は既に、移民を巡り対立が深まっている。また、ウクライナの敗戦は確定し、あとはどうロシアの言う通りにすることをウクライナが飲み込むかどうか、で長期的時間がかかるかどうか、というカンジ。要はウクライナがいつまで悪あがきするか、というだけの問題だ。

つまり、アメリカ帝国や西側欧州は、ロシアに敗北しつつある。

要するに、中露やグローバルサウスは、少なくとも、アメリカ帝国の覇権を堀崩してきた。

しかるに、相も変わらず、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、とか、これからはアメリカ帝国との二国間協定(日米相互防衛条約)の時代だ、とか、あくまでアメリカ帝国にすがる思考様式に囚われているムキがある。

この間違いの背景には、アメリカ帝国は没落しているという事実認識がない、非現実的思い込みがある。結果的に、没落するアメリカ帝国にすがるメンタリティー。私は全く理解しがたいのである。事実現実を冷静に見極められない愚かな日本人。

ま、アメリカ帝国からの拝米洗脳にやられて、合理的思考力を失っている日本人は多い。それを嘆いても仕方ないのだろう。この国はB層ばかりだ。

となると、問題は、政治家、政治指導者がどんなメッセージを国民に伝えるか、だ。

岸田首相や小泉進次郎氏は、アメリカ帝国への従属のメッセージを国民に伝えた印象だった。

石破氏は地位協定の見直しに言及したことは、私は好感を持つ。だが、アジア版NATOとか、アメリカ本土に自衛隊基地をという提唱には首をかしげている。

今、日本の政治指導者に問われているのは、アメリカ帝国との距離をどうとるか、だろう。まして、日本において集団的自衛権は憲法上認められないのに、アジア版NATOというアドバルーンを上げるのは軽佻浮薄ではないか?また、アメリカ本土に自衛隊基地を、という発想も、日米安保体制により基地を提供させられている基地周辺住民の負担と不満からは、ズレた提案だ。

問題は、あくまで、戦後もうすぐ80年、いつまで日米安保体制があるのか?米軍基地はいつまで我が物顔で、日本の地域住民をふみつけるのか?

この点で、石破氏がどう動くのか、私の注目点はそれだけだ。

No.6 1ヶ月前

>>5
なるほど。そうですか。

お答えいただきありがとうございます。

No.7 1ヶ月前

石破には興味なかったが、これを機会に少し調べてみたところ、以前から核共有論などを言っていたことを知った。

石破は老練な政治家であり、「アジア版NATO」にしても、当人はその構想は容易な実現は不可能であることは百も承知で、核共有のほうの議論の呼び水にするために言い出したのかもしれないとおもった。現に米国シンクタンクが興味を示しているわけであり、日本の首相が核共有を継続的に言っているとなれば、米国もなんらかの反応を示す可能性はある。

そういえば安倍も核共有をいってなかったけと連想して調べたところ、2022年の3月(すでに退陣後)「ウクライナが核共有を実施しているNATOに加盟していれば、ロシアの侵攻はなかったのではないかと指摘したうえで、日本も議論を進める必要があると強調」したという記事をみつけた。(安倍がロシアにシンパシーを示したという記事は孫崎さんは何度もあげたが、こういう記事はあげない)。

わたしはもちろん核の傘などないとおもっているから、自主核武装論者なのだが、一方で、ウクライナがNATOに加わっていれば、ウクライナはロシアに攻められなかったともおもう。ふつうに呼吸して生きていれば多くのひとびとが同意しそうなことなのだが、ミニコミばかり読んで、アタマの中で妄想ふくらませているヒトには、これがどうもわからないらしい。

具体的な政治には時間がかかり、そのなかで最善の策が選べなくても仕方がない場合もあるだろう。

はなしを石破にもどすと、しばらくは様子をみようという考えになった。

No.9 1ヶ月前

理論家(ミニコミ読者のことではなく、まともな部類の理論家)のはなしをきいていると、核をもつかもたないかでデジタルに区別している議論をよくみる。こういう抽象化は、わかりやすいが、実際はそう簡単ではない。

みていればわかるように、北朝鮮もある意味核保有の途上だ。SLBMまでもてれば一応核保有完成だというが、この意味では、中共でさえ、まだ十分とはいえない。もちろん、まともな理論家は、そんなことはわかったうえで、まともな読者に理論を説いているのだが、アタマがわるいと、それが抽象化された理論だということがわからないようだ。

No.10 1ヶ月前

>>10
>>9
核ですか。核をもって中ロを脅したいですか?

中ロはずっと脅され現在の強国に成長しました。

脅しは効かない。日本の核保有、米国が許しません。勿論、日本人も許しません。

No.11 1ヶ月前

>>9>>10

>一方で、ウクライナがNATOに加わっていれば、ウクライナはロシアに攻められなかったともおもう。

事実現実を認めず、妄想の世界に生きているB層にありがちな発想。無意味な幻想。

思わず、笑ってしまった。

事実現実は、ウクライナがNATOに加盟する動きを見せたから、ロシアは特別軍事作戦を開始した。

事実現実を認めないのがB層の特徴だ。

で、質問。オヌシ、ウクライナはNATOに加盟できると思うのか?

あと、SLBM?ロシア、中国、北朝鮮、SLBM持ってるけど。日本には核の傘ないのだろ?オヌシも、さすがに認めたよな、で、オヌシの嫌いな中露は日本に攻めてこないけど。なんで?

この本質的質問には、チャンと答えるべき、と思うがな。

ジブンの頭で考えず、小泉とか上念とか、テレビに出て「大本営発表」している連中を鵜呑みにしているのがB層だ(あ、上念はYouTuberか?)

小泉とか、上念あたりを参考にしているヒトは理論は無いだろう。こういう連中は賢いとは言い難いな。お疲れ様。

No.13 1ヶ月前
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