石破氏は、自民党の中で、最も安全保障通の一人である。福田康夫内閣時、2007年9月26日 - 2008年8月2日防衛大臣である。安全保障問題を学んでいる。では彼は米国の安全保障関係者に歓迎されるか。多分否であろう。
ハーバード大学教授のグレアム・アリソン(1940年生まれ)。キューバ危機を分析『決定の本質』で学術的地位、クリントン政権国防次官補、H大ケネディ行政大学院の初代院長(は:「新しい勢力圏と大国間競争」の中で、「冷戦―(米国圏、ソ連圏という)勢力圏の構築。 勢力圏とは:他国が服従することを求めるか、支配的影響力を行使できる空間
冷戦の終結とはー「世界全体が実質的な勢力圏に、the world was compelled to play largely by American rules, or else face a steep price, from crippling san
孫崎享のつぶやき
アメリカの安全保障関係者は石破氏を歓迎するか。米国は今や安全保障で、「同盟国」に追随だけを求める。この中石破氏の「日米地位協定の改定」「アジア版NATOの創設」への志向を米国は歓迎するか。歓迎しない。この中石破氏は実現にむけ動くか、止めてしまうか。
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 健康寿命が長い人は「脚力」「バランス力」「柔軟力」「握力」が高い。「脚力」は歩くための筋力。特に鍛えたいのは、尻や太ももといった下半身の大きな筋肉。歩く、立つ、座るなど、生活動作に大きく影響。 「バランス力」は転倒しないための筋力。ペットボトル開けられないは要注意。 16時間前
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 2日前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 3日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 4日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 5日前
コメント
コメントを書く石破氏は、リーダーとして不適格である。将来展望を明確にせず、また的外れであり、現前の現象面をグダグダ言っているに過ぎない。そんなことをしていては日本がいつの間にか消えてしまう。
石破氏の安全保障同盟の有機的結合はもっともらしく聞こえるが、細部を詰めていくと不可能となる。
「ねばねば論法」は、マクロを見て、ミクロをいえば話が論理性を持つが、最後のあるべき姿が不明確というより出そうとしていないというより出せないといえる。10分の話を「ねばねば論法」で数時間かけて、結局結論が出ないようなものである。
何もできない人であり、対米従属、対中従属は岸田氏と結局同じになるんでしょう。
唯一の救いは、立憲が野田氏になり、後見役が小沢一郎であり、「保革合同が福田氏とまとめられなかった過去のの苦い経験が、今回はまとめ上げられるかもしれない」ことである。自民党は分裂する。立憲も分裂するか。西欧に近い政治体制に近づいていくのでしょうか。
先生のご説明で石破氏の立場がよく分かりました。
私は日本の目指すべき外交は現にインドやトルコが取っているような外交なんだとずっと思っているんです。石破氏の発する言語の文脈にそのような雰囲気がちっともないのに落胆してます。
米国はしたたかです。石破氏の「台湾の民主主義の強力な支持者」の部分を引きずりまわして石破氏を結局のところゼレンスキーやネタニアフみたいな第三の役者に仕立て上げるのではないでしょうか。
石破氏は「台湾有事」みたいな言葉こそ使わないが、沖縄を中心にした南西諸島の国土防衛を声高に強調してます。そこで登場する国土には中国海の南西部にあるサンゴ礁も含まれていると解釈されても不思議ではないトーンが漂っているのです。
>>1
西欧に近い政治体制とはどういうものか教えて下さいな。
以下は私見です。
日本の現在の政治体制は地方の一人一区で選出された代議士がまるで幕末の大名諸侯みたいに国会の過半を占めていることから出来上がっているので今後も変わらない。変わるとすれば、石破氏が中国と実力で渡り合って敗北する時ではないでしょうか。
東条は米国にぶつかり自ら軍部を壊しましたが、石破は尖閣、台湾を取りに行き敢えて敗北して自らの基盤たる小選挙区と天皇制を失うのではないでしょうか。
>>3
自民党は保守党と言われます。そして国土防衛を連呼します。しかし、今時、日本の領土を取りに来る国は無いのです。従いまして、自民党の保守とは小選挙区と天皇を守ることだと私は考えますが、中国と戦争するのを党是としてます。
中国が勝てば、この二つは間違いなく潰されます。安全保障を真剣に考えるなら、中国と互恵するのがベストの選択となるのです。実に簡単な算術だと思うのですが、非ニュートン系数学みたいに取り扱うのはなぜか、分かりません。
>>3
この時点では、西欧の「人権」リベラリズムを意識し、アジアの「家族主義」と対比していました。特に日本の場合は「和の精神」を意識していました。
石破氏が、「LGBT」とか「選択的夫婦別姓」など「人権」面で米国の政治体制に立憲と手を組むのではないかと見ていたのです。
今日知ったことであるが、ハドソン研究所が9月半ばに石破氏にアジア版「NATO」について質問し回答があったようだ。核の持ち込みを前提にしており、憲法改正が必要であり、今後野党と選挙の前にアジア版「NATO」についての議論が必要になっている。リベラルとみていたが、高市氏より右傾化が強く、石破氏をよく理解できない。自民党議員で選挙目当てに石破氏を選んだ人は真逆の主張になってしまう。
日本の国益を考えるなら、もっとも悪手というべきものは、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、みたいな短絡的嫌中姿勢だ。
何故なら、この発想の頼みであるアメリカ帝国は既に没落が始まっている。今後、誰がアメリカ帝国大統領になろうと、混乱は収まらないのではないか?
欧州は既に、移民を巡り対立が深まっている。また、ウクライナの敗戦は確定し、あとはどうロシアの言う通りにすることをウクライナが飲み込むかどうか、で長期的時間がかかるかどうか、というカンジ。要はウクライナがいつまで悪あがきするか、というだけの問題だ。
つまり、アメリカ帝国や西側欧州は、ロシアに敗北しつつある。
要するに、中露やグローバルサウスは、少なくとも、アメリカ帝国の覇権を堀崩してきた。
しかるに、相も変わらず、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、とか、これからはアメリカ帝国との二国間協定(日米相互防衛条約)の時代だ、とか、あくまでアメリカ帝国にすがる思考様式に囚われているムキがある。
この間違いの背景には、アメリカ帝国は没落しているという事実認識がない、非現実的思い込みがある。結果的に、没落するアメリカ帝国にすがるメンタリティー。私は全く理解しがたいのである。事実現実を冷静に見極められない愚かな日本人。
ま、アメリカ帝国からの拝米洗脳にやられて、合理的思考力を失っている日本人は多い。それを嘆いても仕方ないのだろう。この国はB層ばかりだ。
となると、問題は、政治家、政治指導者がどんなメッセージを国民に伝えるか、だ。
岸田首相や小泉進次郎氏は、アメリカ帝国への従属のメッセージを国民に伝えた印象だった。
石破氏は地位協定の見直しに言及したことは、私は好感を持つ。だが、アジア版NATOとか、アメリカ本土に自衛隊基地をという提唱には首をかしげている。
今、日本の政治指導者に問われているのは、アメリカ帝国との距離をどうとるか、だろう。まして、日本において集団的自衛権は憲法上認められないのに、アジア版NATOというアドバルーンを上げるのは軽佻浮薄ではないか?また、アメリカ本土に自衛隊基地を、という発想も、日米安保体制により基地を提供させられている基地周辺住民の負担と不満からは、ズレた提案だ。
問題は、あくまで、戦後もうすぐ80年、いつまで日米安保体制があるのか?米軍基地はいつまで我が物顔で、日本の地域住民をふみつけるのか?
この点で、石破氏がどう動くのか、私の注目点はそれだけだ。
>>5
なるほど。そうですか。
お答えいただきありがとうございます。
>>10
>>9
核ですか。核をもって中ロを脅したいですか?
中ロはずっと脅され現在の強国に成長しました。
脅しは効かない。日本の核保有、米国が許しません。勿論、日本人も許しません。
>>9>>10
>一方で、ウクライナがNATOに加わっていれば、ウクライナはロシアに攻められなかったともおもう。
事実現実を認めず、妄想の世界に生きているB層にありがちな発想。無意味な幻想。
思わず、笑ってしまった。
事実現実は、ウクライナがNATOに加盟する動きを見せたから、ロシアは特別軍事作戦を開始した。
事実現実を認めないのがB層の特徴だ。
で、質問。オヌシ、ウクライナはNATOに加盟できると思うのか?
あと、SLBM?ロシア、中国、北朝鮮、SLBM持ってるけど。日本には核の傘ないのだろ?オヌシも、さすがに認めたよな、で、オヌシの嫌いな中露は日本に攻めてこないけど。なんで?
この本質的質問には、チャンと答えるべき、と思うがな。
ジブンの頭で考えず、小泉とか上念とか、テレビに出て「大本営発表」している連中を鵜呑みにしているのがB層だ(あ、上念はYouTuberか?)
小泉とか、上念あたりを参考にしているヒトは理論は無いだろう。こういう連中は賢いとは言い難いな。お疲れ様。