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りゃんさん のコメント

石破には興味なかったが、これを機会に少し調べてみたところ、以前から核共有論などを言っていたことを知った。

石破は老練な政治家であり、「アジア版NATO」にしても、当人はその構想は容易な実現は不可能であることは百も承知で、核共有のほうの議論の呼び水にするために言い出したのかもしれないとおもった。現に米国シンクタンクが興味を示しているわけであり、日本の首相が核共有を継続的に言っているとなれば、米国もなんらかの反応を示す可能性はある。

そういえば安倍も核共有をいってなかったけと連想して調べたところ、2022年の3月(すでに退陣後)「ウクライナが核共有を実施しているNATOに加盟していれば、ロシアの侵攻はなかったのではないかと指摘したうえで、日本も議論を進める必要があると強調」したという記事をみつけた。(安倍がロシアにシンパシーを示したという記事は孫崎さんは何度もあげたが、こういう記事はあげない)。

わたしはもちろん核の傘などないとおもっているから、自主核武装論者なのだが、一方で、ウクライナがNATOに加わっていれば、ウクライナはロシアに攻められなかったともおもう。ふつうに呼吸して生きていれば多くのひとびとが同意しそうなことなのだが、ミニコミばかり読んで、アタマの中で妄想ふくらませているヒトには、これがどうもわからないらしい。

具体的な政治には時間がかかり、そのなかで最善の策が選べなくても仕方がない場合もあるだろう。

はなしを石破にもどすと、しばらくは様子をみようという考えになった。
No.9
1ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
  石破氏は、 自民党の中で、 最も安全保障通 の一人である。福田康夫内閣時、 2007 年 9 月 26 日 - 2008 年 8 月 2 日防衛大臣である。安全保障問題を学んでいる。では彼は米国の安全保障関係者に歓迎されるか。多分否であろう。    ハーバード大学教授のグレアム・アリソン(1940年生まれ)。キューバ危機を分析『決定の本質』で学術的地位、クリントン政権国防次官補、H大ケネディ行政大学院の初代院長(は:「新しい勢力圏と大国間競争」の中で、「冷戦―(米国圏、ソ連圏という)勢力圏の構築。 勢力圏とは:他国が服従することを求めるか、支配的影響力を行使できる空間 冷戦の終結とはー「世界全体が実質的な勢力圏に、 the world was compelled to play largely by American rules, or else face a steep price, from crippling san
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。